「一方」って英語でなんて言う?「一方的」「~になる一方」などの英語表現

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「彼は大金持ちだ。一方、彼の弟は一文無しである。」「彼女は辛い物が好きだ。一方、彼女の旦那は甘いものが好きである」のように「一方」という言葉は日常生活でよく登場します。皆さんは、この「一方」を英語で言うことができますか?最も一般的な表現はon the other handですね。実は、on the other hand以外にも「一方」を表す英語表現は、たくさんあります。

また、「一方」には、「一方的」「~になる一方」「一方通行」など、様々な派生表現が存在します。この記事では、「一方」が付く英語フレーズをまとめて紹介します。

「一方で」の英語表現

まずは、「AはXXである。一方で、BはXXである。」の「一方」を英語で言う方法を見ていきましょう。

on the other hand

on the other handは聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。使い方を解説しますね。

I like reading books. On the other hand, my brother likes watching movies.
(私は本を読むのが好きです。一方、私の兄は映画を見るのが好きです。)

This store gets very crowded in the morning. On the other hand, it has few customers at night.
(このお店は朝、とても混みます。一方、夜はほとんどお客さんがいません。)

My mother is strict to others. On the other hand, my father is kind to others.
(私の母は他人に厳しいです。一方、私の父は他人に親切です。)

on the other handを使うときは、2つの手を想像しましょう。一つの手では、XXだけれども、もう一つの手では、○○ですというように、2つの手を対比しているイメージですね。なお、英文の場合は、on the other handのあとは、カンマを打つのを忘れないように注意しましょう。

on the flip side

上記で紹介した、on the other handは書き言葉、話し言葉両方で使うことができますが、今から紹介するon the flip sideは話し言葉によく使われるフレーズです。

This area is very quiet and safe. On the flip side, it is not convenient.
(この地域は静かで安全です。一方、便利ではありません。)

It is important to save money. On the flip side, it is also important to invest in yourself.
(節約することは大切です。一方、自己投資することも大切です。)

He is good at speaking English. On the flip side, he is bad at listening to English.
(彼は英語を話すのが得意です。一方、彼は英語を聞くのは不得意です。)

on the flip sideはあまり聞く機会がないかもしれませんが、ネイティブスピーカーはよく会話の中で使います。英会話に取り入れると、こなれた雰囲気を醸し出すことができますよ。

at the same time

at the same timeは直訳すると、「同時に」「同じ時間に」となります。例えば、

My friend and I arrived there at the same time.
(私の友達と私はそこに同じ時間につきました。)

といった感じで使うことができます。この使い方以外に、

He is a doctor and at the same time he is a father of two children.
(彼は医者です。しかし、同時に二児の父でもあります)

といった使い方もできます。上記の文を言い換えると、「彼は医者である一方で、二児の父でもあります。」となります。

もう少し例文を見てみましょう。

I felt really tired, but at the same time satisfied.
(私はとても疲れました。一方で満足感もありました。)

I think the hamburger is really tasty, but at the same time I think it is too expensive.
(そのハンバーガーはとてもおいしいと思います。一方で高すぎるとも思います。)

このように2つの異なることを対比したい場合には、at the same timeの前にbutをつけて、but at the same time(しかし同時に)と言います。

while

whileは「~する間に」と覚えている人も多いでしょう。

While my children were playing outside, I was watching TV at home.
(私の子供たちが外で遊んでいる間、私は家でテレビを見ていました。)

whileには、この使い方以外にも「一方」を表す用法もあります。例文をご紹介します。

While the steak tasted really delicious, it was a little bit too greasy.
(そのステーキはとてもおいしかったですが、一方でちょっと脂っぽかったです)

While I like to eat out at a restaurant, my wife likes to eat at home.
(私はレストランで外食するのが好きな一方、私の妻は家で食べるのが好きです。)

He is very rich, while his brother is broke.
(彼は大金持ちだが、彼の弟は一文無しです。)

whileは文頭に置くこともできますし、文中に置くこともできます。ちなみに、brokeは「一文無し」という意味の単語です。「壊れている」を意味するbrokenと間違えやすいので注意しましょう。

whereas

whereasはwhileと使い方は同じですが、whileに比べると少し固い印象の単語です。口語として使う人もたまにいますが、論文や英字新聞などで見かけることのほうが多いです。

You speak English really fluently, whereas my English is not really good.
(あなたは英語を流暢に喋ります。一方、私の英語は上手ではありません。)

My father drinks tea in the morning, whereas I drink coffee in the morning.
(私の父は朝、紅茶を飲みます。一方、私は朝、コーヒーを飲みます。)

Whereas Japan is experiencing a population decline, America is experiencing a population increase.
(日本の人口は減少しています。一方、アメリカの人口は増加しています。)

whereasを使って文章を作るときは、一つ目の文章のあとに、カンマを打つことを忘れないようにしましょう。whileを使って文章を作る時も同じルールが適応されます。whereasの発音は少し難しいですが、カタカナで書くと「フゥェアラァズ」となります。オンライン辞書で発音を調べて、練習してみてください。

Having said that

次に紹介するのは、「とはいえ」を意味するHaving said thatです。使い方としては、「何か意見を述べる→Having said that(とはいえ)→先に述べた意見と逆の意見を述べる」という形です。例文を使って解説しますね。

He speaks French really well. Having said that, he makes grammatical mistakes from time to time.
(彼はフランス語をとても上手に喋ります。とはいえ、たまに文法的なミスもします。)

Japan is such a safe country. Having said that, it is not a good idea for a woman to walk alone at night.
(日本はとても安全な国です。とはいえ、女性が一人で夜に歩くのはやめておいた方が良いです。)

It is really difficult to get into the university. Having said that, I don‘t think it’s impossible to pass the entrance exam if you study hard.
(その大学に入学するのは非常に難しいです。とはいえ、一生懸命勉強すれば、入学試験に受かるのは不可能ではないと思います。)

Having said thatの言い換え表現として以下のフレーズがあげられます。どれも「とはいえ」「とは言っても」「とは言うものの」という意味になります。

・That being said
・That said
・That being said
・With that being said

「一方的」の英語表現

次に「一方的」を意味する英語表現をチェックしましょう。

「一方的な」という形容詞を英語でone-sidedと言います。

・one-sided opinion(一方的な意見)
・one-sided game(一方的な展開の試合)
・one-sided claim(一方的な主張)
・one-sided conversation(一方的な会話)
・one-sided interpretation(一方的な・偏った解釈)

「一方的な」の反意語は「相互的な」です。one-sided conversationは片方の人だけが喋り続けて、もう一人の人が聞き役に回るような会話のことですね。

「一方的に」という副詞を英語でone-sidedlyと言います。

He insisted on his opinion one-sidedly.
(彼は彼の意見を一方的に押し付けてきた。)

She just kept talking one-sidedly and never asked me questions.
(彼女は一方的に話していて、一度も私に質問をしてきませんでした。)

keep ~ingは「~し続ける」という意味になります。neverは否定の役割があり、「一度も~しない」といった意味です。

「~になる一方」の英語表現

次に、「~になる一方」という英語フレーズを勉強していきましょう。

only going to get+比較級

It’s only going to get warmer.
(温かくなる一方です。)

It’s only going to get more difficult.
(難しくなる一方です。)

It’s only going to get more complicated.
(複雑になる一方です。)

文中にonlyを入れることにより「~する一方」というニュアンスが出ます。

get+比較級+比較級

The situation will get worse and worse. We have to do something.
(状況は悪化する一方です。私たちは何かをする必要があります。)

I lost my job and I was getting poorer and poorer.
(私は職を失って、貧しくなる一方だった。)

getには「~になる」という意味があります。例えば、I got tired.(私は疲れました。)は通常の状態から、疲れた状態になった、という意味です。be動詞とgetは区別して使うようにしましょう。

「一方通行」の英語表現

「一方」と聞くと、「一方通行」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。あわせて「一方通行」に関する英語フレーズを学習しましょう。

This is a one-way street.
(この道路は一方通行です。)

He was driving the wrong way on a one-way street.
(彼は一方通行の道を逆走していました。)

one-way street(一方通行)と一緒に覚えておきたいフレーズがone-way ticket(片道チケット)です。このフレーズは海外旅行に行くときに必ずと言っていいほど、遭遇するフレーズです。TOEICのリスニングセクションでも頻出です。

I would like to buy a one-way ticket to New York.
(ニューヨークへの片道チケットを購入したいです。)

one-way ticket(片道チケット)の反意語はround-trip ticket(往復チケット)となります。

まとめ

今回の記事で紹介したon the other handやwhileなどはディスコースマーカーと呼ばれます。ディスコースマーカーを理解することで論理的に英語の文章を読めるようになりますよ。TOEICのリーディングパートで高得点を狙いたい人は、ディスコースマーカーをうまく活用してみましょう。

記事の後半では、「一方的な」「~になる一方」など日常会話でよく使うフレーズをご紹介しました。オンライン英会話などを活用して、自分でも言えるように練習してみてくださいね!

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