留学経験はなくてもTOEICは満点 〜 子育て中もオンラインレッスンを続けるROMYさん

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
IMG_3786_2

英語教材プロデューサーで、「RareJob English Lab」にもわかりやすく楽しい学習法のコラムを提供してくださっているROMYさんこと有子山博美(うじやまひろみ)さん。ただいま、5歳と1歳の二人のお嬢さんの子育てのまっただ中。「国内の学習だけでTOEICの満点を達成した」ROMY流英語学習法はもちろん、子育てや将来の夢などを伺いました。くるくると動く瞳と笑顔がチャーミングなROMYさんの素顔に迫ります。

英語が好きな家族に囲まれて育った

Q.国内だけで勉強をして英語が話せるようになったというROMYさん。英語との出会いを教えてください。

父も母も、英語が得意とは決して言えませんでしたけど、とても好きだったようです。父がハリウッド映画を好きだったこともあって、小学校5、6年生の頃には、『インディ・ジョーンズ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『ターミネーター』、『ローマの休日』などの洋画のビデオがたくさんあり、繰り返し観ていたんです。家族で映画館に行くこともありました。子どもながらに、「日本映画よりおもしろいやん!」って(笑)。特に、ハリソン・フォードが大好きでした。

父は証券マンでよく海外出張に行っていた時期があり、アメリカ人の先生に英語を習っていました。その先生を家に招いたときは、母が日本食を振る舞って、拙い英語ではありましたけれど、一生懸命説明していましたね。

英語を話したいという気持ちって、話す必要性があるからだけではなく、ものすごく好きだからということからも生まれると思うんです。我が家の場合は、間違いなく後者で、家族みんなが英語を好きで話したかったんでしょうね。

Q.恵まれた家庭環境のROMYさん。英語にどう関わっていかれたのでしょう?

小学校6年の夏から中1になるまでの半年間、近所にある子どもの英会話スクールに通いました。一緒に通っていた友達は、お母さんがとても熱心で、毎日ラジオの『基礎英語』を聞いていたんです。お家にお邪魔していても、その時間になると「ちょっと、待って」って、ラジオのスイッチを入れていました。その影響で、私も『基礎英語』を聞くようになったんです。そのスキットのなかに、“Which part of Canada are you from?”「カナダのどちらのご出身ですか?」というフレーズがあったんです。スクールの先生は美人のカナダ人で、とにかく彼女と話がしたくて、うずうずしていましたから、「これ使える! 言いたい!」って思いました。

そのときは、文法も単語もまったく知りませんから、丸暗記しかありません。他の友達の前で言うのは恥ずかしかったので、みんなが帰ってから、先生のところに行って、“Which part of Canada are you from?”というと、先生はとっても喜んで、地球儀を持ってきて、「Montreal.(モントリオールよ)」って言ってくれました。それ以上会話は続きませんでしたけど、「もっと英語が話せるようになりたい」と心から思いました。

Q.「英語が話せた実体験」がその後のROMYさんの原動力に繋がったのですね。

中学以降は、ネイティブとの接触はなくなったので、英語に触れるのは授業だけになりました。でも、英語は覚えれば話せるという実体験があったので、教科書は丸暗記していましたが、暗記すれば英語が話せるようになるとわかっていたので苦ではなかったですね。テストでも91点以下は取ったことがなかったし、センター試験でも英語は満点だったし、外国語大学でも英語の成績は優秀だったので、「私は英語が話せる」と自分自身も周りの友達も思っていました。でも今振り返ると、英語が話せるのではなくて、学校教育のなかでの英語の成績が良かっただけだったんですね。

大学卒業後は、学習ソフトを作る会社に入社しました。そこでは、ネイティブと帰国子女と私と3人でチームを組んで英語教材を作ったことがあったのですが、英語が話せるはずなのに、彼らとの会話が成り立たないんです。同僚とランチに行って「彼はいるの?」と聞かれても、「昨日、コンパに行ったんだよね」「今度2人きりで会うんだ」のようなプライベートな話ができないんです。海外旅行先でミュージカルを観ても、何を言っているのかさっぱり理解できないし……。英語が得意で、英語で勝負したいと思ってきたのに、ネイティブや帰国子女にかないませんでした。私から英語を取ったら何が残るのと、悔しかったし、ショックでした。それが、私の英語の最初で最大の壁でした。

最初で最大の壁を乗り越えて

IMG_3778

Q.その最初で最大の壁をどのように越えたのでしょう?

本当に自分の壁を越えられるかどうかはわからなかったけれど、「映画の台詞を分析して、ネイティブが話している英語はこれだ」っていう教材を作りたいと社長に直談判しました。そうしたら「おもしろそうやん、ええやん」って(笑)。

それからは、毎日TSUTAYAに通って、定番といわれているアクションやラブコメディー、ミステリーなど100本の映画を借りて、英語の字幕で観ては停止して、停止しては観てを繰り返し、台詞をエクセルに書き貯め、データベースを作ったんです。会社のお金と時間を使っているわけですから、最初は「映画を観るのが仕事なんていいなぁ」って同僚たちは言っていましたが、目の下にくまを作ってだんだんやつれていく私を見ているうちに、「大変そうやなぁ」「がんばれ」と言ってくれるようになりました。

何だか目からウロコでした。例えば、「償いをするよ」という場合、「償う」は、受験英語だと“compensate”という難しい一語動詞を習います。でも映画では、“I’ll make it up to you.”となります。一つひとつの単語は知っていても、イディオムを知らないから聞き取れていなかったんですね。
ほかには、例えば“Are you up to something?”(何かたくらんでいるの?)“What are you up to this weekend?”(週末は何をするの?)のように、“be up to”というイディオムは形を変えていろんなシーンに出てくるんです。どれも簡単な単語の組み合わせです。映画のなかで、そういう日常会話で使われるイディオムをたくさん見つけたんです。

Q.100 本の映画を観倒したROMYさんが英語初心者にお勧めの映画は?

会話密度の濃いラブコメやハートウォーミングなファミリー物がお勧めです。それ以外でも自分の好きな映画、例えばアクション物でも、友達や家族、恋人などとの会話シーンだけを観るのもいいと思います。映画の主人公が、自分の年齢や状況に近ければ、共感できる部分も多いので、入りやすいかもしれません。私が好きだったのは、『ユー・ガット・メール』や『ミセス・ダウト』、『ラブ・アクチュアリー』、『ホリデイ』、汚い言葉が使われていたけれど、『エリン・ブロコビッチ』の主人公が自分を売り込む強気なシーンがおもしろかったです。

初心者は、まずは日本語字幕で内容を把握してから、気に入ったシーンだけを英語字幕で観るといいと思います。わからないところがあったら、英辞郎などのオンライン辞書で調べるんです。日本語の字幕は意訳されていることが多いので、きちんと辞書を引くことをお勧めします。そしてできるなら、その英語を口にすること。好きな女優さんがいたら、そのしゃべり方を真似しましょう。私は、海外ドラマ『デスパレートな妻たち』の登場人物にお気に入りの女優さんがいて、あんなふうにかっこよく英語が話せるといいなって思って真似しています。

育児中でも英語はあきらめない

IMG_3770

Q.最近は、英語のお仕事のペースを少し落として、5歳と1歳のお嬢さんの子育て真っ最中だそうですが、レッスンは続けていますか?

今は、子育ての毎日です。1歳児ってなぜか寝ない生き物なので、毎日寝不足です(笑)。でも英語はあきらめたくないので、オンライン英会話は続けています。最初の子のときは、どこにも出かけられないし、何もできないし、何もかもあきらめなくちゃいけないのかという気持ちになって、ちょっと育児ノイローゼ気味になっちゃったんです。でもそのときに、あえてレアジョブのレッスンを申し込みました。

子どもが寝そうな時間を狙って予約するんですけど、そういうときに限って子どもって寝ないんです。「早く寝てよ~」ってイライラするし、お金がもったいないって、追い詰められちゃうんですね。でもだんだん慣れてくると、子どもを寝かしつけながら、「子どもが寝そうもないので、今夜はビデオや教材は無しで、iPhoneでしゃべりたい」と先生にメッセージを送っておいて、、暗闇のなかでひそひそ声で会話したこともあります。

skype1skype2
▲当時の先生とのやりとり

レッスンの前は、「今日はこういうことを話そう」と決めたら、例えば、「魔の2歳児」とか「トイレトレーニング」とか、事前に単語を調べておきます。フィリピンの先生は、子育て経験のある方が多いので、先輩として、「大丈夫大丈夫!」って励ましてもらうこともありました。私にとってレッスンの時間は、英語もできて、育児中の悩みも解消できて、一石二鳥でした。レッスン中に娘がぐずったときは、レッスンを中断して先生に待っていてもらうこともありました。そのうち先生の方から「今日は娘ちゃんは?」って聞いてくれるようになって、常に娘のことも気にかけてくれるのがうれしかったです。完璧に状況を整えてからやろうと思っていたら、なかなか一歩が踏み出せませんよね。子育て中もレッスンを続けていいと背中を押されたような気がします。

Q.子育て中もあきらめずに続けるくらい大好きな英語。将来はどんな展開を考えていらっしゃるのでしょう?

最近、ますます英語が楽しくなってきているんです。日本語だっていろいろな表現ができるほうが楽しいですよね。そこにもうひとつ英語という表現手段が加わるんですよ。

今までは学習教材の開発をメインに携わってきましたが、今後は例えばサロン形式にして、生徒さんと一緒に洋画や海外ドラマを観たり、対面で教えたりしていきたいです。翻訳も手がけてみたいですね。

もっといろいろな観点から英語に関わって、自分、そして英語の幅を広げていきたいと思います。

英語=勉強の発想を捨てる

IMG_3777

Q.もっと英語が話せるようになりたい、英語を学びたいという方に向けてメッセージをお願いします。

私は、中学から大学までの間は、知識ばかりで、生の英語には触れていなかったような気がします。もう少し早い段階で、映画の台詞を取り入れて勉強しておけばよかったなと思うんです。

だから、あまり「英語=勉強」だとは思わないほうがいいと思います。英語は、楽しみながら、一生付き合っていくもの。本を読んだら読んだだけ、映画を観たら観ただけ、ボキャブラリーは増えます。きっかけも、映画の台詞がかっこいいとか、あこがれの人と話したいとか、シンプルでいいんです。

子育て中のママには、子育て中だからこそ、レアジョブのレッスンを利用してほしいなと思います。大好きな英語が話せるだけではなく、外との繋がりが持てるし、気晴らしにもなりますから。ママが楽しそうに英語を話していると、子どもも自然と英語に興味を持ちますよ。うちの長女も、レッスンをしていると、 “Hello!”って割り込んできます。先生はいやな顔をしないで、“Nice to meet you!”“So cute!”って返してくれるんです。

小さいうちは、勉強と思って英語を習わせると嫌いにさせてしまう可能性もあるので、好きという気持ち、話せたら楽しいという気持ちを育ててあげたいと思っています。英語の映画やアニメを見せてあげたり、You Tubeなどで英語の歌をかけっぱなしにしたり、英語に触れたりする機会をたくさん作ってあげるといいと思います。そうしているうちに、自然とフレーズも覚えていきますよ。

私は留学経験がなく、日本にいて、英語を学び続けてきました。でも、海外に行かなくても、ネイティブと同じ映画やドラマが見られるし、音楽も聴けるし、ネイティブも周りにいっぱいいる時代です。だから、あえて海外に行かなくても英語を学ぶ方法はたくさんあると思っています。

レアジョブ英会話 レアジョブ英会話 RareJob English LabはNo.1オンライン英会話スクール「レアジョブ英会話」が運営しています。
英会話は自動車の運転と同じ実技科目。 週1回の英会話スクールで、本当に英語を話せるようになりますか?
メールマガジンで新着記事や、あなたの英語学習をサポートする情報をお届けします。

購読する

レアジョブ英会話はこちら レアジョブ英会話はこちら