国内で「話す」と「書く」を伸ばすには?留学経験なしで英語を習得した人のアウトプット術【ROMYさん×嬉野さん対談:前編】

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「留学できればペラペラになれるのにな…」

そう感じたことはありませんか?国内では朝から晩まで英語漬けになるのは難しく、なかでも「話す」や「書く」といったアウトプットの機会をつくるのは簡単ではないですよね…。

しかし、日常英会話やビジネス英語をマスターするには、「読む」や「聞く」といったインプットだけではなく、アウトプットの練習を繰り返すことが不可欠。国内で英語力を伸ばすためには「話す」や「書く」といったアウトプットを効果的に学ぶことが大切です。

「話す」と「書く」と言われても具体的にどうすればいいの?そんな疑問にお答えするため、今回は留学経験なしでTOEIC満点の英語教材プロデューサーROMYさんと、36歳から国内で英語を学び仕事で使えるまで上達させた嬉野克也さんのお二人に、国内でも実践できる「話す」と「書く」の勉強法について、じっくりとお話を聞いてきました!

現在はEnglish Labのライターとしても役立つ英語学習法を届けてくれているお二人は、これまでどのように英語と関わり、いかに英語のアウトプットを学んできたのでしょうか?

中高時代はインプットに偏った受験英語

Q:今では英語関連の記事や書籍を多数執筆されているROMYさんと嬉野さんですが、これまでどのように英語と関わってこられたのでしょうか?

ROMYさん:英語に出会ったのは、小6のときに半年間だけ通ったネイティブの英会話スクールでした。ラジオ基礎英語で丸覚えしたフレーズを外国人の先生に言ってみて「わーい!通じた!」みたいな感じで(笑)なので、英語は「話す」が入り口だったんです。

その後は中学高校では純ジャパニーズな英語教育にどっぷり浸かりました。「暗記したら通じる」という体験をしていたので、英文を丸暗記するのもまったく苦ではありませんでした。中高の英語では90点以下を取ったことはなかったですね。

嬉野さん:さすがROMYさんですね…!

ROMYさん:いえいえ(笑)ただ、そうやってテストで点数を取ること自体が楽しくなって受験英語に傾倒した結果、外国語大学を卒業したのに英語でコミュニケーションが取れなかったんです。

就職してからはネイティブと帰国子女とチームになって英語教材を制作する機会があったのですが、ランチ中に「週末何してたの?」と聞かれても何も答えられなくて…。「やばい!話せない!」って思いました。

Q:「話せない」状況からどうやって会話を学んでいったのでしょうか?

ROMYさん:受験英語と日常会話は語彙そのものが違うのだと完全に頭をリセットして、インプットし直しました。受験のときって一語動詞を覚えるけれど、ネイティブは「eliminate(排除する)」じゃなくて「get rid of」を使いますよね?そういうところから意識を変えていったんです。

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あとは英語のドラマや映画ですね。特に大好きだった「Ally My Love」を字幕で見て、同じ速度でマネをする練習をしていました。30歳手前で焦りつつキャリアに邁進している主人公が登場するので、当時の自分は思いっきり感情移入してマネをできたんですよ(笑)

Q:なるほど、自分に似たキャラクターから英語を学ぶのはいいですね。では、嬉野さんはこれまでどのように英語を学んでこられたのでしょうか?以前のインタビューで英語にはまったく興味がなかったとお話されていましたが…。

嬉野さん:はい、僕はもう本当にROMYさんと真逆で、外国人との交流にも文化にも興味なし、ハリウッド映画も見ないし洋楽も聞かない、といった感じでした。

中高でも英語は苦手じゃないけど好きではなくて、リスニングもスピーキングも全然していませんでした。大学に行っても英語の授業は訳本を買って乗り切るタイプで、ネイティブの先生の授業は指名されないように存在を消していました(笑)

卒業してからはバイトとバンドに明け暮れて、その後日本企業でコールセンターの運営として働き始めました。するとたまに間違って外国人から電話がかかってくるんですよね。その時も「アイムソーリー、アイ キャント スピーク イングリッシュ」を何回か繰り返すだけ。今思えば完全に英語から逃げていましたね…。
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Q:今では想像がつかないですね!それから英語を勉強しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

嬉野さん:6年前のお正月に何か新しいことにチャレンジしようと思って、TOEICの勉強とオンライン英会話を始めたのがきっかけです。

ちょうどその頃、超ドメスティックだったうちの会社でも外資系企業との取引がスタートしたんです。うちの会社は英語ができる人が少なかったので、英語ができるとチャンスも増えますし、給料がぐっと上がることもわかりました。他にも身につけたいスキルがあったのですが、まず英語だ!と思ったんです。

英語を話すこともやってみると楽しくて、続けているうちにTOEICも900点を目指すようになり、仕事でも英語を少しずつ活かせるようになっていきました。そうやって今に至っています。

国内にいても工夫次第で英語のアウトプットはできる

Q:お二人と同じようにインプット中心で勉強してきた結果、「話せない!」という壁にぶつかっている英語学習者はたくさんいると思います。そういった人におすすめしたいアウトプット学習法はありますか?

ROMYさん: 英語で日記をつけてみることですね。自分の日常の中の「これ何て言うんだろう?」を調べて書いてみる。そうすると「昨日は何してたの?」と質問された時に「実は昨日同窓会があって」とスムーズに答えられますよね?そうやってカジュアルなフレーズを子供に戻ったみたいにインプットして使ってみる。このサイクルを回すといいと思います。

Q:ROMYさんがプロデュースされている「英語手帳」もそのための手帳ですよね。

ROMYさん:そうですね。組み合わせて文章になるフレーズ集や、手帳を書くのに必要な単語集、ちょっとしたQ&Aもついていて、初心者の方でも何かしら書き込めると思います。一ヶ月ごとのページと一週間ごとのページがあるので、日々の予定だけじゃなく「今日こういうことがありました」という短い日記も書けるようになっています。

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「2017 英語手帳」

とはいえ、毎日書くのも大変な時は、週のハイライトとして2、3日分の日記を書くのもおすすめです。ほかにも体調が思わしくないときに書くとか、とにかく自分なりのルールを決めることです。真っ白にさえならないようにすれば、必ず1年後にはアウトプットが上達していると思います。

Q:嬉野さんはどうやって「話す」と「書く」を勉強していったのでしょうか?

嬉野さん:僕は英語で独り言を言うようにしていました。ROMYさんと同じように日常生活の中で身の周りにあるものを、何ていうのか調べて、メモして、覚えていくんですよ。

その頃は妻にも英語で話しかけてましたね。あまり反応がないときもありましたが(笑)、例えば「今日は残業したよ」と伝える時は、「『over work』じゃなくて『work overtime』と言うんだな」と事前に調べてから口に出してみる。そうやってフレーズをストックしていきました。

Q:言いたいことを調べてから口に出すのが大切なんですね。

そう思います。僕はオンライン英会話でも「言いたいことを調べてから話す」ことや「目的を決めてレッスンする」ことを意識していました。

例えば仕事の英語を学びたいときは、コールセンターに関連する本を読んでから、コールセンター経験者の先生と仕事の話をしたり、ロープレをしたりもしていました。あと、僕はX JAPANというバンドが大好きなので、X JAPANについての情報を英語で仕入れて、レッスンで話したこともありました。

Q:嬉野さんが今回出版された本の中でも、オンライン英会話を最大限に活用する方法がたくさん解説されていますよね!

嬉野さん:そうですね。オンライン英会話のレッスンでの学びを最大化するためには、やはり予習や復習が大切なんです。そういった勉強法を僕の喜怒哀楽も交えて漫画でわかりやすく紹介しています。英会話を始めた頃の「話そうにも何も出てこない」状況も漫画になっています(笑)
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「36歳からオンライン英会話をはじめたら英語で仕事ができるようになりました」

Twitterで英語ツイートは、「話す」前の準備体操

ROMYさん: そんなふうに「話そうにも何も出てこない」人は、英語でツイートしてみるのも、喋る一歩前の準備体操になると思います。瞬時に声に出さなきゃいけないわけではないので気軽ですし、ちゃんとアウトプットにもなります。
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Q:嬉野さんも英語ツイートはされていたんですか?

嬉野さん:英語でツイートは僕も一時期していましたね。英語で何か書くのは大変だけど140文字だからいけるなと思ったんです。いろんな人に見られるから頑張って調べて書くんですよね。

ROMYさん:それがいいんですよ。日記だと「まあこれでいいや」になっちゃうじゃないですか。わたしの場合いつも英語でツイートするキャラになってるので、もはや日本語でつぶやきにくい雰囲気なんですよね。そういえば出産の直前も「I think I’m in labor.(陣痛始まったかも)」「dull pain every
10-15mins(10~15分間隔で鈍い痛み)」と英語で実況ツイートしてました。そしたらフォロワーさんに「Go to the hospital NOW!」って言われました(笑)

Q:さすがROMYさんですね…。でもそうやってツイートを通じて学習者の交流が生まれるのはいいですよね。

ROMYさん:そうですね。「#twinglish」のようなハッシュタグをつけて呟いてみると仲間も見つけやすくなると思います。

嬉野さん:とりあえずこれを読んでいる方はROMYさんに英語でツイートを…。いや、そしたらROMYさんが返信で忙しくなっちゃいますかね?(笑)

ROMYさん:いえいえ(笑)でもそういう交流はぜひ作っていきたいなと思いますね。

後編へ続く)

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