英作文は書き方のコツをおさえれば怖くない!書き出し方やテンプレートも紹介

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「英作文が苦手で何を書いていいかわからない…」「英作文をうまく書くにはどんな練習をすればいいんだろう?」このように、英作文に対して苦手意識を持っている人は少なくないはず。

しかし、コツさえ押さえれば、簡単な単語やフレーズだけでほとんどの文章を英語にすることが可能です。こちらの記事では、英作文の書き方のコツや英作文が上達するおすすめの練習法などを紹介します。

英作文の書き方「6つのコツ」をおさえよう

英作文が苦手な人も、コツを押さえるだけで格段に取り組みやすくなります。ここでは、英作文をする際に押さえておきたい6つのコツについて見ていきましょう。

はじめに英作文の構成を決める

まずはじめに、文章の構成を決めましょう。日本語の文章は「起承転結」の流れで書くことがほとんどですが、英語の文章では結論を先に持ってくるのが一般的です。そうすることで何が言いたいのかが伝わりやすくなります。

その後に、結論に至った理由・具体例と続けてください。理由がいくつかある場合は、理由1・理由1の具体例→理由2・理由2の具体例のように続けましょう。なぜそのような結論になったのかを詳しく説明する部分なので、結論よりも文が長くなることがほとんどです。

さらに、最後にもう一度結論を述べて文章をまとめることで、相手の記憶にも定着しやすくなります。このように、はじめに文章の構成を決めてしまうと時間の短縮にもなり、試験などでは問題を解くスピードが速くなるのもメリットです。

テンプレートを使う

特に英作文に慣れていない人は、テンプレートを使うのがおすすめです。自分の意見や考えをテンプレートに当てはめるだけで、簡単に英作文が作れます。自由英作文のテーマとしてよく出題される「agree/disagree問題」は、質問に対して賛成か反対かの意見を述べる問題です。

この形式の問題は、agreeもしくはdisagreeで答えるのが基本。決してYes/Noで答えないようにしましょう。回答する際には、以下のテンプレートを使ってみてください。

質問:
Do you agree with~?(あなたは~に賛成ですか?)

回答:
I agree/disagree with~.(私は~に賛成/反対です)

The biggest reason is that~<理由>.(まずは、~という理由からです)For instance,~<理由の具体例>.(例えば~)

Another reason is that~<理由>.(次に、~という理由からです)For example,~<理由の具体例>.(例えば~)

In conclusion, I agree/disagree with~.(よって、私は~に賛成/反対です)

自由英作文では、好きなものを聞かれる質問も多くみられます。そのような質問には、以下のテンプレートを使うと便利です。

質問:
What is your favorite color?(あなたの好きな色はなんですか?)

回答:
My favorite color is~ for two reasons.(2つの理由から、私の好きな色は~です)

First,~<理由>.(まず~)
For instance,~<理由の具体例>.(例えば~)

Second~<理由>.(次に~)
For example,~<理由の具体例>.(例えば~)

That is why my favorite color is~.(よって、私の好きな色は~です)

どちらのテンプレートも、具体例を説得力のある内容にすることがポイントです。

自分が知っている簡単な表現や単語を使う

英作文をする際、言いたいことはあるのに単語がわからないということも。そんなときは、わからないからと諦めるのではなく、知っている表現を使って文章を作りましょう。英作文では難しい単語を使う必要はありません。むしろ、簡単なフレーズで言いたいことを表現できているかが評価されるケースもあります。

後で詳しく解説しますが、難しい表現に出会ったら日本語の言い換えゲームをするのがおすすめです。自分が知っている単語やフレーズのみで英作文できると、自信にもつながりますね。英作文では言いたいことを正しく伝えることが目的なので、どんな表現を使ってもOKです。難しい単語を覚える必要もなく、中学生レベル程度の英語力で十分対応できます。

よく使う表現は暗記する

英作文では、自分がよく使うフレーズを覚えておくととても便利です。同じ意味の表現でも、英語で2~3のフレーズを使い回せると表現の幅が広がりますよ。

しかしBut, However, Yet
つまりThat is to say, In other words, The point is
また、加えてAlso, Moreover, In addition, Furthermore
例えばFor example, For instance
このようにLikewise, Like this
一般的にGenerally, In general
そのため、したがってSo, Thus, Therefore, As a result, Consequently
一方でWhile, On the other hand, By contrast
最後にFinally, Lastly
私は~だと思うI think~, I believe~, I suppose that~, In my opinion, In my view

文法と単語の基礎力を伸ばす

英作文では難しい単語や文法を使う必要はありませんが、最低限の単語・文法の知識は必要です。目安となるのは「中学レベル」の英語力。まずは、単語と文法の基礎力を伸ばすことを意識しましょう。なんとなく中学英語が理解できている状態ではなく、しっかりとマスターして実際に使える状態にする必要があります。

中学英語では、英文の基本構造や過去形・未来形・現在完了形などの時制、不定詞、前置詞などを学びます。これらをしっかりと身につけるだけで、ほとんどの文章を英語にすることが可能です。まずは、自分に合った単語と文法のテキストを1冊ずつ用意しましょう。

単語本は、1200~1500語程度が収録されているもの、音声がついているものがおすすめです。見出し語だけでなく、例文がついていることもポイント。文法書は、演習問題と丁寧な解説がついているものを選びましょう。まずは問題を解き、間違った箇所の解説を読んで復習する方法が効果的ですよ。

日本語で作り込むのをやめる

特に英語初心者にありがちなのが、英作文の際に日本語で作り込みすぎることです。まずは日本語をしっかりと組み立ててから、英訳しようとする人が多くみられます。しかし、英語と日本語はそもそもの構造や語順が異なるため、英訳に頼ってしまうとどうしても不自然な箇所が出てきてしまうもの。

また、わからない単語があると、そこでつまずいて先に進めなくなってしまいます。ポイントは「英語で考えて英語で書く」こと。一見ハードルが高く感じられるかもしれませんが、英語で考える習慣がつくとそう難しくはありません。まずは短い文章から練習しましょう。

ただし、英語だとどうしてもうまく書けないという場合は、書きたい内容を文章ではなく、日本語の箇条書きにして羅列するのがおすすめです。要点だけを日本語でまとめ、英語の文章を組み立てます。

英作文が上達するおすすめ練習方法

英作文を上達させるためには、ポイントを押さえた練習が必要です。ここでは、誰にでもできるおすすめの練習法を紹介します。

日ごろから英語に言い換えてみる

英作文では、知っている単語やフレーズを使って文章を作ることが重要です。とはいえ、なかなかうまく英語にできないこともありますよね。そんなときは、「日本語の言い換えゲーム」をしましょう。

言い換えゲームとは、日本語の文章をさらに簡単に言い換え、英語にしやすくするというもの。例えば、「全力疾走」という単語がわからない場合は、以下のように言い換えることができます。

遅刻しそうだったので、全力疾走した。

遅刻しそうだったので、できる限りの速さで走った。

I was going to be late, so I ran as fast as I could.

I ran as fast as I could(できる限り速く走った)で「全力疾走」を表現できます。言い換える力が高いほど、さまざまな文章が英語にしやすくなります。すでに知っている表現をいかに組み合わせるかが英作文のポイントです。

身近にある書きやすいテーマで英作文を書く

英作文を練習する際には、まずは身近なテーマを選ぶことをおすすめします。問題集などにはさまざまな英作文のテーマが用意されていますが、自分になじみのないテーマだと何を書けばよいのか考えるのに時間がかかってしまうでしょう。一方、自分に身近なテーマだとアイデアが浮かびやすく、楽しみながら書く練習ができます。

はじめは趣味や関心のあることをテーマに選び、なぜそれらに関心があるのか理由を説明してみます。好きなものだと、どんどん書きたいことが浮かんでくるはず。他には、気になる時事テーマや、自分の意見がすぐに思い浮かぶものなどを選ぶのもおすすめです。

英作文に慣れてきたら、なじみのないテーマに挑戦するのもよいでしょう。

苦手な人は一言英語日記を毎日続けよう

身近なテーマで英作文を書く練習がしたいなら、英語日記もおすすめです。日記には毎日の出来事や自分が感じたことを書くので、日常生活でよく使うフレーズが自然と身につきます。毎日日記を書いていると似たような表現に出会うため、ボキャブラリーが定着しやすいのもポイントです。

最初は一言など短いものでも構いません。慣れてきたら、1文を長くする、文章量を増やすなどが自然とできるようになります。一方、慣れることで、自分が使う単語や言い回しに偏りがでるように感じることも。そんなときは、別の言い回しはないかを調べ、使える表現を増やすことを意識してみてください。

まとめ

中学生レベルの単語や文法をマスターしておけば、簡単な言い回しのみで英作文することができます。難しい言い回しをあえて使う必要はないので、自分が使える表現を少しずつストックしていきましょう。できれば、ネイティブに書いたものを添削してもらうことがおすすめです。

間違った箇所、不自然な表現などをチェックしてもらうことで、表現の幅を増やすことができます。英作文はたくさん書くことで確実に慣れるもの。まずは身近なテーマでどんどん英作文してみましょう。

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