「先に」って英語でなんて言うの?ビジネスでも使えるさまざま表現を覚えよう!

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「先に」「まずは」などは日常会話でもよく使うフレーズですよね。話を順序よく進めたいときにも、これらのフレーズをうまく活用することで相手に言いたいことが伝わりやすくなります。

こちらの記事では、「先に」を意味する代表的な表現を10個紹介します。日常会話や会議、プレゼンなどで使える例文もたくさんあるので、ぜひ積極的に使ってみてください。言葉を強調したいとき、間を取りたいときなどにも便利です。

Firstから始まる「先に」の表現

「先に」を表すフレーズはたくさんありますが、中でも多いのが「最初の」「一番目の」といった意味を持つFirstを使ったもの。ここでは、Firstから始まる「先に」の表現を紹介します。微妙にニュアンスが異なるので、適したシーンで使い分けられるようになりましょう。

First(まずは)

Firstには「まずは」「最初に」「まずはじめに」などの意味があります。話を順番に進めたいときや、複数の内容を伝えたいときなどによく使われます。冒頭にFirstを置いた場合は「まずはじめに」といった意味になり、second、thirdと続くのが一般的です。「まずはじめに」の意味を強調したい場合は、First of allを使うケースも多く見られます。

また、firstは冒頭だけでなく、文中、文末などに挿入しやすい点も特徴です。

First, I’d like to thank you for coming to our reception party.(まずはじめに、私たちの披露宴に出席いただきありがとうございます)

Let me introduce my husband first.(まずはじめに、私の夫を紹介させてください)

First, put two eggs in a bowl. Second, mix it with milk and flour.(まず、ボウルの中に卵を2個入れます。次に、卵とミルク、小麦粉を混ぜ合わせます)

Firstには他に、「一番に」「何よりも先に」といったニュアンスもあります。以下の例文を見てみましょう。

Tom arrived first at the library.(トムは図書館に一番に到着しました)

I’ll go out for a drink today, but I need to call my husband first.(今夜飲みに行くけど、まずは夫に電話しなきゃ)

Firstly(第一に)

「第一に」「最初に」といった意味のFirstlyは、Firstと同様に順序を示す表現です。Firstは文中、文末にも挿入される表現でしたが、Firstlyは主に文頭に置いて使われます。こちらもsecondlyやnext、thirdlyなどが続き、最後にはfinallyを使うのが一般的です。

Firstに比べてフォーマルな場面や文章で使われることが多いです。英語のライティング試験などで自分の意見や理由を説明する際にも、順序立ててFirstly〜、Secondly〜、と説明できる便利な表現ですよ。

Firstly I need a stable job and income.(まずは、安定した仕事と収入を得ることが必要です)

There are two reasons why I like reading. Firstly, I can gain a lot of knowledge, and secondly, I can immerse myself in the world of books.(私が読書を好きなのには2つの理由があります。1つ目はたくさんの知識を得られること、2つ目は本の世界に没頭できることです)

First of all(まず先に)

First of allもFirstの「まずはじめに」「何よりも先に」と同じような意味で使われる単語です。一般的には文の最初に置き、Firstに比べるとより強い表現となります。居酒屋などで「とりあえずビール!」というようなシチュエーションでも使える表現ですよ。発音するときのポイントは、「ファスタブル」と3語をなるべく離さないようにすること。ネイティブみたいな発音を意識してみましょう。

First of all, please take your time to get over the flu.(まずはゆっくりと風邪を治してください)

First of all, please calm down. Let’s take a deep breath.(まずは落ち着いてください。深呼吸しましょう)

First of all, I want to apologize to you.(まずはじめにあなたに謝りたい)

First of all, I want to tell you that I trust you.(まず言っておきたいのは、私はあなたを信用しているということです)

First things first(何よりも先に)

「何よりも先に」「とりあえず」「やるべきことをやってから」などの意味を持つFirst things first。「他のことで忙しくなる前に、忘れないうちに、とりあえず今のうちにしておく」、「優先度の高いものから順番に取りかかる」といったニュアンスがあります。

Do first things firstや Let’s do first things first、Put first things firstなどの形で使われることも。また、当たり前のことを言ったあとに、「それはともかく」「それはさておき」とワンクッションおく役割で使われることもあります。

First things first. Let’s finish the assignment.(まずはやるべきことをやらないとね。まずは課題を終わらせよう)

Well, first things first. Lets’ talk about the project starting next month.(じゃあまずは優先事項から。来月開始のプロジェクトについて話し合いましょう)

First things first. Here is the money that I owe you.(まずは忘れないうちに。借りてたお金を返すよ)

First and foremost(何よりも先に)

First and foremostは「何よりも先に」「まっさきに」「まず第一に」などの意味の表現です。foremostには「最初」「一番先」といった意味があります。firstをより強調したい場面で使われ、相手に緊急性が伝わりやすい便利なフレーズです。

他の表現と同様に、時間の前後を表すだけでなく物事の優先順位を表すこともできます。before anythingやabove allと同じ意味で使えますよ。

First and foremost, I want to say thank you for your support and understanding.(何よりも先に、あなたのサポートと理解に対してお礼を言いたい)

Go talk yo your manager first and foremost.(とにかくあなたのマネージャーに相談してください)

First and foremost, you should save money if you want to buy a new car.(新車を買いたいなら、何よりもまずお金を貯めたほうがいいですよ)

First以外の「先に」の言い方

First以外にも「先に」を表すフレーズはあります。表現の幅を広げるためにも、様々な言い回しをストックしておくとよいでしょう。ここでは、代表的なものを5つ紹介します。

Without further ado(前置きはさておき)

Adoとは「問題」「騒ぎ」「イライラすること」といった意味の単語です。Without further adoは直訳すると「これ以上騒がないように」という意味で、「前置きはさておき」「これ以上(無駄)話はやめて」「本題に入りましょう」といったニュアンスで使われます。主に、これから重要な話をするという場面で使える便利なフレーズです。

以下の表現もWithout further adoとまったく同じ使い方ができます。

・with no further ado
・with no more ado
・without more ado

Without further ado, let’s talk about the topic of the day.(前置きはこれくらいにして、本日の本題について話し合いましょう)

Without further ado, let me introduce today’s guest.(難しい話は抜きにして、本日のゲストをご紹介します)

Without further ado, let’s play the DVD.(雑談はこれくらいにして、映像に移りましょう)

earlier than(より先に)

earlier thanは「〜より先に」「〜より以前に」という意味のフレーズです。earlierはearlyの比較級で、「より早く」という意味を持ちます。ちなみに、earlyと混同しやすい単語にbeforeがありますが、こちらは時間表現だけでなく、位置的な前後関係も表すことができる単語です。

I woke up earlier than usual this morning.(今朝はいつもより早く起きました)

He arrived at the library earlier than anyone.(彼は図書館に誰よりも早く到着しました)

This rose blooms earlier than other flowers.(このバラは早咲きです)

ahead(どんどん先へ)

「どんどん先へ」という意味のahead。「go ahead=お先にどうぞ」というフレーズで覚えている人も多いのではないでしょうか。相手を先へ促すイメージがあり、入口で誰かと一緒になったとき、相手に先を譲る場面などでも使える表現です。

また、「どんどん進める」といったニュアンスもあり、この場合のgo aheadは快く「どうぞ!」「いいよ!」と返事をするときにもよく使われます。Sureと一緒に使われることが多いので覚えておきましょう。

Can I use your book?- Sure, go ahead.(本を借りてもいい?- どうぞ)

Can I have the last piece? – Sure, go ahead.(最後の1個食べてもいい?- いいよ)

Can I take pictures of the restaurant? – Sure, go ahead!(レストラン内の写真を撮ってもいいですか? – どうぞ!)

You need to set the clock one hour ahead for daylight saving time.(サマータイムには1時間時計を早める必要があります)

in advance(あらかじめ、先に)

「あらかじめ」「先に」「前もって」という意味のin advence。advanceには「他のものよりも進んでいる」「他の人よりも早く行く」といったイメージがあり、in advanceは「決められた時間よりも前に」「何かが起こる前に」という意味で使われます。会話でも使えるフレーズなので覚えておきましょう。

In advanceの前に数字を加え、three days in advance(3日前に)、two months in advance(2ヶ月前に)のように使うこともできます。類義語となるbeforehandと同じように使えますよ。

ちなみに、ビジネスメールの最後に書くことが多いThank you in advanceは、「よろしくお願いします」というニュアンスの表現です。

Please let me know if you can attend, in advance.(出席する場合はあらかじめご連絡ください)

The tickets were all sold out two days in advance of the performance.(公演の2日前にはすべてのチケットが売り切れました)

Should I pay in advance?(事前に支払ったほうがいいですか)

lie ahead(先にある)

lie aheadは「先に~がある」「目の前に~がある」「行く手に~が控えている」という意味のフレーズです。lieには「横たわる」「〜に位置する」などの意味があります。物理的に何かモノがある場合はもちろん、時間的に将来起こり得ることなども指します。

Let’s grasp the chance that lies ahead.(行く手にあるチャンスを掴み取ろう)

I’m worried about what lies ahead.(将来のことを考えると不安です)

It’s better to tackle issues that lie ahead as soon as possible.(なるべく早めに先の課題に取り組んだほうがいいですよ)

It seems many difficulties lie ahead of me.(私の前途は多難のようです)

「先に」について理解できたら

「先に」を表すフレーズは日常会話でもよく使う便利な表現です。日頃からFirstばかり使っていたという人は、ぜひこちらで紹介した中から新しいフレーズを使ってみてください。実際に口に出して練習することで、使える英語が身につくはずです。

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