英文で主語を見つけられないときってない? 長文でTo不定詞や動名詞が続いてもあわてない主語の見つけ方

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It is ~(それは~)やMy boss says ~(上司が~と言っています)のように短い主語だとすぐにわかるけれど、What I was thinking is ~(私が考えていたのは~)のように主語が長くなると、とたんに主語と動詞を見失ってしまうことがありませんか?英語の「主語探し」をしながら、文の中の主語と動詞を見極めるコツをつかんでみましょう。

文の中から主語となる名詞を見つけよう

主語の基本は「名詞のみ」または「形容詞+名詞」。また、名詞の後に前置詞がつくこともあります。まずは比較的短い主語の例から、「主語+動詞」の関係を正確に把握できるようになりましょう。次に紹介する文について、どれが主語でどれが動詞か、探してみてください(長い主語を「主部」と呼ぶこともありますが、ここでは簡略化して「主語」としています)。

形容詞が2つ

Necessary immediate action should be taken.
(必要な緊急措置が取られるべきです)

ヒント:形容詞のnecessary(必要な)とimmediate(緊急の)がaction(措置)を修飾。
主語: Necessary immediate action(必要な緊急措置)
動詞: be taken(取られる) *受動態

形容詞が3つ

The nice warm sunny weather came back.
(暖かくて晴れたいい天気が戻ってきました)

ヒント:名詞はweather1つしかありません。
主語:the nice warm sunny weather(天気)
動詞:came back(戻った)

前置詞が入る

Tables for four are not available.
(4人掛けのテーブルは空いていません)

ヒント:前置詞句のfor four(4人掛けの)がtablesを修飾、動詞はtablesに一致しています。
主語:tables for four(4人掛けのテーブル)
動詞:are

One of the most remarkable things is its performance.
(最も注目すべきことの1つは、その性能です)

ヒント:of the most remarkable things(最も注目すべきことの)がOneを修飾、動詞はOneに一致しています。
主語:One of the most remarkable things(最も注目すべきことの1つ)
動詞:is

動名詞やto不定詞も主語になる

動名詞はその名の通り、名詞として主語になります。to不定詞には「名詞的用法」があり、「~すること」という意味の主語になります。目的語などがつくと、わかりづらくなる原因に。次の文について、主語を探して動詞を特定してみましょう。

動名詞が主語

Eating breakfast makes you healthier.
(朝食を取るとより健康的になれます)

ヒント:breakfastは動名詞eatingの目的語。動名詞が主語の場合、動詞は三人称単数。
主語:Eating breakfast(朝食を取ること)
動詞:makes

Being a parent is the hardest job.
(親でいることは、一番大変な仕事です)

ヒント:Beingが動名詞で、「~であること」という主語を作ります。
主語:Being a parent(親でいること)
動詞:is

to 不定詞が主語

To understand is to forgive. 
(理解することとは許すことです)

ヒント: to不定詞が主語の場合、動詞は三人称単数。
主語:To understand(理解すること)
動詞:is

How to use this is shown below.
(これのやり方は下に書かれています)

ヒント:how to ~は「~のやり方」。thisはuseの目的語。
主語:How to use this(これのやり方)
動詞:is shown *受動態

「名詞+動詞」が主語になる

「名詞+動詞」があるとそれだけでもう文だから、主語にはならないのでは?と思うかもしれませんが、英語ではwhatやthatを使い、「名詞+動詞」が主語として名詞の役割を果たす文が作れるのです。次の例を見て、文全体の主語と動詞を見つけてみてください。

whatが主語を作る

What I was trying to do wasn’t working.
(私がやろうとしていたことは効果がありませんでした)

ヒント:「what+名詞+動詞」で「~が…すること」。
主語:What I was trying to do(私がやろうとしていたこと)
主語の中に「What+I(名詞)+was trying(動詞)+to do(to不定詞)」があります。
動詞:wasn’t working(効果がない、うまくいかない)*過去進行形

thatで修飾して主語を作る

The idea that we have is to start from the beginning.
(私たちの考えは、最初からやり直すということです)

ヒント:that we haveはThe ideaを修飾。このthatは省略可能。動詞はThe ideaに合わせて三人数単数。
主語:The idea that we have(私が持っている考え)
主語の中に「we(名詞)+have(動詞)」があります。
動詞:is

主語の中に「名詞+動詞」がいくつもある!?

「what+名詞+動詞」で主語になったり、「名詞+(that+名詞+動詞)」で主語になる例を見てみましたが、主語の中に「名詞+動詞」「名詞+動詞」と何度も繰り返されるとしたら?英語では、実際にそういうことが起こります。次の文全体の主語と動詞を探してください。

修飾語の中に「名詞+動詞」が入る

The person who bought the house that stands on Central Street is about to arrive.
(セントラル通りに建つ家を購入した人が、間もなく到着します)

ヒント:that standsからStreetまでがthe houseを修飾し、whoからStreetまでがThe personを修飾。
主語:The person who bought the house that stands on Central Street(セントラル通りに建つ家を購入した人)
動詞:is about to arrive is about to ~は「~するところだ」

非常にまわりくどい言い方のように思えるかもしれませんが、「あの人、家を買ったんです、セントラル通りに建っているんですが、間もなく到着します」のような発想で、会話の中でも意外にこういう話し方が出てきたりします。

長い主語が見つけられるようになったら

長い主語と動詞を見つけるためのコツは、ここでご紹介したように、形容詞や前置詞、動名詞、to不定詞、what/that/which/whoといった要素をしっかり見極めることにあります。これができるようになると、文章を読むときだけでなく、会話の中で冒頭からスラスラと文の意味が理解できるようになるはずです。

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