英語の三人称単数が丸わかり!sをつけるのはいつどんなとき?

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「英語の三単現のsが難しくて理解できない…」「そもそも三単現のsってなに?」といった悩みや疑問を持っている人は多いかもしれませんね。英語の三人称とはI, we, you以外の主語のことで、「三単現」の条件を満たす一般動詞は語尾にsをつけるというルールがあります。

こちらの記事では、三単現のsとはなにか、三単現のsがつく3つの条件やルールなどについて詳しく解説!三単現のsが実際どのように使われているかが理解できる問題も紹介するので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

三人称単数を理解しよう

ではさっそく、英語の三人称単数がどういうものかについて詳しく解説していきます。

三人称とは

三人称単数について解説する前に、まずは「三人称」について見ていきましょう。主語は「一人称」「二人称」「三人称」の3つに分けられますが、この違いがわかりますか?

一人称とは、話し手のこと。つまり、I(私)とwe(私たち)が一人称にあたります。「私(I)は昨日図書館に行きました」という文では主語がIになっているので、一人称の文といえます。

二人称とは、聞き手のこと。つまり、you(あなた、あなたたち)を指します。例えば、友人に「あなた(you)は昨日図書館に行ったんだってね」という場合、これは二人称の文です。

三人称とは、話し手と聞き手以外のすべての人やもののこと。つまり、I(私), we(私たち), you(あなた、あなたたち)を含まないものすべてということになります。he(彼), she(彼女), it(それ), Tom(トム), my book(私の本)などはすべて三人称です。

一人称 I(私)
we(私たち)
二人称 you(あなた、あなたたち)
三人称 he(彼)/she(彼女)
it(それ)
Tom(トム)
my mother(私の母)
my book(私の本)など

単数とは

続いて、単数と複数の違いについて見ていきます。

「単数」は1つという意味で、1人、1個、1本、1匹などを表します。例えば、I, you, he, she, my mother, my bookなどはすべて単数にあたります。

一方「複数」とは、2つ以上を表す言葉です。基本的に複数形にはcats(ネコ)のように、単語の後にs(もしくはes)がつきます。ただし、なかにはchildren(childの複数形)のように複数形になると単語そのものが変化するもの、fishのように単数・複数どちらも形が変わらないものもあるので注意が必要。この複数の概念は、日本語と英語の大きな違いといえるでしょう。まずは、以下の例文をご覧ください。

A:I have a cat.(私はネコを1匹飼っています)
B:I have 2 cats.(私はネコを2匹飼っています)

Aの文は単数形、Bの文は複数形を使用した文です。複数形の方はcatの後に複数を表すsがついていますね。ただし、日本語訳はどちらも「ネコ」となっていて、複数形でも「ネコたち」という言い方をしないのが特徴です。

また、「私はバナナが好きです」と言いたい場合、英語ではI like bananas.となり、bananaに複数形のsがつきます。このように「一般的な概念としてのもの」を指す場合は複数形にするのがルールとなるので、こちらもあわせて覚えておきましょう。

三人称単数の見分け方

三人称単数を複雑に感じるかもしれませんが、実は簡単な見分け方があります。

「主語をhe・she・itに置き換えられるかをチェックする」

上記の3つに置き換えられるものは、すべて三人称単数といえます。まずは、例文で確認してみましょう。

My sister wears a red dress.(私の姉は赤いドレスを着ています)

She wears a red dress.

この文では主語my sisterをsheに置き換えることができるので、my sisterは三人称単数といえます。

The train arrives at the station on time.(その電車は定刻通りに駅に到着します)

It arrives at the station on time.

この場合、主語the trainはitに置き換えられますね。そのため、the trainも三人称単数と判断できます。

My children play the piano.(私の子どもたちはピアノを演奏します)

They play the piano.

主語my childrenを代名詞に置き換えるとtheyとなり、he・she・itに置き換えることができません。そのため、my childrenは三人称単数ではありません。

三単現のsを理解しよう

三人称単数が理解できたところで、次に「三単現のs」について解説していきます。

三単現のsがつく3つの条件

まずは、「三単現」について理解しましょう。三単現とは、主語が以下の状態であることを指します。

・三人称
・単数
・現在形(一般動詞)

これらの条件がすべて揃った時、一般動詞の語尾に「s」がつくことを「三単現のs」と呼びます。

She enjoys swimming during summer.
(彼女は夏の間泳ぐのを楽しんでいる)

○主語がshe(三人称かつ単数)
○一般動詞enjoyの時制が現在形(楽しんでいる)

以上のことから三単現と判断でき、動詞enjoyの後に三単現のsがつきます。

では、以下の文はどうでしょうか?

She enjoyed swimming during summer last year.
(彼女は去年、夏の間泳ぐのを楽しんでいた)

○主語がshe(三人称かつ単数)
×一般動詞enjoyの時制が過去形(楽しんでいた)

この文では主語は三人称・単数ですが、動詞の時制が過去形なので三単現に該当しません

また覚えておきたいのが、三単現のsは一般動詞にだけつくということ。be動詞には三単現のsがつかないので注意しましょう。

三単現のsのルール

三単現のsにはつけ方のルールがいくつかあります。初めは少し複雑に感じるかもしれませんが、慣れるとそれほど難しくありませんよ。

sをつけるケース

主語が三単現の場合、ほとんどの一般動詞は動詞の後にそのままsをつければOKです。

walk(歩く) walks
eat(食べる) eats
play(遊ぶ) plays
take(持って行く) takes

esをつけるケース

動詞の最後が-o, -s, -z, -x, -sh, -ss, -chなどで終わる場合は、sの代わりに「es」がつきます。esをつけることで発音がしやすくなりますよ。

go(行く) goes
wash(洗う) washes
watch(見る) watches
miss(見逃す) misses

iesをつけるケース

動詞の最後が「子音字 + y」の場合、yが「ies」に変わります。ただし、playのように「母音字 + y」の場合はそのまま「s」をつける形となるので注意しましょう。

study(勉強する) studies
fly(飛ぶ) flies
try(挑戦する) tries
carry(運ぶ) carries

have→hasに変わるケース

一般動詞のなかで特殊なものが「have」と「do」。「have→has」「do→does」に変化します。これらはそのまま丸暗記しましょう。どちらもよく使う表現なので、ぜひ覚えておいてくださいね。

have(持つ) has
do(する) does

三人称単数と一般動詞の英文を作るときの注意点

ここでは、三人称単数と一般動詞の英文を作るときの注意点について解説します。

否定文ではdo not→does notを使う

まずは、一般動詞の否定文の作り方をおさらいしてみましょう。以下の例文をご覧ください。

I study French. (私はフランス語を勉強します)

I don’t study French.(私はフランス語を勉強しません)

このように主語が一人称単数 Iの場合、一般動詞・現在形の文を否定形にするには、動詞watchの前にdon’t(do not)を置きます。

He studies French.(彼はフランス語を勉強します)

He doesn’t study French.(彼はフランス語を勉強しません)

一方、主語が三人称単数 Heの場合は、don’tがdoesn’t(does not)に変わっていますね。さらに、doesn’tの後の動詞は三単現のsがとれ、原型studyに戻る点も覚えておいてください。

疑問文ではdo→doesを使う

続いて、疑問文の作り方について解説します。まずは、一般動詞の疑問文の作り方です。以下の例文をご覧ください。

You play basketball.(あなたはバスケットボールをします)

Do you play basketball?(あなたはバスケットボールをしますか)

このように主語が二人称youの場合は、文の先頭にDoを置き、文末に?をつけます。主語が三人称単数の場合はどうでしょうか?

She plays basketball.(彼女はバスケットボールをします)

Does she play basketball?(彼女はバスケットボールをしますか)

こちらの文では主語が三人称単数 Sheのため、doの代わりにdoesを使います。さらに否定文と同様に、三単現のsをとって動詞を原型にもどす点にも注意が必要です。

Does~の形で質問されたら、doesを使って答えるのがルール。上記の質問には以下のように答えましょう。

Yes, she does.(はい、します)

No, she doesn’t(does not).(いいえ、しません)

1人以上の人の名前が主語の場合、三単現のsは不要

人の名前、TomやKaoriなどは三人称単数であると説明しましたが、このような名前が主語にある場合すべてにおいて三単現のsがつくとは限りません。

Tom and Kaori meet at the library.
(トムと香織は図書館で会います)

上記の主語は「トムと香織」の2人です。三単現のsがつくには主語が「単数」であることが条件となるため、主語が複数人である場合には三単現のsはつきません。

ノンバイナリーな代名詞「They」も三人称単数

日本語では「彼ら」と複数形に訳されるtheyですが、実はこのtheyを三人称単数として扱う傾向があるのをご存じですか?AP通信は2017年に、「theyを三人称単数として使用することを認める」と発表。これは、男女の区別を避ける人が増加傾向にあることに配慮し、they, them, theirなどを限られた場面で単数形や中世代名詞として使用することを認めるとするものです。

ただし、三人称単数としてtheyを使用することは極力避け、「theyの代わりに人名を使用する」「theyを使用する際には文中でそのことを説明する」などを推奨しています。

三単現のsの問題を解いてみよう!

では最後に、三単現のsがどのように使われているのかを理解するため、実際に問題を解いてみましょう。

She (    )the cello./彼女はチェロを弾きます。

答え:plays (She plays the cello.)

主語Sheは三人称・単数、また「チェロを弾きます」と現在形の文なので、動詞playに三単現のsをつけます。playは「母音字+y」の形なので、語尾はiesにならずそのままsをつけると覚えておきましょう。

Sam and Ted (     ) in a restaurant./サムとテッドはレストランで働いています。

答え:work (Sam and Ted work in a restaurant.)

主語Sam and Tedは I, we, youに当てはまらないので三人称です。また、「働いています」と現在形でもあります。しかし、2人以上が主語になっているので単数には当てはまりませんね。そのため、動詞workには三単現のsはつきません。動詞の原形workをそのまま使いましょう。

Ms. Smith (      ) 3 daughters./スミス先生には3人の娘がいます。

答え:has(Ms. Smith has 3 daughters.)

主語はMs. Smithなので、I, we, youに当てはまらない三人称となります。また、スミス先生1人のため単数の条件もクリア。動詞は「います」と現在形になっているので、三単現の3つの条件を満たしています。haveはhasに変化することをお忘れなく。

My brother ( ) everyday./弟は毎日勉強しています。

答え:studies(My brother studies everyday.)

主語はMy brotherの1人なので三人称単数となっています。動詞は「勉強しています」と現在形。こちらも三単現の条件を満たしている文です。studyは「子音字+y」からなる単語なので、語尾のyをiesに変える必要があります。

Jack ( ) English in Japan./ジャックは日本で英語を教えています。

答え:teaches(Jack teaches English in Japan.)

主語は個人名のJackなので三人称単数となります。動詞は「教えています」と現在形になっているため、こちらにも三単現のsが必要です。ただし、teachは語尾が-chで終わる単語のため、sではなくesをつけることに注意しましょう。

まとめ

英文を読む時や書く時、三単現のsが頻繁に出てくることに気づくはずです。慣れないうちは煩わしく感じるかもしれませんが、英語の文法では基本中の基本。慣れるまでは主語をひとつひとつ見て、三単現のsのつけ方を確認するのもおすすめですよ。

英語を読む・書く・聞く・話すにおいて、文法の知識を正しく身につけておくことは大切です。できれば例文や長文などを使って、三単現のsがどのように使われているかをしっかり理解しておきましょう。

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