時間を表す英語の前置詞「in・on・at」の使い分け方を例文つきで解説!

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前置詞の使い分けは、多くの英語学習者を悩ませるポイントです。なかでも英会話やライティングで迷いがちなのが、時間を表す前置詞である「in・on・at」です。これを読んでいるあなたも、時間を表現する際にどの前置詞を選ぶか迷うことが多いのではないでしょうか。

そこで今回は、時間を表す前置詞「in・on・at」の使い分けを例文とともに解説します。基本的な使い分けのルールに加え、間違えてしまいがちな紛らわしいケースも紹介するので、この機会にぜひ整理して覚えておきましょう。

時間を表す前置詞「in・on・at」の使い分け方

時間を表す前置詞「in・on・at」は、基本的に以下のような使い分けをします。

長い期間・一定の期間は「in」:in winter, in 2020, in the past
比較的短い期間は「on」:on Monday, on October 1st, on Christmas day
細かな時間は「at」:at 8 am, at midnight, at the moment

「in→on→at」の順に示す期間・時間が短くなっていくイメージです。1つの文のなかに「in・on・at」が2つ以上出てくる場合は、期間・時間が短い順に並べます。

それぞれの前置詞をどのように使い分けるのか、さらに詳しくみていきましょう。

「in」:長い期間・一定の期間

前置詞inの基本的な意味は「〜の中に」で、「箱の中に入っている」「空間の中にある」といったイメージです。時間を表す前置詞として使われる場合も、inは長い期間・一定の期間の「中」にある状態を指します。

<inが使えるパターン>

・in winter
・in October
・in 2020
・in the 2000s
・in the past

上記のとおり、季節や月、西暦など、一定の長い期間を示したいときに使います。

I used to go skiing with my family in winter.(冬にはよく家族とスキーに行ったものです。)

Who was the most popular singer in the 2000s?(2000年代に最も人気だった歌手は誰ですか?)

He was a high school teacher in the past.(彼は以前、高校の先生だった。)

「on」:比較的短い期間

前置詞onの基本的な意味は「〜の上に」で、「面に触れている」といったイメージです。「〜の上に」という意味も、人や物と地面が接している状態を表しますよね。

時間を表す前置詞としてのonは、日付や曜日など比較的短い期間に使います。「面」は「空間」よりも狭い範囲を指すことから、onはinよりも短い期間に使われると考えれば理解しやすいかもしれません。

<onが使えるパターン>

・on Monday
・on October 1st
・on this day
・on Christmas day

onで示される短い期間は、日付や曜日などカレンダーで指差せるようなものが多いといえるでしょう。

May I take a day off on Monday of next week?(次の月曜日に休みをとってもいいでしょうか?)

I will leave this town and move to Tokyo on October 1st.(10月1日にこの街を離れて東京に引っ越します。)

「at」:細かな時間

前置詞atの基本的な意味は「〜に」で、「点」をイメージするとわかりやすいでしょう。時間を表す前置詞として使うときは、一日のうちの特定の時間帯や具体的な時刻を示しています。

<atが使えるパターン>

・at 8 am
・at 4 o’clock
・at midnight
・at the moment

Could you wake me up at 8 am tomorrow?(明日朝8時に起こしてもらえますか?)

There was an earthquake at midnight, so I couldn’t sleep well last night.(真夜中に地震があったので、昨日の夜はよく眠れませんでした。)

時間を表す前置詞「in・on・at」の使い分けが紛らわしいケース

ここまで、時間を表す前置詞の基本的な使い方を紹介しました。「in→on→at」の順に対象となる期間・時間が短くなっていくイメージです。

ただし、なかには例外として紛らわしいケースも存在します。ここでは、時間を表す前置詞「in・on・at」の間違えてしまいがちな例を4つ紹介します。

in the morning と at night

inは長い期間、atは時刻などの短い期間に使われると解説しました。しかし、「朝に」はin the morning、「夜に」はat nightと表現されます。

I wash my face first thing in the morning.(朝起きたら一番に顔を洗います。)

You should be on your guard when you walk out alone at night.(夜に1人で出歩くときは気をつけるべきです。)

同じような時間帯を指しているのに、紛らわしいですよね。

違う前置詞を使うようになった由来には、いくつか説があります。ある説では、昔はどちらもinを使っていたものの、in the nightが「夜中の間ずっと」を意味することが多かったため、より短い時間を表す表現としてat nightを使うようになったとされています。

またmorningは「午前中」という意味で使われることもあるため、「夜」だけを意味するnightよりも範囲が広いことが理由だとする説もあるようです。

違う前置詞を使うようになった経緯ははっきりしませんが、それぞれ間違えないように覚えておきましょう。

in the morning と on Tuesday morning

次の紛らわしいケースにも、in the morningが登場します。通常の「朝に」はin the morningですが、「火曜日の朝に」など特定の曜日を伴う場合はon Tuesday morningとなります。

基本的に、前置詞のonは日付や曜日を表すときに使うと解説しました。そのため、特定の日の朝を示すときにも、inではなくonを使うのです。

I drink a cup of coffee in the morning.(私は朝にコーヒーを一杯飲みます。)

I have to go to the hospital on Tuesday morning.(火曜日の朝に病院に行かなくてはなりません。)

特定の曜日の時間帯を表すときは、afternoon・evening・nightいずれの場合でもonが使われます。

He came to my house on Tuesday night.(彼は火曜の夜にうちに来ました。)

at night と on the night of ~

in the morning と at nightで紹介したとおり、「夜に」と表現する場合はat nightを使います。しかし、「10月1日の夜に」といったように特定の日の夜を指す場合はon the night of ~となります。

She told me that she didn’t eat a lot at night.(彼女は夜にあまり食べないと言っていました。)

What did you do on the night of September 15th?(9月15日の夜は何をしていましたか?)

特定の日付の時間帯を表すときも、morning・afternoon・eveningいずれの場合でもonが使われます。

at Christmas と on Christmas day

どちらもクリスマスにまつわる表現ですが、Christmasの場合はat、Christmas dayの場合はonが使われます。

at Christmasは「クリスマスの頃に」という意味で、日付を特定しているわけではありません。同じ意味で、at Christmas timeという表現も使えます。

一方、on Christmas dayは「クリスマスの日に」という意味になり、12月25日という特定の1日を指しています。そのため、日付を示すonを使う必要があるのです。

I always spend time with my family at Christmas.(クリスマスの時期はいつも家族と時間を過ごします。)

We will have a house party on Christmas day.(クリスマス当日はホームパーティーを開きます。)

かなり紛らわしいですが、表現によって期間を指しているのか日にちを指しているのかが変わってしまうため、ぜひ覚えておきましょう。

時間を表す前置詞「in・on・at」の使い分け方がわかったら

今回は時間を表す前置詞「in・on・at」の基本的な使い分けのルールや、紛らわしいケースについて紹介しました。ビジネスシーンでも日常生活でもよく使う表現ばかりなので、ぜひ整理して覚えておきたいですね。

時間を表す際に「in・on・at」を自然に使い分けるためには、どんどん使って慣れることが大切です。実際に話して英語を上達させたいなら、レアジョブ英会話のレッスンを試してみませんか?

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