英語の構文を知ることが上達の近道って知ってた?構文の活用方法を徹底解説!

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英語を話せるようになりたいと思って学習を始めた人や、仕事でのキャリアアップを狙って英語の資格試験に挑戦しようという人など、英語を学び直している人が増えてきていますね。勉強を進めていくと、「構文」に出会うことが必ずあると思います。しかし英語の構文に苦手意識を持つ人は少なくありません。もしかしたら、「SVOC」の4文字を見るだけでも気が重くなるという人がいるかもしれませんね。かくいう筆者もその一人です。

英文を組み立てる「型」である構文は、英語の力を伸ばしたい人や英語に苦手意識がある人こそしっかり学ぶことで、英語がよりわかるようになるのです。日本語と英語では語順のルールが全く違うので、構文を覚えることで英語のルールを体得できるのです。

話せるようになりたい人にとっては、構文を知ることでアウトプットがしやすくなり心強い助けとなるでしょう。今回は基礎のおさらいから、構文を活用した勉強法を紹介していきます。ぜひ参考にして、英語学習のステップアップを狙いましょう。

英語の構文とは

構文とは文章を構築するルールを指します。いわば英文を組み立てるための「型」とも言えます。型がわかっていれば、複雑な長文もシンプルな骨組みにまで解体することができ、逆に構文を使って自由に英文を組み立てることも可能となります。

構文を勉強することのメリット

構文の勉強をすすめるのは理由があります。勉強することの具体的なメリットについて以下で紹介します。

英語の総合的な力がアップする

英語の能力はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4要素がありますが、構文を学ぶことで、4つの能力を底上げできます。例えば、リーディングでは、構文を知っていることで、どんなに複雑な文でもその骨組みを理解できるようになるでしょう。その結果長文の読解がしやすくなります。リスニングにおいては、構文を使って文章を理解することで、聞き取りもしやすくなります。ライティングやスピーキングは、自身で文を組み立てアウトプットをする作業になりますが、文の型である構文をたくさん知っているほど表現の幅が広がります。

アウトプットがしやすくなる

リーディングやリスニングでは、構文がわからなくても単語を拾えれば理解はできるかもしれません。しかしライティングやスピーキングといったアウトプットの場面では、文章の組み立て方を知らないと、単語だけでは考えや思いを伝えるのは難しいでしょう。逆を言うと、組み立て方さえ知っていれば、アウトプットがしやすくなると言えます。状況によって使う単語を入れ替えれば、構文はいくらでも応用が可能になります。話せるようになりたい人は特に構文をマスターすると良いでしょう。

英語構文を活用して英語力を上げる方法

ここからは構文の理解の仕方を解説し、英語をさらに上達させるための構文の活用方法をご紹介しています。

構文自体を理解する

I read book(私は本を読む)という文は、特別なルールが課されない限りread I book. でもbook I read.でも成立しません。一方、日本語は「本を私は読む」でも「読んだ、私は本を」でも通ります。このように英文は、主語や動詞など文の要素の順番が厳密に決まっていて、5つの文型のいずれかに分類できます。構文も5つの文型のいずれかでできているので、まずは文型を知ることが大切です。

主語や動詞などの要素は、一つの単語の場合もあれば、「句」や「節」の場合もあります。句や節は2つ以上の単語からなるまとまりなので、シンプルな構文であっても句や節が入ることで複雑な文章になります。なので、句や節を文中で正しく把握することで、どんな文章もシンプルな文型で読み解くことができます。

構文の文型を理解

英文は以下のように主語(S)、動詞(V)、補語(C)、目的語(O)というシンプルな要素で成り立つ5つの文型に分類できます。

・第1文型:主語(S)+動詞(V)
・第2文型:主語(S)+動詞(V)+補語(C)
・第3文型:主語(S)+動詞(V)+目的語(O)
・第4文型:主語(S)+動詞(V)+間接目的語(O)+直接目的語(O)
・第5文型:主語(S)+動詞(V)+目的語(O)+補語(C)

(S)や(O)などの1つの要素は、1つの単語であるとは限らず、複数の単語のつながりからなる句や節でできていることはよくあります。句や節については次に説明をしますが、文を複雑にする原因となっているので、きちんと見抜くことが大切です。また文章にはデコレーションとして修飾語をいくらでも足せるので、それが文を長くし複雑にする原因にもなります。

また倒置文など、一見どの文型にも当てはまらないような文章にも出会うこともあるかもしれませんが、あくまで5文型が変形した応用にすぎません。どんなに複雑な文でも、文章の構造はとてもシンプルです。構造がわかれば文も読み解きやすくなります。ぜひ基本の5文型を覚え、英文をみたらどの文型に当てはまるのか考えましょう。

構文中の句と節を分析

まず句とは、2語以上の単語からなるまとまりで、大きなポイントは(S)(V)が含まれないことです。

以下の例で見てみましょう。

例1:The most fearful thing is darkness. (一番怖いものは暗闇だ)

これは第2文型で(S)は“The most fearful thing”(一番怖いもの)です。このひとまとまりには動詞がなく、文章ではありません。これが「句」です。

節とは、主語と述語のある文章のまとまりです。次の例を見てみましょう。

例2:I hope that the storm will go away. (台風がどこかに行くことを祈っている)

これは第3文型で、Iが(S)、hopeが(V)、(O)が“that the storm will go away”(台風がどこかに行くこと)となります。“that the storm will go away”には主語と述語があるので節ということになります。ちなみに、1つの文章の中に主語と述語は2つ以上入らないのですが、主語述語を含む”the storm will go away”という文章がなぜ入れるのかという理由は、文章をつなぐことができる接続詞のthatがあるからです。1つの文章の中に主語と述語が複数ある時は、節が隠れていないか探してみてください。

複数の単語で意味のまとまりをつくる句や節を見つけたら、文のどの要素になっていてどの文型なのかを考えることで、読み解きがしやすくなります。

音読する

音読は構文に限らず英語を学ぶうえで非常に効果的な方法です。意味と音が結びつかない限り言葉を話すことはできません。とりわけ日本の学校では単語の意味と文字を結びつけることに重点を置いています。単語の暗記などは典型的な例と言えるでしょう。

音読をすることによって、テキストを確認しながら、自分の声を聞くことになるので、構文を目からも耳からも理解することができます。オーバーラッピングは特におすすめの学習法です。オーバーラッピングでは音声を流しながら、一緒に声に出して発話します。この時スクリプトを参考にしてもかまいません。音読することで、構文を言葉のリズムから会得できます。

暗記する

暗記は、構文を使ったシンプルな例文をそのまま頭に入れるやり方です。例文にして覚えることで、構文の使い方を体得できます。その結果、文中で出会った時に構文を見抜いて読み解きやすくなったり、単語を変えてアウトプットができたりするようになります。暗記をする際は、音読やオーバーラッピングも一緒にすることでより効果的で、耳も鍛えられるのでおすすめです。

自分で英文を作る

構文を使って自分で英文を作るときは、まずは暗記した例文を元に単語や句節を変えるところから挑戦してみましょう。終わったら文法チェックアプリなどで確認すると、さらに正確さが上がります。自分の話したいことを、覚えた構文を使って表現できないか試すのも有効です。次第に、どういう時にどの構文が使われるのかが理解できるようになります。

おすすめの英語構文集

おすすめの英語構文集を紹介していきます。音読や暗記などを実践しながら、構文を効率よく体得しましょう。

キクブン270―聞いて覚える重要英語構文

『キクブン270―聞いて覚える重要英語構文』はCDがついており音読・暗記学習がしやすいようになっています。難易度はだいたい高校生レベルとされていますが、学生はもちろん、英語学習をする社会人の基礎の復習にも使えます。また、1日の課題量を5構文と絞って2ヶ月で無理なく覚えられるように構成されている点が特徴で、ぜひスキマ時間を利用して活用してみてください。

使える英語構文

使える英語構文』もCDで聞きながら覚えられる構成となっています。特徴は1個の例文に複数の応用例文がついている点です。1つの構文にさまざまな角度からアプローチされた例文に触れることで、応用力が養えるのは嬉しいポイントです。

まとめ

構文は苦手な方も多い分野ですが、基本的にはシンプルな5文型に収まります。通勤時などで音声を聞いたり、音読をしたりと取り組めば、総合的な英語力のアップにつながります。

音読や暗記をおすすめしましたが、構文は身体でリズムを覚えられると自分でも使えるようになります。勉強が進んだ段階で、構文を使って話す練習をするのはいかがでしょうか。さらなる実力アップにもつながるでしょう。レアジョブではオンライン英会話レッスンの無料体験を実施していますので、ぜひ実践の場として活用してみてください。

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