海外旅行で買い物をしようとしてお店に入ったとき、店員さんにHello!(こんにちは!)、May I help you?(お手伝いしましょうか?)と声をかけられ、一瞬「エッ?」と固まってしまったことはありませんか? 買い物は、単に品物を選んでお金を払えばいいというものではなく、日本と外国では異なる習慣が存在します。海外旅行で買い物上手になるための英語表現と、店内でのふるまい方のコツをお教えしましょう。
店員さんが不機嫌になってしまう理由は?
日本のお店では一般に、お客様に自由に買い物してもらうのがよしとされているのか、「いらっしゃいませ」と声をかけたあとは、客のほうから何か尋ねるまでは、店員のほうから声をかけることは少ないようです。一方、海外の多くの国では、客が店内に入ってきたら、Hello!とあいそよく声をかけるのが正しいおもてなしのあり方。客のほうでもHello!とあいさつを返します。
街中のスーパーマーケットや小さな食料品店はともかく、ブランドショップのような高級なお店を訪ねるのは、人のおうちを訪問するのと同じと思ってください。中に入るときには当然Hello!というあいさつが交わされますし、その後お客様をほうっておくのは、店員としては逆にマナー違反。May I help you?と声をかけてお客様のご要望を尋ね、お買い物のお手伝いをするのがあるべき姿なのです。
客としては、店員さんを無視して店内を見て回るのは、人のおうちに入って家主に断りなく勝手に家の中をうろうろするのと同じ。店員さんは戸惑うか、不機嫌になってしまうでしょう。May I help you?と尋ねられたら、最低限以下のようなことが言えるようになっておきたいものです。
I’m looking for a handbag.(ハンドバッグを探しているんです)
I’d like to see necklaces.(ネックレスが見たいのですが)
そうすると店員さんはWhat color do you like?(どんな色がお好きですか?)、How about this?(これはいかがですか?)と言いながら、いろいろ品物を出してきてくれるはずです。
英語の苦手な人は「面倒くさい…」「日本みたいに自由に買い物できたら…」と思うかもしれませんが、海外旅行とは、日本とは異なるものを見たり聞いたり、体験したりする機会。お店での店員さんとのやりとりも、旅の魅力のひとつと考えましょう。特にこちらはお客様なのですから、英語がわからなかったり、言いたいことがうまく伝えられなかったとしても、引け目を感じる必要はありません。積極的にコミュニケーションを取ろうとする態度さえ示せば、相手も快く対応してくれるはずです。
気に入らなかったらなんて言う?
店員さんが品物を見せてくれたら、とりあえず「気に入っている」「気に入っていない」という意思表示をしなければなりません。「気に入っている」ときは比較的簡単ですね。例えばこんな言い方をします。
I like this.(これ、いいですね)
It looks fine.(これ、よさそうですね)
「気に入っていない」ときは、単にI don’t like this.(気に入りません)ではなく、何が気に入らないのか、相手に伝える必要があります。例えば、こういった表現が役に立つでしょう。
This is too big / small.(これは大きすぎ/小さすぎます)
This is too dark / bright.(これは<色が>暗すぎ/明るすぎます)
I don’t like the design.(デザインが気に入りません)
そのうえで、Do you have ~?(~はありますか?)という表現を使って、こんなふうに聞いてみます。
Do you have a bigger / smaller one?(もっと大きいの/小さいのはありますか?)
Do you have a darker / brighter one?(もっと地味なの/もっとカラフルなのはありますか?)
Do you have a different design?(違うデザインはありますか?)
買わないときの上手な断り方
店員さんとの会話を最初からおさらいしてみると、例えばこんなふうになります。
(お店に入って)
客:Hello!(こんにちは)
店員:Hello! May I help you?(いらっしゃいませ。お手伝いしましょうか?)
客:Yes. I’m looking for a handbag.(ええ、ハンドバッグを探しているんです)
店員:What color do you like?(何色がいいですか?)
客:Brown.(茶色です)
店員:Well, how about this?(ええと、これはいかがですか?)
客:This is too bright. Do you have a darker one?(色が明るすぎます。もっと暗いのはありませんか)
この後店員さんが別のバッグを出してきて、気に入ったらI’ll take it.(これ買います)となりますが、問題はやっぱり気に入らなかった場合です。直接的に「いらない」「買わない」というのはちょっと気が引けますよね。英語でもそれは同じこと。買わないときには、こんなふうにやんわりと断る方法があります。
I’m not sure.(どうしようかしら)
I’ll think about it.(考えてみます)
I’ll be back.(また来ます)
また、Let me see around a little more.(もうちょっと見させてください)と言えば、お店によってはPlease.(どうぞ)といって店内を自由に見せてくれるかもしれません。
こうしてお店で使う表現を見てみると、ほとんど知っている単語だけで会話ができるということに気づいてもらえたでしょうか。店員さんもお客さんが何を言うかはだいたい了解しているので、多少間違えたとしても問題はありません。
一番いけないのは、言いたいことが伝えられないまま、ごまかし笑いをしてその場を去ってしまおうとすること。店員さんは、自分が何か気に障ることをしたか、もしくは相手に何かやましいことがあるのかと思ってしまうかもしれません。
ちょっと恥ずかしかったり面倒くさかったりしても、まずは店員さんと堂々と向き合って、可能な範囲で話をしてみること。店員さんときちんとコミュニケーションが取れたということが、きっとかけがえのない旅の経験になるはずです。
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