「ハウツー」ってどんな意味?知ってるようで意外と知らない様々な「how to」を極めよう

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「ハウツー本」という言葉があるように、「how to」という英語は日本語としても馴染みがある言葉です。しかしいざ英語の文章の中で出てくると、どう日本語に訳せばいいのかわからないという方も多いようです。今回はそんな「how to」の訳し方や意味、使い方についてご紹介したいと思います。

難しくない!「how to」の訳し方3選

「ハウツー本」という言葉は、もともと英語のhow toから来ています。中学時代には「how + to 不定詞」というような文法用語を学び、難しく捉えがちな「how to」ですが、実は日本語の訳し方はとても簡単です。まずは英語の文章でもよく登場する「how to」の訳し方からご紹介しましょう。

〜のやり方/方法

「how to〜」は「ハウトゥー」と発音し、「〜のやり方」「〜の仕方」「〜の方法」という日本語に訳すことができます。その場合、how toの後ろには必ず動詞がくっつきます。

例1:I want to learn how to raise the plants.
(植物の育て方を学びたい)

この場合、「how to raise the plants」を「植物を育てる方法」と訳すことができます。「育てる方法」がくどいと感じる場合は、「植物の育て方」と言い換えることもできるでしょう。「learn(〜を学ぶ)」の後ろには「何を学ぶか」という対象(名詞)が必要なため、「how to +動詞」の塊が名詞の役割をしています。これが「how + to 不定詞」は「名詞」の役割をするといわれる理由ですが、訳し方さえ覚えればさほど重要なことではありませんので、参考程度に覚えておいてください。

例2:My son needs to learn how to swim.
(うちの息子は泳ぎ方を習う必要がある。)

こちらの場合も、「how to swim」で「泳ぐ方法=泳ぎ方」と訳すことができます。例1、例2を見てもわかるように「learn(学ぶ)」という言葉と一緒に使われることの多いのが「how to」の特徴です。

例3:I don’t know how to cook fish.
(魚の調理法がわからない。)

「how to cook fish」で「魚を料理する方法」と訳すことができます。より日本語らしく「魚の調理法」ということもできるでしょう。「how to」はこのように、「I don’t know」と一緒に用いられることもよくあります。

どのように〜すればいいのか

「how to〜」は先にご紹介したように、「〜の方法」「仕方」と訳すことができますが、一方で、「どうやって〜すればいいのか」と訳す方がしっくりくることもあります。「how to」の後ろにはやはり動詞がつきます。前後の文章をみて、どちらがあっているかを考えて訳すといいでしょう。

例4:I don’t know how to reply to that question.
(その質問にどう答えればいいかわかりません。)

例3と同様、例4も「I don’t know」で始まっており、「how to reply to that question」を「その質問への答え方」と訳しても意味は通じます。どちらで訳しても間違いではありません。ただしより自然な日本語はこの場合「どのように答えればいいか」でしょう。ちなみに「reply to〜」は「〜に答える」という意味ですよ。

例5:Could you teach me how to dance?
(どうやって踊ればいいか教えてくれますか?)

この場合は、「どうやって踊ればいいか教えてくれますか?」とも訳せますし、「踊り方を教えてくれますか?」と訳すこともできますね。どちらでも違和感はありません。前後の文脈の中でしっくりくる方を選びましょう。

例6:I am at a loss how to act.
(処置に困る。)

例6の日本語はかなり意訳しています。「how to act」は「どう振る舞えばいいのか」、「be at a loss〜」は「〜に困って」「〜にまよう」という意味で、直訳すると「どう振る舞えばいいのかわからず困る」という意味です。ちなみにactは「行動する」「振る舞う」「演技する」という意味。派生語には「actor/actress(俳優)」という言葉がありますよ。

〜の手引き書・ハウツーの

海外の書店に行くと、実用書コーナーに「HOW TO 〜」と掲げられた本をよく目にします。日本語の「ハウツー本」と同様、海外でも「how-to book(ハウツー本)」という言葉が存在します。こちらは「how + to 不定詞」には該当しませんが、例外として覚えておいて損はありません。

例7:My brother produced a how-to book on internet.
(私の兄はインターネット入門書を出版した。)

ハウツー本というときはhowとtoの間にハイフン(-)を挟んで「how-to(ハウツーの)」と一括りにして使うのが一般的。この場合、「how-to」は形容詞として使われているので、後ろには名詞のbook(本)を伴うことができます。「a how-to book on〜」で「〜のハウツー本」「〜の実用書」と訳せますよ。ちなみに「出版する」は「publish」が有名ですが、「produce」にも「著す」という意味がありますよ。

例8:Here are 30 of the best how-to books written to teach you 30 different things.
(あなたに30もの色々なことを教えてくれる実用書ベスト30がこれです。)

本屋などのポップに「30 of the best how-to books」とあれば「ハウツー本ベスト30」という意味になります。例文は長い文章ですが、「written to teach you 30 different things」が「あなたに30もの異なる物事を教えるために書かれた」という意味で、それが前の「how-to books(実用書)」を修飾しています。「Here are〜」は「ここに〜があります」という意味。

英会話初心者さんがまず覚えたい「how to」フレーズ

「how to」を含んだ文章は、英会話を習い始めの方にとっては特に便利な表現だと言えます。そこで最後に、how toを含んだ便利な英会話表現をご紹介したいと思います。オンライン英会話のレッスン中や、初めての海外旅行などでぜひ使ってみてくださいね。

how to say:〜の言い方/どう言ったらいいか

I don’t know how to say “Itadakimasu” in English.
(英語で「いただきます」の言い方がわかりません。)

日本語も知っている講師に、英単語を教えてもらうのにはよく使えるフレーズです。「いただきます」の部分にわからない日本語を当てはめて、英語ではどう言えばいいのかを質問することができます。

I‘d like to thank them for the present. Can you teach me how to say that?
(プレゼントのお礼を言いたいんですが、どう言ったらいいか教えてくれますか?)

こちらは日本語がわからない講師にも使える便利な表現。「Can you teach me how to say that?」の前にどういう状況で英語を使いたいのかを説明し、「こういう状況の時、どう言えばいい?」と質問すればOK。

how to spell:〜の綴り方

Could you teach me how to spell entrepreneur?
(起業家の綴り方を知っていますか?)

英語にはスペルがわからないこともよくありますよね。スペルを教えてもらいたい時には「Could you teach me how to spell 〜?」というフレーズが便利です。ちなみに「entrepreneur」は「起業家」という意味。「アントラプラヌアー」と発音します。

how to pronounce:〜の発音の仕方

Please teach me how to pronounce this word.
(この単語の発音方法を教えてください。)

発音の仕方がわからないこともあるでしょう。その場合は例文の表現をそのまま使えばOK。「pronounce」は「発音する」という意味で「プロナウンス」と発音します。

how to use:〜の使い方

I don’t know how to use the ticket vending machine.
(券売機の使い方がわからないのですが。)

英会話初心者さんにとって、海外旅行で使う可能性が高いフレーズが、「券売機の使い方」。「how to use」は「〜の使い方」という意味で、その後ろに使い方がわからないものをくっつけて便利に使える表現です。「the ticket vending machine」の代わりに「this machine(この機械)」を使えば、どんな機械の操作方法でも尋ねることができますよ。

how to get to:〜の行き方

Excuse me, could you tell me how to get to the station?
(すいません、駅への行き方を教えていただけますか?)

初めて一人で海外に行ったら一度は使うこの表現。例文をそのまま覚えてしまいましょう。「get to」は「〜に行く」という意味。「how to get to the station」で「駅への行き方」となります。「the station」を他の場所に置き換えれば、これでもう、どこへでも行けそうな気がしませんか?

まとめ

「how to 不定詞」というと難しい印象を与えますが、実は日本語への訳し方は簡単。また何かやり方がわからない時に使える非常に便利な言葉ですのでぜひマスターして自由自在に使えるようになりたいもの。今回ご紹介したフレーズはぜひ文章ごと覚えていただければと思います。

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