普段、「当たり前」と思って使っている単語が、実は、まったく違う意味だったり、日本人には見当もつかないような使われ方をしたりします。
海外旅行に行ったときにきっと利用する、ファーストフードやレストランなどでの「まさか!」と思う経験をご紹介。日常の中の何気ない驚きを紹介する、【今日の英語マメ知識】シリーズです。
ハンバーガーはサンドイッチの一種である!
アメリカのMcDonald’s(マクドナルド)に入ったとある日本人観光客、メニューに”Sandwiches”(サンドイッチ)の文字が並んでいるのを見てこう叫びました。「マクドナルドなのに、hamburger(ハンバーガー)はないの!?」。
実は、英語ではsandwichは「パンに具を挟んだ食べ物」全般を指し、bun(丸パン)に肉をはさんだhamburgerは、sandwichの一種なのです。そこで、McDonald’sはhamburgerのメニューを紹介するのに、sandwichという言葉を使っています(現在はburgerという語も使われています)。
Big Mac(ビッグマック)もCheeseburger(チーズバーガー)も、皆sandwichの一種。ちなみに食パンに具をはさんだ日本人の考える「サンドイッチ」は、もちろんアメリカでも日本でもMcDonald’sには置いてありません。
▼ファーストフードでの会話例
A: What sandwich would you like?
(どのサンドイッチにしますか?)
B: One cheeseburger, please.
(チーズバーガー1つお願いします)
A: Anything to drink?
(何かお飲み物は?)
B: A large coke, please.
(コーラをラージサイズでお願いします)
Italian placeは「イタリアの場所」ではない
食べ物関連の話題をもう一つご紹介します。I know a good Italian place.と言われたら、これは「イタリアのいい場所を知っている」ではなく、「いいイタリア料理屋さんを知っている」ということ。「〇〇屋さん」というニュアンスを、英語では”XXX place“で表すのです。
▼XXX place の例
Japanese place=和食屋さん=和食レストラン
sushi place=お寿司屋さん=寿司レストラン
pizza place=ピザ屋さん=ピザレストラン
Do you know a good Japanese place?と言われたら、日本の観光地ではなく、おいしい和食屋さんを教えてあげるようにしましょう。
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