海外旅行でレストランに入るときの英語といえば、まずは「メニューの英語」を思い浮かべますよね。たくさん単語を覚えて「準備はバッチリ!」と思いながらレストランに行ってみると、食事中にウェイターさんがHow’s everything?(いかがですか)なんて尋ねてきて、どう答えればいいかまったくわからなかった…!ということも起こるかもしれません。今回は、レストランでスマートに会話するためのコツをお教えします。
注文時に必ず聞かれる「最後のひとこと」とは?
外国の、それもある程度ちゃんとしたレストランに行くと、テーブルごとに担当のウェイターさん、ウェイトレスさんがついて、きちんとお客様のお世話をしようと、いろいろ話しかけてくることがあります。客のほうでも、英語がわからないからただ黙っているだけでは、ちょっと恥ずかしいですよね。心構えを作るために、レストランではどんなことを話しかけてくるのか、知っておきましょう。
レストランに入ると、まずはあいさつです。Hello!(こんにちは)ということもありますが、夜であればGood evening.(こんばんは)と話しかけてきます。こちらのあいさつも、Good evening.でいいですね。
テーブルに案内され、メニューを見てひととおり食べたいものを考えたあと、ウェイターさん/ウェイトレスさんが注文を取るときの決まり文句はこれです。
May I take your order?(ご注文をお取りしてもよろしいですか?)
決まっていればそれを伝えればいいですし、まだであればWe haven’t decided yet.(まだ決まっていません)と言って待ってもらいましょう。無事に注文を終えると、「やれやれ、これで大丈夫」と一安心。ところが、ウェイターさん/ウェイトレスさんから必ず最後に聞かれれるひとことがあります。
Anything else?(ほかに何か?)
一瞬「エッ?」と思ってしまうかもしれませんが、別にほかに注文してほしいというわけではありません。単なる決まり文句なので、No, thank you.(いいえ、結構です)、That’s it.(それで全部です)のように答えておけば大丈夫です。すると相手はRight away.(ただいまお持ちします)と言って去っていきます。
食事中に聞かれる「いかがですか?」への答え方は?
無事に料理が出てきて、「あと英語を使わなければならないのは、最後の会計のときだけ」と油断していると、食事が進んだころを見計らって、ウェイターさん/ウェイトレスさんがこんなふうに話しかけてきたりします。
How’s everything?(いかがですか?)
あらかじめ心の準備ができていないと、なんて答えればよいかわからずあせってしまったりします。でも、これも何か特別なことを求められているわけはなく、「ご用があればおうかがいしますよ」という合図のようなものです。何も用がなければこう答えます。
Everything is fine, thank you.(大丈夫です。ありがとう)
逆に、食後にデザートが食べたいな、と思っていたりしたら、このときが尋ねてみるチャンス。こんなふうに聞いてみましょう。
Can I have the dessert menu?(デザートのメニューをもらえますか?)
食事が終わったあとにも、ウェイターさん/ウェイトレスさんとのやりとりはまだ残っています。お皿の料理がほぼ片付いているのを見ると、テーブルにやってきてこんなふうに尋ねてきます。
Have you finished?(お済みですか?)
これは、「もう片付けてもいいですか?」という合図ですね。終わっていればYes. まだであればNo, not yet.(まだです)と答えればいいわけですが、実はここは単にYes/Noで話をするだけでなく、ちょっとした食事の感想を付け加えたりしてあげるのが、客としての正しいあり方。
It was very good. Thank you.(とてもおいしかったです。ありがとう)
I liked the steak. Thank you.(ステーキがよかったです。ありがとう)
こういうふうに言ってあげると、ウェイターさん/ウェイトレスさんはニコッとしてThank you.(ありがとう)と返してくれるはずです。これも単に形式的なやりとりなので、「スープがいまひとつだった」とか、細かく考える必要はありません。ただ、どうしても気に入らないことがあった場合は、The soup was a little too salty for me.(私にはスープの塩が強すぎました)といったように感想を伝えることもできます。
お店を出るときも必ずあいさつを!
お勘定を頼むときの表現は、Can I have the check/bill?(お勘定をお願いします)ですね。アメリカではcheck、イギリスではbillを使うことが多いようです。
一般に海外のレストランではお会計をそんなに急ぎませんから、勘定書にお金やカードを添えておくとウェイターさん/ウェイトレスさんが持っていき、またおつりやカードのサインが必要な紙をが来るのを待ち、それからようやく席を立つことになります。
最後に大切なのは、去り際のあいさつです。日本では「ありがとうございました」と頭を下げるお店の人の前をお客さんがすーっと通り過ぎるというのが当たり前の光景ですが、海外でこれをやったらちょっと奇妙です。Thank you.(ありがとうございました)と言われたらThank you.と返す。もしくは、こんなふうに声をかけられたら、なんと答えますか?
Have a great evening.(よい晩を)
答えはYou too.(あなたも)です。カンタンですね!
外国のレストランに行ったときは、ウェイターさん、ウェイトレスさんとやりとりをする機会が結構あることに気づいてもらえたでしょうか。一般に西洋やその他の国では、お客様をほおっておくのはサービス怠慢、気を使ってあれこれ話しかけてくれるのが、優秀なウェイター/ウェイトレスなのです。
「英語話すの気が重い…」ということもあるかもしれませんが、話すことは決まっていて、しかもごくごく簡単なことばかりなので、コツさえつかめば大丈夫。今度の旅行では、メニューの単語以外にも、ウェイターさん/ウェイトレスさんと話すための表現もインプットしていってください。
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