「赤い」花も「色とりどりの」花も英語では形容詞ってほんと?「○○い」だけではない英語の形容詞を知ろう

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英語の勉強をめんどうにしているのが、文法用語です。特に、中学一年生のころから使われる「品詞」という考え方には、筆者も初心者のころに嫌な思い出を植え付けられました。

「名詞」「動詞」「形容詞」などなど、わかるようでわからない感じがしませんか?

今回は、その中でも「形容詞」という品詞をえらんで解説します。なぜかと言えば、筆者自身が英語初心者のころ、この形容詞ということばについてずいぶん混乱させられたからです。なぜでしょうか? 日本語の「形容詞」とまぎらわしいからです。国語の授業で習う日本語の形容詞と、英語の授業で習う英語の形容詞はどう違うのでしょうか? そもそも形容詞ってなんなのでしょうか?

今回はそんな素朴な疑問を解決します!

そもそも形容詞ってなに?「もの」を説明することば

そもそも形容詞とはなんなのでしょうか?これは言語によってずいぶん違いますが、ざっくりいえば「ものを説明する」言葉です。

形容詞を英語で「adjective」と呼びます。このことばはラテン語で「付け加えられるもの」を表わす「adjectivus」から来ています。もう少しくわしく言えば「別のことばにくっついて、何かを付け加える」ような意味を持っています(「ad」で始まることばは、「くっつく、付け加える」のような意味を持っていることが多いです)。「adjective」の発音は「アドジェクティブ」ではありません。「d」を発音せず、「アジェクティブ」と読みます。

形容詞は、なにか別のものについて説明するようなことばです。

車→どんな車?→「赤い」車(a “red” car)

ケーキ→どんなケーキ?→「甘い」ケーキ (a “sweet” cake)

この「赤い」「甘い」のようなことばを形容詞と呼ぶのです。

日本語の形容詞は「○○い」で終わる?

多くの方が混乱するのが、国語の授業で「形容詞」として習うものと、英語の形容詞がずれていることです。

一般的な国語文法では、「赤い」「甘い」のような、「○○い」で終わることばが形容詞と呼ばれています。ですが、英語の形容詞はもう少し範囲が広いのです。

「静かな場所」「a quiet place」

「静かな」は「○○い」で終わっていませんが、確かに「場所」を説明していますよね?

「建設的な議論」「a constructive discussion」

少し硬いことばになりましたが、「建設的な」ということばは「議論」を説明しています。

このように、「○○い」で終わっていなくても、なにかのもの(名詞)を説明することばがあります。そういうことばは英語では「形容詞」になるのです。「quiet(静かな)」「constructive(建設的な)」も全て形容詞です。

形容詞を使いこなすルール1
日本語の形容詞は「○○い」で終わることば
英語の形容詞は「もの(名詞)」を説明することば全て

余談ですが、日本語教育の現場では「○○い=形容詞」という考え方はあまり使いません。留学生を混乱させるからです。「名詞を説明することば」をまとめて形容詞として教えるのが一般的になっています。英語の考え方に近いですね。

英語の形容詞の使える位置を紹介。基本ルールは2つだけ

英語の形容詞は、実際にはどう使えばいいのでしょうか?基本的なルールは2つだけです。

パターンA:名詞の直前

形容詞は「名詞」の直前に置きます。

「a beautiful cat」
(美しい猫)

「the smart person」
(その頭のいい人)

「a」「the」が名詞につく場合にも、その更にあとに置かれます。できるだけ名詞に近づくように置くのが基本です。

副詞(もの以外を説明することば)を一緒に使うときは、形容詞の直前に置きます。

「a really beautiful cat」
(本当に美しい猫)

「the absolutely smart person」
(その極めて頭のいい人)

形容詞を二つ使いたい時には、「and」でつなぎましょう。

「the gentle and smart person」
(その紳士的で頭のいい人)

形容詞を使いこなすルール2
形容詞は名詞の「直前」に置こう。

パターンB:「be動詞」の後に置く

形容詞の2つ目の使い方は、「be動詞」の後に置く方法です。「be動詞」は、「is, am, areとその過去形、後はbe」くらいに考えていただければ幸いです。形容詞はほとんど必ず、この「be動詞」の後に来ます。

be動詞は「=」の記号のような意味を持っていて、名詞と形容詞をつないでくれる力を持っています。

The cat is beautiful
the cat=beautiful
(その猫は美しい)

副詞がついたパターンも見てみましょう。

The cat is really beautiful.
the cat=really beautiful
(その猫は本当に美しい)

副詞は形容詞の直前に来るので、「beautiful」の前に「really」が来ていますね。

ここからはちょっと上級の内容です。「その人はきっと頭がいいはずだ」と言いたい時はどうすればいいでしょうか?こういういい方は、英語では助動詞を使います。はずだ、なら「should」が使われます。では、こんな文はどうでしょうか?

?The person should smart.

形容詞は前にbe動詞が必要、でも今はbe動詞がありません。これだと「=」の記号がない数式みたいで、意味が通らなくなります。ですからここでbe動詞を1つ足してあげましょう。助動詞の後ろは「be」しか使えませんので、悩むことはありません。

The person should be smart.
(その人はきっと頭がいいはずだ)

この 助動詞+「be」+形容詞 のかたちは会話でもよく使います。頭の片隅に置いておいていただければ幸いです。

形容詞を使いこなすルール3
形容詞はbe動詞の後に置こう

形容詞にも種類がある? まずは2つに分けて考えてみよう

形容詞には色々な種類があると言われています。あんまり細かく分けすぎると、かえって勉強するのが嫌になることも……。初めて勉強する場合には、まずは2つに分けて考えてみましょう。

ものの「状態」を表す形容詞

形容詞には、A.人やものの「状態」を表わすものと、B.そうでないものがあります。Aには多くの形容詞が入ります。

long, short, large, small, hot, cold などなど、多くの形容詞はここに入ります。

大事なのは、こういう形容詞だけが「比較級」「最上級」になることができることです。

This rope is longer than that one.
(このロープはあっちより長い。)

This is the longest rope I’ve ever seen.
(これは私が見た中で一番長いロープだ。)

Aの状態を表わす形容詞は、語尾に「-er」をつければ「○○より」という意味に、語尾に「-est」をつければ「最高に」という意味になります。このような使い方は、他の形容詞にはありません。

ものの「種類」を表す形容詞

Bのそれ以外の形容詞は、ものの「種類」を表わします。

polar(北極の), same(同じの), true(本当の)

こちらは形が変わることがありません。この2種類の区別をつけておくと、混乱しづらくなりますよ!

形容詞を使いこなすルール4
「状態」を表わす形容詞は形が変わることがある。

まとめ

多くの人が出ばなをくじかれるのが文法用語です。文法用語は、聞いてしまえばかんたんなものばかりです。ただ、耳慣れないせいで混乱させられてしまいます。

まずはざっくりと意味を理解してから勉強することで、文法の勉強は一気に効率的になります。ことばのむずかしさに惑わされず、着実にレベルアップしましょう!

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