「数えられる名詞」ってそもそもなんなの?可算・不可算名詞という考え方

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「数えられる名詞(可算名詞)」「数えられない名詞(不可算名詞)」この言葉は、誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

「数えられる名詞にはaをつけてください」、「数えられない名詞には複数形は有りません」こんなことを、みんなが中学一年生で習うと思います。それ以外にも、数えられる名詞にはmany、数えられない名詞にはmuchをつけるなど、いろいろな細かいルールにも関わってきます。

筆者は英語が大の苦手だったので、当時から「そもそも数えられない名詞ってなに?」と思っていました。person(人物)は数えられる、people(人々)は数えられない。brother(兄弟)は数えられる、family(家族)は数えられない……。結局のところ、どういうルールがあるのかよくわかりません。実のところ、同じ疑問を持っている方は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、英語の「可算」「不可算」の意味について考えていきましょう。英語の意外な面白さが見えてきます!

見た目を大事にする英語。「数えられる名詞」の特徴

英文法的に言えば、数えられる名詞は、冠詞(aやthe)をつけるか、複数形にしなければ単独でつかうことができません。では、そもそも数えられる名詞とはどんなものなのでしょうか?一言で言えば、形を持っているもののことです。

英語と日本語の最大の違いは、「形」を大事にするかどうかです。例えばここにリンゴがあるとしましょう。日本語では、リンゴの味がして、リンゴの匂いがあれば、どんな状態でもリンゴです。丸々のリンゴも、すりおろしたリンゴも、リンゴであることに変わりは有りません。

でも、英語では、リンゴとしてのあるべき「形」が決まっています。赤くて丸いリンゴがそうです。この形を保っている時、「数えられる名詞」として扱います。aや複数形を使わないと、このappleは不自然になります。

I have an apple.
(私はリンゴを持っている。)

一方で、リンゴとしての形を失ってしまうと、もう数えることができなくなります。この場合は、aやtheなしでも使うことができるのです。

I have apple.
(ドロドロにすりおろしたリンゴを持っている。)

数えられる名詞とは、「形がある」名詞のことなのです。

限界がない名詞とは?「数えられない名詞」の特徴

では、数えられない名詞とはどんなものでしょうか?「形の無いもの」もっと言えば「限界の無いもの」が数えられない名詞になります。

もっとも代表的な数えられない名詞は「water」でしょう。水を辺りにまいたとき、どこまでも広がって、明確な区切りがありません。どこまでが水で、どこからが水でないのかはあいまいになりますよね?このように、形がない、限界がないものが数えられない名詞になります。

He is drinking water.
(彼は水を飲んでいる。)

水をコップに入れてしまえば、水にはそのコップという形が与えられます。この時、水を数えることができます。

He is drinking a cup of water.
(彼はコップの水を飲んでいる。)

その他、複数のものの集合した名詞は数えられなくなります。

I have work today.
(今日は仕事がある。)

「work」は、この世の全ての「仕事」をまとめて呼ぶ意味を持っています。仕事は無限に存在しますから、限りがありません。こんな時、「work」は数えることができません。一個一個の具体的な仕事について言う時には、可算名詞の「job」を使います。

I have a job today.
(今日は仕事がある。)

「job」は一個一個の仕事を指すので、その仕事には始まりがあれば終わりもあります。だから、限りがあるので数えることができるのです。

また、「work」には「作品」という意味もあります。その場合は1つ1つの形ある作品を指すので、数えることができます。

He has made great works.
(彼は素晴らしい作品を多数つくっている。)

このように、「形がない」「限りがない」名詞は数えることができません。

「culture」は可算、「information」は不可算の謎

とはいえ、色々とわかりにくい問題もあります。例えば私がずっと疑問に思っているのは、抽象的な意味を持っている名詞の中に数えられる・数えられないの区別があることです。

例えば、「culture(文化)」は数えることができます。

I like American and Japanese cultures.
(私はアメリカと日本の文化が好きだ。)

でも、「information(情報)」は数えることができません。

I need more information.
(もっと情報が必要だ。)

「experience(経験)」は数えることができますが、「thought(考え)」は数えることができません。どこに違いがあるのでしょうか?

ネイティブスピーカーの考えでは、これらにははっきりした違いがあります。例えば文化は、頑張れば地球上にある文化を全て数えることができます。一方、情報とは無限に湧き出してくるもので、なかなか数えきることはできません。informationのinfはinfinite(無限)と関係があります。

experience(経験)は、自分が体験したことなら全部数えきることができますが、thought(思考)はとりとめのないものですから、数えてもキリがありません。

ネイティブのものの見方を完全に理解することはむずかしいですが、彼らがどうやって加算・不可算を判断しているのかは理解しておいて損はありません。まずは「形があるか」「限界があるか」ということを頭において英単語を見てみましょう。ただ丸暗記するより、かならず効率よくマスターできます。

加算と不可算、どこまで気にするべき?

実際に英語を使う時、名詞の「数えられる・数えられない」はどれくらい気にするべきでしょうか?

多くのネイティブの意見ですが、名詞の複数形や冠詞はそんなに気にしなくても大丈夫です。「a lot of infomations」のような言い方をしても、これで通じないということはありません。これを気にして口ごもってしまうくらいなら、私は堂々と間違えます。

ただし、ライティングをする場合には、細かい文法のミスに注意する必要があります。書き言葉は整ったことばで書かなければいけないからです。とはいえ、もしパソコンで文章を作成するなら、アプリの力を借りることもできます。

例えば「grammarly」というアプリケーションは、英文法のミスを自動で見つけ出してくれます。名詞の可算不可算のような部分はアプリケーションの得意分野なので、ほぼ100%間違いを見つけてくれます。最後のチェックだけアプリケーションを使っておこなえば、それで十分です。

grammarly https://www.grammarly.com/

結論を言えば、実際に英語を使う時には、名詞の可算不可算はそこまで気にしなくても問題ありません。

まとめ

「可算名詞」「不可算名詞」は、形を大事にする英語のものの見方をよく表わしています。中学1年生で習う内容ですが、決して単純ではありません。丸暗記だけではなく、英語らしいものの見方を理解することで、効率よくマスターしましょう!

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