ビジネスメールにも役立つ英文ライティング(英作文)能力を高めるコツ。

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近年のグローバル化により、日本企業は海外企業とのやり取りが増加してきました。「英文メールを書くのに時間が取られる」「外資に転職したらメールのやり取りは英語ばかり」ということも当然のことのようになってきました。今回はビジネスメールにも役立つ英文ライティング(英作文)能力を高めるコツについてです。

「英作文は英借文(えいしゃくぶん)」を徹底する。

私の大学受験期(20年程前)には「英作文は英借文」という英語学習における格言のようなものがありました。つまり、英作文をするときには、自らが英文を「作る」のではなく、他人の英文を「借りて」くるということです。当時、駿台予備校の伊藤和夫先生の著書「基本英文700選」という例文集が流行しており、当時の受験生なら大半の人が手にしたことと思います。(私の周りでは挫折した人も多かった記憶があります)。近年の「すぐわかる・・・」「わずか〇日で完成・・・」に代表される「学習効率化ブーム」とともに、「英作文は英借文」という考えは消滅しつつあります。これは非常に危険なことです。

日本人の英語力においてよく話題になるのは、「読めるのに書けない」や「聞けるのに話せない」ということです。裏を返せば、「インプット能力は高いがアウトプット能力は低い」「インプット学習ばかりしてアウトプット学習が足りていない」ということです。そして、このような風潮を改善しようと、日本の英語教育全体が一気にアウトプット能力・アウトプット学習重視の方へ傾きつつあります。

正しい学習法とは、「インプットだけでもない」「アウトプットだけでもない」「インプットとアウトプットのバランスの良い学習」のはずです。今までのように「インプットだけでもダメ」ですが、「アウトプットだけでもダメ」なのです。多くの日本人英語学習者が「アウトプットだけ・・・」の方向に走ってしまっていることは心配です。
言うまでもなく「インプットもアウトプットも両方大切」という認識が大切なのです。そして、この「インプット」してから「アウトプット」の一連の流れこそが「英借文」の基本概念なのです。

「日本語→英語」ではなく「頭の中のイメージ→英語」という流れを持つ。

前述した通り、良質な英文ライティング(アウトプット)には良質なインプットは必要不可欠です。ここではそのインプットしたものをスムーズにアウトプットにつなげるコツについてです。
「日本語→英語」という流れは「米→rice」「学校→school」ということです。この流れを英文レベルでやってしまうので無理があるのです。

例えば、次の日本語を英語になおしてみて下さい。
「病院の建設予定地が選定されました。」

多くの人が「病院→hospital」「選定され→be selected」「建設予定地→・・・」となってしまいます。あえて「~の建設予定地」を英語で表すならa construction site for ~あたりが適当でしょう。しかし、このフレーズをひらめくことは難しいでしょう。

「頭の中のイメージ」とは「病院の建設予定地」という言葉ではなく、何となく「病院が建てられる場所」というイメージを持つのです。つまり、「病院の建設予定地」=「病院が建てられる場所・・・」という図式から、
「病院の建設予定地」 → the place (where) a hospital will be constructed[=built].
という語彙レベルを下げた容易な表現へとつなげることができるのです。

ネイティブらしい表現こそ「英借文」で。

「メール送ってくれてありがとう。」
Thank you for sending me an email.
これで十分でしょう。しかし、よりネイティブらしさを出したいなら、
I really appreciate you sent me ~.
It was very kind of you to send me ~.などとなり、表現も多彩になります。
日本人である以上、日本人特有の英語になることは仕方がありません。

もう一例上げます。一緒に考えてみて下さい。
「この薬を飲めば、気分が良くなるでしょう。」

こうなりましたか?
If you take this medicine, you will feel better.
「~すれば、・・・」確かにIf you ~, you ・・・でも通じますし、文法上不適切な箇所はありません。しかし、
This medicine will surely make you feel better. のようにすれば、よりネイティブらしくなります。そして、このような表現を用いてアウトプットしていくには、良質なインプットにより、これらの表現のストックを増やしていくしかありません。これこそが「英作文は英借文」の根本にある考え方なのです。

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