仕事を辞め世界一周のハネムーン旅行を決行!旅で実感した成長と気がついた画期的な英語学習法とは?

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ボリビア・ウユニ湖の絶景に感動

自営業を営むも、結婚から2年後に全事業を休止し、ハネムーン旅行も兼ねた10カ月間の世界一周の旅を決行した高宮六人さん。そんなリスクを負ってまで「異文化に触れたい」という想いを結実させた高宮さんが、念願の旅で実感した成長についてお話を伺いしました。また、その旅で気がついた画期的な英語学習法のアイデアがあるそうです。
(写真:ウユニ湖の絶景に感動)

仕事をすべて辞め世界一周のハネムーンへ

Q:ハネムーンで世界一周、素敵ですね。

結婚してから2年後に、世界中を10カ月間かけて一周しました。主な旅程は、まず韓国から始め、東南アジアをまわり、その後インドに渡り、エジプト、ケニアなどアフリカの国々へ。ヨーロッパに移動し、イギリスを起点にスペインやフランス、イタリアなど旅行先として人気のある国から、クロアチアやスロベニアなどもまわりました。最後はアメリカ大陸に渡り、カナダから南米の南までを訪れ、合計27カ国、302日間の旅行を経て日本に帰国しました。

Q:10カ月間のハネムーンですか。しかし、その間お仕事は?

しませんでした。しかも、世界一周を決行するために、それまで自営業でやっていた事業をすべて休止したんです。仕事をしながらも、ずっと「異文化に触れたい」と思い続けていたんです。

Q:奥様はその決断に反対しなかったのですか?

反対しなかったですね。「行く行く!」と軽やかに了承してくれました。航空業界で働いていたこともあり、海外への抵抗は少なかったのかもしれません。世界一周の間に何回かスリに遭い、そのときは喧嘩になったこともありましたが、今では二人とも世界観が広がって行ってよかったと思います。

現在、世界一周中に滞在して再訪したいと思ったスペイン・フランスを旅行中
現在、世界一周中に滞在して再訪したいと思ったスペイン・フランスを旅行中

ジェスチャー英語学習で一気に上達

Q:10カ月間の海外生活に向けて英語学習はしていましたか?

いいえ。学生時代から英語が得意ではなかったので、世界一周に出発してすぐに、フィリピンのセブ島にある英語学校に4週間通いました。

Q:語学力向上も兼ねたハネムーンだったと。

はい。その学校では、入学する前に英語の簡単なレベルチェックがあり、レベル別にクラスが決まるのですが、私は一番下のクラスでした。私がどれほど英語が苦手だったかが分かりますね。入るクラスが決まってからは、週に5日、1日5〜6時間、授業を受けました。

Q:よかった授業内容は?

マンツーマンとグループの授業があり、マンツーマンの授業では文法と筆記を学びました。日本の義務教育の英語でも苦労したのですから、それを英語で学ぶなんてもってのほかとお手上げ状態でした。あまりにも理解できなくて、担当の先生を変えてもらったこともありました。その先生が「当たり」だったんです。
その先生は、ジェスチャーを使って感覚的に英語を教えてくれました。例えば、前置詞の「on」を「〜の上に」と文字だけで意味を教えるのではなく、手をモノに置き「これがオン」と言ってくれました。どういうことか。
「壁に絵が掛かっている」を英語で言うと、正しくは「The picture is on the wall.」ですよね。日本人の多くは「on」が「〜の上に」と考えてしまいますから、壁に掛かっている状態を「on」で表現するという発想はなかなか生まれません。
しかし、先生が手をモノに置くジェスチャーを交え「接地している」状態を「on」で表現するということを教えてくれたおかげで、その光景をイメージして記憶することができました。

Q:学校に通ったあと、上達を実感しましたか?

はい。一番の収穫は、英語に耳が慣れたことでした。それまでは、外国人に英語で道を尋ねられると頭が真っ白になってしまうほどでしたが、英語でコミュニケーションをすることへの恐怖心が大幅に軽減されました。
その後の旅でも、飛行機の機内アナウンスが聞き取れるようになったり、ホテルや飲食店、現地の方やほかの旅行者と話すときに相手が英語で話している内容が理解できるようになりました。
ただ、学校選びについては反省しています。私が通った学校は、生徒の出身国の割合が韓国と日本でおよそ半分ずつでした。日本人が多い環境だと、どうしても日本語で話してしまいます。もしこれから語学学校や留学に行くひとがいたら、無理してでも英語しか使えない環境に飛び込むことをオススメします。

旅で気づいた画期的な英語学習法のアイデア

Q:世界一周の旅であらためて英語の重要性を感じたのでは?

そうですね。と同時に、逆に「母国」を理解することの大切さをあらためて感じました。もしも英語を学習する目的が「お互いの違いを理解すること」だとしたら、まずは自分のベースにある日本の歴史や文化を知っておく必要があります。そうでなければ、意思疎通を図り、自分のことを相手に理解してもらうのは難しいでしょう。

Q:「お互いの違い」について印象に残っているエピソードは?

フィリピンの語学学校であった出来事ですが、キリスト教徒の先生が無宗教である私に「信じている宗教がないなんて哀れね」と言ったのです。ストレートな物言いに戸惑いもしましたが、宗教観の違いを目の当たりにした瞬間でもありました。
神様を信じていたり、人生の導きにしているのが彼らの宗教観です。一方、私たち日本人は仏教と神道という異なる宗教と昔から密接に交わってきました。そのように、お互いさまざまな宗教観や価値観に触れて自分の道を決めてきたわけですから、どちらかが正しいわけでも、どちらかが哀れもない。そして、相手の価値観を理解しようと思えました。自分が世界観が拡がったと思うし、日本ではなかなかできない経験だったなと思います。

Q:理想的な英語学習法のアイデアはありますか?

英語力が旅に出る前の私と同じようなレベルであれば、いっそのこと現地の幼稚園の子どもたちと学ぶような授業があればよいのにと思います。社会人になって、同じ日本人と一緒に初級の英語クラスを受けることには抵抗があります。ですから、海外で外国人の先生や子どもたちと一緒に、遊び感覚で英語を学べたり、子どもが使う基本的な単語で意思疎通を図れる体験型の授業があると面白いのではないでしょうか。

子どもとなら英語が間違っていても恥ずかしくないと、ジェスチャーや写真などを使いながらコミュニケーションする高宮さん
子どもとなら英語が間違っていても恥ずかしくないと、ジェスチャーや写真などを使いながらコミュニケーションする高宮さん

Q:最後に、今後の英語学習の展望を教えてください。

世界一周を経験して、もっと勉強しておいた方がよかったと思ったのは単語でした。話す相手からしても、単語さえ正しければ、たとえ時制が間違っていたとしても、文章の意味は推測しやすい。しかし、単語が間違っていたら会話になりません。ですから、語彙力を強化していきたいです。
また、旅で強く感じたのは、日本語ではなく、英語で物事を考える英語脳にすることの大切さです。帰国してからは、電車やカフェ、自宅でも、休憩時間やすきま時間を利用して、視界に入るものすべてを英語に置き換えてみたり、英語で考え事をすることを心がけています。

昨年、娘が生まれました。今度は家族3人で2周目の世界一周旅行に行きたいと思います。

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