worth it ~は「~する価値がある」ということで、Was it worth it?は「その価値あった?」ということ。こう聞くとわかったような気がするかもしれませんが、「そもそもworthって何?」と疑問に思ってしまうことはないでしょうか。ほかにもYou deserve it.(あなたはそれにふさわしい)のdeserve、You’ll have consequences.(報いがある)のconsequenceなど、わかったようでわからない、日本語にしにくい英単語を使いこなせるようになりましょう。
worthは「価値」でいい?
辞書を見るとworthの意味は「価値がある」「価値」とありますが、本当に「価値」だと考えればいいのでしょうか。会話の中で実際にどのように使われているかを見ていきましょう。
「~の価値がある」のworth
worthにはまず、一定の金額に相当する「価値がある」という意味があります。
The diamond is worth 100 million dollars.(そのダイヤモンドには100万ドルの価値があります)
「そのダイヤモンドの金額は100万ドルである」または「そのダイヤモンドは100万ドルしてもおかしくない」ということ。
一方で、とても重要で興味深く、「~する価値がある」という意味にもなります。
The book is worth reading.(その本には読む価値があります)
とても面白かったり重要な情報が入っていたりして、読むとためになるということです。
「~する甲斐がある」のworth
このworthの後の「~すること」を代名詞itにしてworth itにすると、「~する甲斐がある、~するだけのことがある」という意味になります。
We worked hard on this, and it was worth it.(私たちはこのためにがんばって、その甲斐がありました)
がんばって仕事や活動などをして、十分得られるものがあったということ。
このworth itを疑問文にすると、一般に「それをしてよかったと思いますか?」と尋ねていることになります。
A: It took me about five hours to get to the top of the mountain.(山頂まで登るのに5時間かかりました)
B: Oh, was it worth it?(おお、よかったですか?)
「苦労して登っただけのことはありましたか?」といった意味です。
deserveは「値する」でいい?
辞書ではdeserveも「価値がある」「~に値する」という意味だとしていますが、deserveは金銭的な価値ではなく、何かが「報われる、それに値するだけのものを得る」ということです。会話の中でどのような使われ方をするのか、見ていきましょう。
「~にふさわしい」のdeserve
A: I won the first prize!(一等を取りました!)
B: Congratulations! You deserve it.(おめでとう!さすがです)
このdeserveには、それまでの努力が「報われた」、実力が抜きんでているので「(一等に)ふさわしい=さすがだ」という意味が込められています。
「当然の報い」のdeserve
A: The man got arrested.(あの男、逮捕されました)
B: Good, he deserves it.(よかった、当然の報いだ)
deserveはよいことばかりでなく、何か悪いことをしたときに「当然の報いを受ける」という意味でも使われます。
consequence(結果)の本当の意味は?
consequenceには「結果」という意味があり、resultと同じように使うものと思ってしまうかもしれませんが、実は、consequenceは会話の中ではよく「悪いことが起こる」「失敗する」といった意味で使われます。
「当然の結果」のconsequence
A: Oh, no. I failed. I should have tried harder.(どうしよう、失敗だ。もっとがんばっておけばよかった)
B: You see? It’s a consequence.(ほらね、当然の結果ですよ)
準備や努力を怠っていたから失敗した、という「結果」を指しています。
「よくないことが起こる」のconsequence
A: We can just do it. No one cares.(やっちゃいましょう。誰も気にしませんよ)
B: Be careful, there will be consequences.(気をつけて、よくないことになりますよ)
there will be consequencesは直訳すると「結果があるだろう」ですが、こういう会話の中では「よくないことが起こる」「悪い結果になる」という意味になります。
supposeの意味は「思う」?
supposeは辞書で見ると「思う、考える」「推測する」「仮定する」などいろいろな意味があり、どう使えばいいか迷ったことはないでしょうか。実際の会話の中での使用例を紹介します。
「そう思う」のsuppose
A: Do you think Tom will come tonight?(トムは今晩来ると思う?)
B: I suppose so.(そうなんじゃない=来るんじゃない)
このsupposeには、「来るという根拠はないが、推測すると、来ると仮定できる」といったような気持ちが込められています。supposeは「確かではないが、~だと考えられる」ということで、「考える」という訳でも結局「推測、仮定」していることになります。
控えめに言うsuppose
A: This is the correct answer.(これが正解です)
B: You’re right, I suppose.(正しい、と思います)
このように、文の後にI supposeをつけることがあります。これは、「確かではないけれど、そうだと推測できる」ということで、「~なんじゃないかな」「~かもしれないね」と、自分の言うことをぼかしたいときに使われます。
「例えば」のsuppose
Suppose you were rich, what would you do?(金持ちだったら、何がしたい?)
これは「仮定」のsupposeと呼ばれ、文頭に置いて「~だと仮定すると」「~と考えると」という、日本語の「例えば」に近い状況で使われます。
suggestは「提案する」になる?
suggestの基本の意味は「提案する」ですが、「示唆する、ほのめかす」という意味にもなり、どう使えばいいのか理解しづらいかもしれません。実はこれは、「何か考えていてそれを言おうとしているけれど、はっきり決めつけるわけではない」という、日本人には何ともとらえがたい単語。どのように使えばいいかを見ていきましょう。
おススメするsuggest
I suggest ramen for lunch.(ランチにラーメンはどうでしょう)
会議などで「提案する」という意味もありますが、suggestはこのように「~はどうでしょう」「~がいいんじゃないかな」と、会話の中で何気なくおススメするときにも使われます。
「~と言おうとしている」のsuggest
Are you suggesting I’m wrong?(私が間違っているっていうんですか?)
Are you suggesting ~?は「~と言おうとしているんですか?」ということで、「はっきりそうとは言っていないけれど、そういう意味に取れる」ということ。少々気分を害しているときなどによく使われます。
日本語にしにくい単語を使って会話をしてみよう
「価値」「結果」「提案」など、一見硬い語のように思えるかもしれませんが、実は会話の中でよく使われています。例えば次のような例を参考にしてください。
A: I’m thinking of going overseas for my next vacation. Where would you suggest?(今度の休暇は海外に行こうと思うんです。どこがいいでしょうか?)
B: How about Paris?(パリはどうですか?)
A: It’ll cost a fortune. Will it be worth it?(すごくお金がかかりますね。それだけのことがあるでしょうか?)
B: I suppose so. You’ll find good food anyway(そうですね。食べ物はおいしいですよ)
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