「強化する」の英語を知ってビジネス英語に強くなる

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「営業を強化しましょう」のように、ビジネスでは「強化する」という言い方がよく使われますが、これを英語で表現すると?パッと思い浮かぶのはstrengthenかもしれませんが、ほかにもreinforce、enhance、augmentなどさまざまな表現があります。「強化する」を表す単語の使い分けを覚えて、ビジネスで使いこなせるようになりましょう。

慣れ親しんだ単語を応用させよう

strong(強い)、tough(硬い)といった形容詞を動詞の形にすると、「強化する」という意味で使うことができます。親しみやすくすぐに使える言葉から覚えていきましょう。

広く使えるstrengthen

strong(強い)を動詞にした語で、「より強くする」ということ。汎用性が高く、抽象的なことにも物理的なものにも使えます。

Let’s strengthen our ties with local industry.(地元産業との結びつきを強化しましょう)

「より強くする」とともに「より効果的にする」といったニュアンスもあります。

Exercises will strengthen your muscle.(運動で筋肉が強化されます)

「機能や性能を強化する」という意味で使えます。

「丈夫にする」のtoughen

tough(硬い、強い)に-enをつけて動詞にした語で、「より堅固にする、丈夫にする」という意味で使われます。toughen upで「精神的に強くなる」となります。

The government toughened the rules. (政府が規則を強化しました)

これは「より厳しくする」ということ。

How can we toughen up the team?(チームを強化する<精神的に強くする>にはどうすればいいでしょうか?)

tough同様、ghは[f]と読むことに注意してください。

ビジネスでよく登場する単語を押さえておこう

strengthenとtoughenを知っているだけでいろいろなことを言えるようになりますが、実際のビジネスの場面では、相手がさまざまなニュアンスを持つ「強化する」の単語を使ってきます。よく使われる表現と、具体的にどのような意味があるのかを見ていきましょう。

「補強する」のreinforce

何かを加えることによって「強くする」、つまり「補強する」というイメージ。「理論を支える」というときにも使えます。

We need to reinforce our sales team.(営業チームを強化する必要があります)

人員を加えてチームを強くするということ。

We will reinforce the walls with exterior beams.(外側の梁で壁を補強します)

exterior beam(外側の梁)を加えることで、壁を強化するということ。

The computer-based simulation is used to reinforce the theory.(コンピューターシミュレーションを使用して理論を強化します)

その理論が正しいと、コンピューターシミュレーションで証明するということ。

「さらによくする」のenhance

今あるものを「さらによくする、向上させる」という意味で使われます。

We strive to enhance our products.(私たちは商品を強化するべく努めています)

例えば「商品の質を向上させる」「より魅力的なものにする」ということ。striveは「~するよう励む、努力する」。

Develop your skills and enhance your job opportunities.(スキルを伸ばして、仕事を得る機会を強化しましょう)

job opportunities(仕事を得る機会)が向上する、つまりチャンスが増えるということ。

「より豊かにする」のenrich

rich(豊かな)を動詞にした形で、基本的には「より豊かにする」という意味。何か別のものを加えて質を向上させるときによく使われます。

Here are our suggestions to enrich the organization.(これが、組織を強化するための提案です)

「より豊かにする、優れたものにする」といった意味合いです。

Add a little sake to enrich the flavor.(風味をよくするため、酒を少々加えます)

味や風味、香りなどを「豊かにする」と言うのによく使われます。

「増強する」のaugment

基本的に「増やして強化する」こと。augmented realityは「増強された現実」で、「拡張現実」と訳されます。

This will augment the sales of the product.(これにより商品の売り上げが強化されます)

「売り上げが増える、伸びる」ということ。

Augmented reality apps are used to promote the product.(商品の販促に拡張現実アプリを使用しています)

augmented reality(拡張現実)は略してARとも言います。appはapplicationの略。

A: Let’s strengthen our ties with local industry.(地元産業との結びつきを強化しましょう)

B: Then we need to reinforce our local teams.(それでは地元チームを補強しないと)

A: Right. That will enhance our opportunities. (そうですね。そうすれば機会が向上しますね)

他の意味でも使われる語を知っておこう

程度が激しくなったり、何かが結びついたりすることで結果的に「強化される」という意味を表す語があります。どのような場面で使われるかを知っておきましょう。

「激しくなる」のintensify

「より強く、激しくなる」ということ。常にいい意味とは限りません。

We will intensify our efforts to fight against cyber crimes.(サイバー犯罪と闘うための努力を強化します)

effort(努力)の程度をより激しくするということ。

The problem has been intensified.(問題が激化しています)

これは「激しく悪化している」という例です。

「結びつける」のconsolidate

基本的には「結びつける」ということで、結び合わせることによって全体的に「強化される」という様子を表します。

We decided to consolidate our offices.(オフィスを統合することにしました)

会社が「合併する」、支社を「統合する」といったときに使われ、基本的には「結びつくことによって強化される」というイメージです。

It’s a chance to consolidate your market position.(御社の市場での立場を強化するチャンスです)

力やスキルを「まとめる、結びつける」ことで立場や位置を「確かにする、強固なものにする」というイメージです。

気軽に使えるイディオムを覚えておこう

多少難しめの語を紹介してきましたが、口語ではもっとシンプルな言い方で「強化する」と表現することができます。耳にする可能性が高い語を取り上げましょう。

いつでも使えるbeef up

beefは「牛肉」ですが、beef upで「強化する」という意味になります。口語的ではありますがスラングではなく、ビジネスの場面で普通に使われています。

We need to beef up our project.(プロジェクトを強化する必要があります)

「築き上げる」のbuild up

build upは基本的には「築き上げる」ですが、築くことによって「高める、増強する」という意味になります。

It takes time to build up the trust.(信頼を強化するには時間がかかります)

「信頼を築いて確かなものにする」といった意味合いです。

A: We decided to consolidate our offices.(オフィスを統合することにしました)

B: Good. That will beef up the efficiency.(いいですね。効率が高まりますね)

A: Yes, but it will take time to build up the teamwork.(はい、でもチームワークを強化するには時間がかかるでしょう)

「強化する」という表現を会話で実際に使うには

「強化する」と言いたいとき、英語にはさまざまな表現があることがおわかりいただけたでしょうか。

自分で使うときには、汎用性の高い以下の語がおススメです。

・strengthen 覚えやすく、どんな場面でも使えます。
・reinforce 何かを加えて強化する、つまり「補強する」と言いたいときに便利。
・enhance 何も加えなくても、そのもの自体をよくするときに使えます。

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