TOEICで自慢のできる点数は845点以上!スコア別の分布データや一般評価も解説

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TOEICに挑戦する人は多くいますが、自慢できるスコアとは何点からなのでしょうか?2020年度のTOEICの受験者データから見ると、845点以上を取れば全体の上位約10%に入れます。このスコアは就職や昇進の場面でも有利な点数でもあり、自慢できるスコアと言っても差し支えないでしょう。今回はスコア別の分布データを見ながら自慢できるスコアについて解説します。

一方、TOEICは800点以下でも英語能力はアピールできます。点数ごとのレベル感や平均点についても解説するので、ぜひ自身の実力測定や目標設定などの参考にしてみてください。

TOEICで自慢できる点数は845点以上

今回は2020年度のTOEIC公開テストの受験者データを元に、TOEICで自慢できるスコアを845点として、あわせてその他にも知っておくべきキースコアについて解説していきます。「800点以上なんて取れない……」という方も、以下を読んで目標にしたいスコアの参考にしてみてください。

TOEIC845点以上で上位10%に入る

2020年度のTOEIC公開テストの結果では、845点以上が全受験者の上位約10%(※1)に入っています。上位10%というのは、自慢できるほどの高得点と言っても差し支えないでしょう。

またTOEICはあくまで相対評価のため、上位10%に入れるかどうかは、回によって変わります。また、「上位10%でなければ受けてもムダ」ということもありません。845点は一つの大きな目標と捉えて、自分の実力を少しずつ上げていきましょう。

出典:TOEIC Program Data & Analysis 2021|一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

TOEICの平均スコアは620点

2020年度のTOEIC公開テストの結果では、平均スコアは620点。先ほどあげた845点より200点以上も下回ります。とはいえ、平均スコアであれば、一般的には「仕事で少しくらいなら英語を使える」というレベルです。翻訳ツールなど多少補助を使いながらも、英語をなんとか理解できる力はあるので、平均スコアから英語力のアピールをしてもよいでしょう。履歴書に書けるTOEICのスコアも600点程度からが目安になっています。

出典:TOEIC Program Data & Analysis 2021|一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

TOEICで「高得点」と言われるのは700点以上

TOEICには明確な点数基準はありませんが、700点以上は一般的に「高得点」と捉えられることが多いです。1つは、新入社員に求められるTOEICのスコアが425~645点というデータ(※)があるので、その最低限のスコアを超える700点なら、並の新入社員よりは頭一つ抜けるということから、700点以上から高得点と言ってよいでしょう。

2つ目の理由は外資系の企業で求められる最低スコアがおよそ700点のためです。外資系では英語を武器ではなく道具として使いこなす必要があります。700点以上は、英語を割と使うビジネスパーソンとして活躍するには最低限必要な点数と捉えられます。

出典:新入社員の英語能力の測定|一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

TOEICのスコア別の分布状況

以下では2020年度の公開テスト受験者のデータから、実際のTOEICのスコア別の分布状況(※)を見ていきましょう。TOEICをすでに受けたことのある人は、ぜひ自分の実力が客観的にどのくらいなのか参考にしてみてください。

出典:TOEIC Program Data & Analysis 2021|一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

社会人のスコア分布

まず、社会人のスコア分布について見ていきましょう。社会人は平均点が637点で、先ほど確認した全体の受験者数の平均620点よりも高い数字となっており、高得点者が多い傾向にあります。

895点以上(社会人)

895点以上は社会人受験者全体の5.7%に当たります。

845点〜890点(社会人)

845点〜890点は6.5%と、895点以上より微増します。なお、895点以上の受験者数と合計すると、845点以上の取得者は、受験者の上位約12%に入ることになります。

795点〜840点(社会人)

社会人の受験者のうち、795点〜840点は8.7%を占めます。

745点〜790点(社会人)

745点〜790点は9.6%です。上記4項目を合計すると30.5%になるため、社会人であれば745点以上を取れば上位3割に入れるでしょう。ちなみに最も分布人数が多いのは、平均点付近の645点〜690点です。

学生のスコア分布

続いて、学生のスコア分布も見てみましょう。学生受験者の平均は607点で、社会人受験者の平均638点と、全体受験者の平均620点よりも低い傾向があります。

895点以上(学生)

学生で895点以上を取っている人は全体の3.6%です。高得点者が社会人より低い一因として、学生だと学校単位などで強制受験をするといったところもあり、勉強せずに受ける人も多いと考えられるからでしょう。

反対に、社会人がわざわざ受けるとなると、目的を持って受験する人が多いと考えられ、それ相応に勉強して受ける人のため、平均点も高めに出ているのかもしれません。

845点〜890点(学生)

845点〜890点は学生では全体の4.4%です。845点以上の人は、上位8%に入ることとなり、学生の中ではかなりの高得点と言えるでしょう。

795点〜840点(学生)

学生で795点〜840点を取った人は6.3%です。

745点〜790点(学生)

745点〜790点を取った学生は全体の7.8%です。ちなみにもっとも学生受験者の分布が多いのは、595点から640点で、全体的に社会人に比べると、スコアは低めと言えます。

TOEIC高得点者のスコア別の評価

TOEICはスコアごとにどのようなことができ、どのような特徴があるか以下で解説します。なおこちらはあくまで目安のため、参考として考えてください。

TOEIC700点台の一般的な評価

TOEIC700点台の人なら、リーディングであれば長文・短文どちらもある程度理解できると見なされるレベルでしょう。リスニングも単語を聞き漏らすこともあまりなく、聞き返しも少なくコミュニケーションができるといったイメージをもたれます。700点台は平均点を上回るので、「英語が得意」とアピールしやすいスコアです。就職先は外資系企業や海外進出を考えている日本企業が考えられます。

一方で、同じ700点台でもスピーキングやライティングの能力は人によってまちまちです。オンラインレッスンなどで練習するとリーディング・リスニングのスコアアップにつながる可能性もあるので、一度検討してはいかがでしょうか。

TOEIC800点台の一般的な評価

TOEIC800点台の人ならリーディング・リスニングどちらも長文を理解でき、自分の考えも述べられるでしょう。専門的なことや慣れないトピックではつまずくこともありますが、基本的な英語を使った実務には十分対応できるレベルです。

TOEIC800点台は英語がメインの企業でも問題なく就職できると見なされるスコアです。特に845点以上であればTOEIC全受験者の上位約10%に入るので、英語力が求められる企業へもアピールとなるでしょう。

TOEIC900点台の一般的な評価

TOEIC900点台はリーディング・リスニングともに最高水準のレベルと見なされます。900点台まで求める企業は多くないため、面接時に提示すれば先方にいい印象を持ってもらえるでしょう。

さらに自身の英語力を裏付けるアピールをしたい場合、スピーキングやライティングの実力を測る資格への挑戦もおすすめします。例えば英検や、TOEIC Speaking & Writing Testsの試験などです。

TOEICで自慢できる点数をとる3つのメリット

TOEICで自慢できるような点数を取るメリットを以下で3つ紹介します。

就職や転職活動で英語力をアピールできる

例えば楽天グループでは、入社選考には関係ないとしつつも入社までには800点(※1)を取得するようにと明記されており、アマゾン(アマゾンウェブサービスジャパン、アマゾンジャパン)では新入社員に求めるスコアとして700点(※2)を一つの目安と明言しています。大企業ではより高い点数が求められる傾向があるといえるでしょう。高いスコアを取得しておけば、就職や転職先の候補もそれだけ幅広く選べるでしょう。

(※1)出典:エントリー前に関するご質問|楽天グループ
(※2)出典:エントリーについて|アマゾン

昇進・昇格の条件となっていることがある

就職同様、昇進でもTOEICのスコアが求められるケースがあります。国際ビジネスコミュニケーション協会の調査によれば(※)、「TOEICのスコアを昇進の要件・参考としている」と答えた企業は全体の約3割前後。これは係長・課長・部長・役員どのポジションでも同じでした。

さらに「新たに要件・参考とする可能性がある」と答えた企業も約10%いました。今すぐには必要でないとしても、将来に備えて自慢できるだけのスコアを取っておくことは重要でしょう。

出典:昇進昇格の条件|一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

海外出張や赴任のチャンスが増える

海外への出張や赴任には高い英語力が欠かせません。国際ビジネスコミュニケーション協会の調査では、海外部門に期待するTOEICスコアは570~810点(※)でした。この数字はかなり範囲が広いですが海外へ赴いて仕事をするなら、TOEICで高スコアを取れる英語力は必要です。上位10%の845点ならほとんどの企業で要件をクリアできる他、700点以上でも十分に海外赴任を狙えるでしょう。

同調査によれば、海外出張や赴任の選考にTOEICを活用する企業は全体の60%近くに上りました。海外赴任を考えている場合、まずはTOEICを受けて自分の実力を測ってみてはいかがでしょうか。

出典:海外出張や赴任の基準|一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

「TOEIC自慢がうざい」と妬まれないためには

TOEICで高得点を取ることは簡単ではありません。そのため、ただ点数を伝えただけなのに「自慢?」と妬まれて嫌な思いをする可能性もあります。「TOEIC自慢がうざい」と言われないためには、以下の2点に気を付けてはいかがでしょうか。

圧倒的高得点をとる

「TOEIC自慢がうざい」と言われないためには、妬まれないくらい圧倒的な高得点を取るのは一つの手です。例えば900点以上とれば、そうそう揚げ足を取られることは少ないでしょう。

英会話力もつける

TOEICで英語の読み書きだけでなく、コミュニケーションツールとしてきちんと使える英語力を持っているとアピールできれば、周囲から妬まれる域を超えて、より高い評価を得られるでしょう。TOEICは学校や企業で受ける機会も多い身近な試験です。そのため、「自分は○○点だったのにあいつは高得点を取っていてずるい」と比較されることも少なくありませんが、そこでTOEIC L&Rでは測れない英会話力を身につけていれば、嫉妬していた相手も「かなわない」と納得してくれるかもしれません。

TOEICで自慢できる点数を目指すとともに

TOEICでは845点以上を取れば自慢できる点数と言えます。また、745点以上であれば学生・社会人どちらも上位20%には入れるため、800点以上が難しい方はひとまず745点以上を目指すのも一つの手です。
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