「しつこいメール」「しつこい風邪」など、日本語でよく「しつこい」と言うことがあります。「なかなかやめてくれない」「いつまでも続く」などさまざまな意味が含まれているように思えますが、英語ではどのように表現すればいいのでしょうか。日本語の「しつこい」を英語でうまく表現する方法を見ていきましょう。
人や行為に使える「しつこい」の英語
「あの人しつこいよね」というように、人やその行為に対して「しつこい」と言うことがあります。「本当に粘る」とあきれていることもあれば、「嫌だ、困っている」と思っていることもあるでしょう。人や行為に対して「しつこい」という英語表現をご紹介します。
「いつまでも続く」に使えるpersistent
Suzy is persistent to do anything.(スージーは何をするにもしつこいんです)
persistentは「いつまでも続く、なかなかおさまらない」ということで、「しつこい、がんこな」という意味を表す一方で、「粘り強い、根気がある」とほめるときにも使えます。
「押し付ける」を表すinsistent
They make insistent demand for that.(彼らはそれについてしつこく要求しています)
insist(主張する)の形容詞の形で、「強要する」「しつこく主張する」など、人に何かを押し付けようとしている感じを表します。
「迷惑な」感じが出るannoying
I don’t know how to handle these annoying e-mails.(このしつこいメールをどうすればいいかわからないんです)
annoyingは「迷惑な、うっとうしい」ということで、これだけでもしつこくメールが来る感じを表せますが、persistent(いつまでも続く)と組み合わせて、persistent annoying e-mails(いつまでも続く迷惑メール)と表現することもできます。
「厄介な」感じが出るpesky
The dog is pesky, never stops barking.(あのイヌしつこくて、ほえるのやめないんです)
peskyはしょっちゅう困ったことをする「厄介な」人や動物、虫などに使うことができ、pesky mosquito(しつこい蚊)、pesky fly(しつこいハエ)のような言い方もあります。
A: What do we do with their insistent demand?(彼らのしつこい要求をどうしましょうか?)
B: Who’s in charge of it?(誰が担当なんですか?)
A: Mr. Southerland.(サザーランドさんです)
B: Then there’s nothing we can do. He’s so persistent.(それならどうしようもないですね。あの人はしつこいんです)
体調や汚れなどに使える「しつこい」の英語
日本語の「しつこい」は人や行為に使える一方で、風邪、せき、汚れ、味などさまざまなものが「がんこな」「くどい」「ずっと続く」と表現するときにも使います。そういった場合、英語ではどんな表現が当てはまるかをご紹介しましょう。
「よくならない」のwon’t go away
The cold won’t go away.(しつこい風邪が治りません)
「cold(風邪)がgo away(去る)ことがない」と表現することで、「しつこい」「なかなかよくならない」という意味を表します。The pain won’t go away.(痛みがしつこい)のように言うこともできます。
また、最初にご紹介したpersistent(いつまでも続く)を使って、persistent cold(しつこい風邪)、persistent cough(しつこいせき)のようにも言います。
「がんこな」のstubborn
How can we remove this stubborn stain?(このしつこいシミを落とすにはどうすればいいんでしょうか?)
stubbornは「がんこな、なかなか変わることがない」という意味で、人に対しても使われます。removeは「取り除く」、stainは「シミ」で、remove stainで「シミを落とす」となります。
「くどい」のtoo heavy
Do you think the sauce is too heavy?(ソースの味がしつこいと思いませんか?)
heavyを「味」に使うと、「重い、くどい、胃にもたれるような」といった意味になります。「脂っこい」のgreasyを使って、greasy sauce(しつこいソース)のようにも言います。
「絶え間なく続く」のcontinuous
When will this continuous rain stop?(このしつこい雨はいつやむんでしょう?)
continuousは「絶え間なく続く」で、continuous rainは「雨がやまずにずっと降り続いている」様子を表します。台風が立て続けにやってくるときにcontinuous typhoons(しつこい台風)と言うこともできます。
A: The cold won’t go away. And I have a persistent cough.(しつこい風邪が治りません。せきもしつこいんです)
B: No wonder. The weather has been terrible lately.(無理もありません。最近ひどい天気ですからね)
A: If only the continuous rain would stop.(このしつこい雨がやんでくれさえすれば)
「しつこい」を表す表現の中で最も使いやすいのはpersistentです。ぜひ、レアジョブのオンライン英会話レッスンの中で使ってみましょう。I have a persistent cold.(しつこい風邪をひいています)、The rain is persistent.(雨がしつこいですね)のように、近況を伝えることができます。
一方でpersistentにはいい意味もあるので、I’m trying to be persistent with learning.(粘り強く勉強しようとしています)、Persistent study is important.(根気強い学習が大切ですね)といったように言うこともできます。先生と会話しながら、「しつこい」を表す英語表現の感覚をつかんでください。
まとめ
persistentは「粘り強い」、insistentは「主張が強い」と肯定的に使えることもありますが、annoying(迷惑な)やpesky(厄介な)には非難する調子が含まれるので、人に対して使うときには注意が必要です。単に「しつこい」という訳語だけで覚えるのではなく、それぞれの単語が持つニュアンスと、どのような場面で使われるかを、一緒に確認しておくようにしてください。
せっかく覚えたその英語、使ってみませんか
知らなかった英単語やフレーズに触れると、「こういうときはこう言えばいいのか」という新たな知識を得た高揚感と「実際に使ってみたい」という好奇心が同時に高まりますよね。
英語を話せるようになりたいのなら、そのまましまっておくのはもったいない。せっかくなら英語を「学ぶ」だけではなく、「使う」ことも始めてみましょう。
英語を「使って」外国人と話せるようになりたいという方は、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してみてください。
初回レッスンのレベルチェックをもとに日本人カウンセラーがあなたのためにアドバイスします。
Please SHARE this article.
英語を話せるようになりたいなら
学習のプロにみてもらおう
英語を学んできたのに、いざ話そうとなると全く言葉が出てこない、その原因は圧倒的にアウトプット量が不足していることにあります。
英会話の経験量を増やしたいなら断然オンライン英会話がおすすめ。1日25分だけ英語を話す習慣が鍵を握っています。高いお金を払って海外留学する必要はないのです。
無料登録しておくとお得な情報が届きます
今すぐ無料体験する最適な学習サイクルが
レアジョブ英会話ひとつで完結
レアジョブ英会話なら、英会話レッスンはもちろんのこと、「聞いて話す」発話トレーニング「ソロトレ」や一歩一歩英語力を積み上げられるオリジナル教材など、オンライン英会話市場で長年培ってできたコンテンツを豊富に取り揃えています。(追加料金なし/教材無料)苦手を克服したいなら使うべき選りすぐりのコンテンツです。
利用者インタビュー
無料登録~7日以内なら初月半額
今すぐ無料体験する