TOEICテストの種類は?どれを受けるべき?特徴を徹底比較!

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英語の試験として知名度の高いTOEICは、受検しておくと就職活動やビジネスの場で評価されることもあります。これから受験を考えている人も多いのではないでしょうか。

実はTOEICは、複数種類が展開されています。それぞれの特徴を理解しておくと、どのテストが自分に向いているかを認識できます。今回は、TOEICの種類や仕組みについてご紹介します。

TOEICってどんなテスト?

TOEICの正式名称は「TOEIC Program」といい、世界最大のテスト専門機関であるETS(教育試験サービス)によって開発・制作されているテストプログラムです。英語によるコミュニケーション能力を評価することを目的としています。国内外で、かなり知名度の高い英語コミュニケーション能力試験の1つです。

TOEICテストには、以下の2つの種類があります。
・公開テスト
・IPテスト

TOEICには合否がなく、テストを受けるたびにスコアによって結果を得られるので、自分の現在の実力がどれくらいなのかを客観的な把握ができます。就職活動や転職活動などでスコアを提示すると、英語力が評価され有利に働くことがあるのもメリットです。

TOEIC 公開テスト(個人受験)

TOEICの公開テストは、”個人”で申し込みから受験、結果発表までを行う試験です。インターネットや申し込み用紙によって自分で手続きを行い、指定の開催場所でテストを受けます。スコアを証明する公式認定証が手に入るのは、TOEIC公開テストのみです。

公開テストでには下記の通りTOEICの2つのブランドで計5種類のテストがあります。

・TOEIC Tests
TOEIC Speaking & Writing Tests
TOEIC Listening & Reading Test
TOEIC Speaking Test

・TOEIC Bridge Tests
TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests

それぞれどのような試験なのか、詳しくチェックしていきましょう。

TOEIC Tests

「TOEIC Tests」は、日常生活からビジネスシーンまで幅広い分野における英語のコミュニケーション能力を測るためのテストです。世界共通のテスト内容で構成されており、生きた英語で実力を測定できます。TOEIC Testsのブランドのもと、下記の3種類の試験が展開されています。

・TOEIC Listening & Reading Test
・TOEIC Speaking & Writing Tests
・TOEIC Speaking Test

TOEIC Listening & Reading Test

「TOEIC Listening & Reading Test」は、リスニングとリーディングの英語力を測る試験です。転職やキャリアアップ、海外赴任などで役に立つ、聞く力・読む力をチェックすることができます。入学試験から就職・転職活動でTOEICのスコアが有利に働いたり、国際的なボランティアで英語力を活かしたりと、日本ではもっとも有名かつ活用しやすい試験といえます。

リスニングとリーディングで合計約2時間の間に、マークシート方式で解答します。設問も英文のみで作られているため、和文英訳や英文和訳などの設問がないのがTOEICの特徴です。

TOEIC Listening & Reading Test
セクション Listening TestReading Test
測るスキル リスニング能力 リーディング能力
問題数 100問 100問
解答時間 約45分間 75分間
満点スコア 495点 495点
合計990点(5点刻みで採点)
受験方法 マークシート方式
受験者数 1,038,000人(2019年)
受験料 6,490円(税込)

参考:
受験料・支払方法|IIBC
2019年度 TOEIC® Program 総受験者数は約241万人|IIBC
TOEIC® Listening & Reading Testとは|IIBC

TOEIC Speaking & Writing Test

「TOEIC Speaking & Writing Tests」は、スピーキングとライティングの実力の両方を測る試験です。ヘッドセットを装着し、指示に基づいて音声を吹き込んだり文章を入力したりします。コミュニケーションが円滑にできるかどうかが複数のジャッジによって評価されます。職場や日常生活で効果的にコミュニケーションをとるための英語力が試せるでしょう。

ビジネスで使われる英語も一部出題範囲ですが、特別な業界や分野などの知識がないと解答できない問題は含まれていません。

TOEIC Speaking & Writing Tests
セクション Speaking Test Writing Test
測るスキル スピーキング能力 ライティング能力
問題数 11問 8問
解答時間 約20分 約60分
満点スコア 200点 200点
合計400点(10点刻みで採点)
受験方法 試験会場のパソコンを使用、ヘッドセットを装着
受験者数 13,300人(2019年)
受験料 10,450円(税込)

参考:
テストの形式と構成|IIBC
2019年度 TOEIC® Program 総受験者数は約241万人|IIBC
TOEIC® Speaking & Writing Tests|IIBC

TOEIC Speaking Test

TOEICのなかでも話すための英語力に特化した試験が、「TOEIC Speaking Test」です。スピーキングの身を受ける場合の受験時間は約20分と短いため、英会話のレベルチェックとして定期的に受けるのも効果的です。試験準備を通してスピーキング力のレベルアップを目指せるでしょう。

ネイティブスピーカーや英語が堪能なノンネイティブスピーカーと円滑にコミュニケーションを行うための力を試すことができます。挨拶や指示、紹介、購入など、日常生活やビジネスのさまざまなシーンで役に立つ内容が出題されるため、英会話の実践的な力を確認できます。継続的なやり取りのなかで筋の通った会話や説明ができるか、わかりやすい言葉で話せるか、といった点が重要なポイントです。

TOEIC Speaking Test
セクション Speaking Test
測るスキル スピーキング能力
問題数 11問
解答時間 約20分
満点スコア 200点(10点刻みで採点)
受験方法 試験会場のパソコンを使用、ヘッドセットを装着
受験料 6,930円(税込)

参考:TOEIC® Speaking Test|IIBC

TOEIC Bridge Test

TOEICの受験には興味があっても、試験内容が難しいため挑戦を迷っている人は多いでしょう。そのような人におすすめなのが、「TOEIC Bridge」です。初級から中級の英語学習者を対象としたテストで、日常生活における英語力を測定できます。

TOEIC Bridgeには、下記のテストが用意されています。

・TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
・TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests

TOEIC Bridge Listening & Reading Tests

「TOEIC BRIDGE Listening & Reading Tests」は、マークシート方式で解答します。リスニング能力とリーディング能力を客観的に測ることが可能。

問題文や設問はすべて英文で記載されているものの、TOEIC Testsより問題数が少なく、解答時間も短くなっています。TOEIC Testsが難しくてハードルが高いという人でも、TOEIC Bridge L&Rなら目標を身近に感じることができるでしょう。受験準備として集中的に学習することで、英語力の向上を目指せます。

TOEIC BRIDGE Listening & Reading Test
セクション Listening Test Reading Test
測るスキル リスニング能力 リーディング能力
問題数 50問 50問
解答時間 約25分 35分
満点スコア 50点 50点
合計100点(1点刻みで採点)
受験方法 マークシート方式
受験料 4,950円(税込)

参考:TOEIC Bridge® Listening & Reading Tests|IIBC

TOEIC BRIDGE Speaking & Writing Tests

TOEIC BRIDGEでは、スピーキングとライティングの力を試せる「TOEIC BRIDGE Speaking & Writing Test」も展開されています。

日常会話で活かせる話す力と書く力のレベルをチェックすることができます。所要時間も1時間以内なので、定期的にチャレンジすると英語学習のモチベーションアップにもなるでしょう。

TOEIC BRIDGE Speaking & Writing Tests
セクション Speaking Test WritingTest
測るスキル リスニング能力 ライティング能力
問題数 8問 9問
解答時間 約15分 約37分
満点スコア 50点 50点
合計100点(1点刻みで採点)
受験方法 試験会場のパソコンを使用、ヘッドセットを装着
受験料 9,350円(税込)

参考:TOEIC Bridge® Speaking & Writing Tests|IIBC

TOEIC IPテスト(団体受験)

TOEICには、IPテストと呼ばれる学校や企業向けの団体受験制度が用意されています。IPは「Institutional Program」の略であることを理解しておくと、公開テストとの違いがわかりやすいでしょう。

試験実施を企画する団体内で受験でき、マークシート方式とオンラインでの受験が可能です。実施会場や日時は団体が設定します。また、公開テストと異なる団体価格が設定されています。

公開テストとIPテストの違い

公開テストとIPテストの最大の違いは、申し込みが個人か団体かという点ですが、その他にも相違点がいくつか存在します。

公開テストでは、「Official Score Certificate」という公式認定証がテスト結果として受験者本人に送付されます。企業において採用や昇進の条件となるなど、公式認定証に記載されたスコアは英語力の証明となります。一方で、IPテストでは公式認定証は発行されません。スコアは、スコアレポートと呼ばれる成績表で確認します。

また、公開テストでは常に新しい問題が用意されますが、IPテストでは過去に出題された問題が出題されます。

公式認定証が発行されず、過去に使用した問題を再利用していることもあり、IPテストでは特別価格が設定されているので、公開テストより格安に受検できます。

TOEIC IPテストで受験できるテスト

IPテストでは、基本的に公開テストと同じ種類のテストが受験可能です。ただし、「TOEIC Writing Test」、「TOEIC Bridge Speaking Test」、「TOEIC Bridge Writing Test」はIPテストの場合のみ受験できます。

・TOEIC Tests
TOEIC Listening & Reading Test
TOEIC Speaking & Writing Tests
TOEIC Speaking Test
TOEIC Writing Test ※

・TOEIC Bridge Tests
TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests
TOEIC Bridge Speaking Test ※
TOEIC Bridge Writing Test ※

※IPテストのみ受験可能

どのテストを受ければいい?

TOEICには複数の試験が用意されているため、どのテストを受ければよいかわからない人もいるでしょう。それぞれの試験で特徴があるため、受験者は目的に合わせて賢くテストを選ぶ必要があります。ここからは、それぞれのテストのメリットを踏まえて、最適な種類をご紹介します。

TOEIC Testsが向いている人

・公式認定証が必要な人
・就職活動や転職活動でTOEICのスコアをアピールしたい人
・英語学習に本格的に力を入れている人

TOEIC Testsが他のテストと大きく異なるのは、公式認定証が発行される点です。就職活動や転職活動ではIPテストのスコアよりTOEIC Testsのスコアがより信頼度が高く、ハイスコアであれば採用に有利に働きます。大事な場面で英語力をアピールしたい人は、TOEIC Testsのスコアを取得しておくのがおすすめです。

さらに、英語学習に力を入れており、さらに英語力を上げたいという人にはTOEIC Testsが向いているでしょう。常に新しい問題が出題されるため、しっかりと実力を試すことができます。

TOEIC Bridgeが向いている人

・英語の初心者や中級者
・TOEIC Testsの試験内容が難しすぎると感じる人
・少しずつ実力をチェックしながらモチベーションを高めたい人
・趣味のために楽しく英語を学びたい人

TOEIC Testsの試験内容が難しいと感じる英語の初心者から中級者は、TOEIC Bridgeから受験を始めて徐々に実力をつけていくのがおすすめです。難しいテストに挑戦して点数が取れないよりも、実力に合ったレベルの試験を受けてモチベーションをアップさせていくとよいでしょう。

また、趣味として肩に力を入れすぎず、マイペースで楽しく英語を学習したいという人にも適しています。

IPテストが向いている人

・所属する学校や企業で開催される人
・試しにTOEICを受けてみたい人
・公式認定証が必要ない人

IPテストは、そもそも所属する団体が開催しないと受験できないため、学校や企業で行われる場合は挑戦してみるのがおすすめです。もともとTOEICに興味を持っている人は、価格の安いIPテストから初めてみると感覚がつかめるでしょう。

また、英語に力を入れているが、昇格昇給につながらない・転職の予定はないなど、公式認定証は不要という場合にもおすすめです。現時点での実力を客観的な評価で確認できます。

就職・転職に使うならTOEIC L&R一択!

社会人が転職活動や昇格昇給を見据えてTOEICを受験する場合は、TOEIC Listening & Reading Testの受験が圧倒的におすすめです。企業が英語力を参照する際に、TOEIC Speaking & Writing Testsの結果が求めることはほとんどありません。

また、参考として、履歴書で英語力のアピールとしてTOEICのスコアが書けるのは、650点以上と覚えておきましょう。外資系・英語を使う業務に応募する場合は、750点以上を保有しているのが理想です。

まとめ

今回は、TOEICの種類や目的に合わせた試験の選び方などについてご紹介しました。自分に合うテストを受験することで、英語力の客観的な評価を得たりモチベーションを高めたりできるでしょう。英語が好きな人や得意な人のなかには、TOEICを10回以上受けたことがあるという人も多く存在します。

TOEICのメリットは、受験に向けて準備するなかで、実用的な英語を身に付けられる点です。TOEIC対策を考えている場合は、受講者のサポートを第一に考え、リーズナブルに学習できるレアジョブ英会話を検討してみてはいかがでしょうか。オンライン英会話で通学の必要がなく、自宅やカフェなど好きな場所からプロの講師とつながることができます。

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