「やっぱりビールが一番」の「やっぱり」って英語で言える?的確な表現を覚えて使い分けよう!

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「やっぱり」と英語で言えますか?日本語の「やっぱり」という言葉は、「やはり」の話し言葉として日常会話で頻繁に使われます。しかし、「やっぱり」という言葉は1つの英単語に置き換えることができません。

この記事を読めば、なぜ置き換えられないのかが分かるだけでなく、「やっぱり」の的確な英語表現が覚えられます。しっかりマスターして使い分けていきましょう!

「やっぱり」に相当する英単語がない理由

「やっぱり夏はビールだよね!」
「やっぱりネコが好き!」
「やっぱり行けばよかった!」
「やっぱりやめた!」

上記で記した通り、数え切れないくらい「やっぱり」を使った表現を思いつくのではないでしょうか。実は上記で示した表現は、すべて「やっぱり」の意味が異なります。つまり、「やっぱり」には複数の意味があり、私たち日本人はいろいろな場面で文脈により自然に使い分けているということです。そのため、「やっぱり」に相当する英単語を限定できないのです。

では、英語で「やっぱり」を表現したいとき、どのように言えばいいのでしょうか?

英語で「やっぱり」を表現するときには、日本語の「やっぱり」が持つ意味やニュアンスを細分化して考える必要があります。

「やっぱり」の置き換え表現【ニュアンス別】

それでは、ニュアンスの違いによる「やっぱり」の英語表現を見ていきましょう。

「やっぱりね!」の英語表現

一言で「やっぱりね!」と間投詞的に使いたい場合の表現です。

I knew it.

「やっぱりね!」というニュアンスに最も近い表現。「こうだろうな」と予想していたことが、まさにその通りだったときに使われます。

A: I was scolded by my boss. He was so angry! (上司に叱られちゃった。すごく怒ってた!)

B: I knew it! He was looking for you with a scary face. (やっぱりね!だって怖い顔をしてあなたを探していたもの。)

ちなみに、「I knew that」はitをthatに置き換えただけですが、ニュアンスが少し異なり、「前から知っていた」という意味です。つまり、予想していたのではなく「すでに知っていた」という場面で使われます。

上記の例で「I knew that!」と答えた場合、Bはすでに上司がAに対して怒っていたことを何らかの手段により「知っていた」という意味合いになります。

I thought so.

thoughtはthink「思う・考える」の過去形なので、「そうだと思った」という意味です。I knew itよりソフトな表現。

A: You are right! Wikipedia says Ottawa is the capital, not Vancouver.(君の言う通りだ!ウィキペディアにオタワが首都だって書いてあったよ、バンクーバーじゃなくて。)

B: I thought so. (やっぱりね!)

I figured.

figureは「考える」「判断する」という意味の動詞で、「やっぱり考えていた通りだ」というニュアンスで使われます。

A: I heard that Mr. Yamada passed the Eiken 1st grade! (山田さん、英検1級に合格したらしいよ!)

B: I figured. (やっぱりね!)

「やっぱり、思った通りだ」の英語表現

「やっぱりバスは混んでいた」のように、「想定通り」「予期した通り」「案の定」というニュアンスで使われる表現です。「思った通り~ではなかった」という否定でも使えます。

as I expected

asは「~のように」、expectは「予期する・期待する」という意味で、全体では「予期した通り」となります。

You are a caring person as I expected. (やっぱり[期待していた通り]あなたは面倒見がよい人だ。)

As I expected, the train didn’t arrive on time. (やっぱり[思った通り]電車は定刻に到着しなかった。)

as I thought

I thought soのthoughtと同じで「思った・考えた」という意味。as I expectedと非常に似た表現です。

As I thought, I can’t give up on my dream. (やっぱり、夢を諦めることができない。)

He fell asleep in a meeting as I thought. (やっぱり[思った通り]彼は会議中に寝てしまった。)

That’s what I thought / expected.

what I thoughtは「私が思ったこと」、what I expectedは「私が予期したこと」という意味で、全体では「それは私が思ったことだ」「それは私が予期したことだ」となります。

A: He is not coming, apparently. (彼はどうやら来ないらしい。)

B: That’s what I thought. (やっぱりそうだと思った。)

A: This summer might be extremely hot. (この夏は酷暑になるかもね。)

B: That’s what I expected. (やっぱり思った通りだ。)

「何だかんだ言っても、やっぱり」の英語表現

「やっぱりすごいね!」のように、「結局は」「最終的には」「やっぱり~が一番」というニュアンスで使われる表現。紆余曲折を経て最終的な段階にたどり着いたときに「やっぱり~だ」と使います。

after all

「結局のところ」「何と言っても」という意味。

After all, we are friends. (何だかんだ言っても、私たち、友達同士だからね。)

I like this song after all. (私はやっぱりこの曲が好きだ。)

in the end

「最後には」「(いろいろ考慮して)結局は」という意味。

They got divorced in the end. (彼らはやっぱり[結局は]離婚した。)

In the end, there’s no place like home. (やっぱり我が家が一番だ。)

「there’s no place like home(我が家にまさるところなし)」は英語のことわざなので、併せて覚えておきましょう。直訳すると「家のような場所はどこにもない」となり、「我が家が一番」「家が一番いい」「家ほど良いところはない」という意味で使われます。「home」を他の単語に変えて、「there’s no place like Hawaii. (ハワイほど良いところはない)」のように使うことも可能です。

「やっぱり、こうしよう」の英語表現

「やっぱりやめた!」のように、「気が変わった」「意見を変えた」というニュアンスで使われる表現。

actually

「実際には」「本当は」「現に」という意味。

Can I get a large Cappuccino? Well… actually, I’ll get a Latte. (カプチーノをもらえますか?うーん、やっぱりラテにします。)

Actually, I’ll buy these shoes. (やっぱり、この靴を買おう。)

I’ve changed my mind

change my mindは「考えを変える」「気が変わる」という意味。過去形のchangedを使わずhave changedと完了形にする理由は、現在も気が変わったままの状態だからです。

I said I wouldn’t be going to the party, but I’ve changed my mind. (「パーティーに行かない」って言ったけど、やっぱり行く[気が変わった]わ。)

A: You are going out today, aren’t you? (今日でかけるんだよね?)

B: No, I’ve changed my mind. (いや、やっぱりやめた[気が変わった]。)

on my second thought

「よく考えてみると」「考え直してみると」という意味。actuallyと同じように直前の発言や意見を変えたいときに使いますが、actuallyの方が短くて使いやすいので親しい間柄ではactuallyが好まれます。

I thought I’d go to the movies, but on my second thought I’d rather stay at home. (映画に行きたいと思っていたが、やっぱり[よく考えてみると]家にいたいな。)

I don’t need an umbrella. On my second thought, maybe I do. (傘は必要ないな。やっぱり[よく考えてみると]必要かも。)

「やっぱり、やっておけばよかった」の英語表現

「やっぱり勉強しておけばよかった」のように、過去の誤った判断や行動を「後悔する」というニュアンスで使われる表現。ネイティブも日常的に使うので覚えておきましょう。

should + have + 動詞過去分詞

「~すべきだった」「~しておくべきだった」という意味。否定の場合は「~するべきではなかった」「~しなければよかった」となります。

We should have taken some pictures. (やっぱり写真を何枚か撮っておけばよかった。)

I should not have slept early last night. (やっぱり昨夜は早く寝るべきではなかった。)

「今でもやっぱり」の英語表現

「あの人はやっぱり若いね!」のように、「いつまで経っても変わらない」「今でも昔のまま」というニュアンスで使われる表現。

still

「今でもまだ」「未だに」という意味。

Are you still angry? (やっぱり[未だに]怒ってる?)

He still has the look of a rascal. (彼は今でもやっぱりいたずらっ子の面影が残っている。)

even now

「今でも」「未だに」という意味。

You are handsome even now. (あなたは今でもやっぱりハンサムね。)

I am not good at French even now.(私はやっぱり今でもフランス語が上手じゃない。)

「やっぱりいいや!」の英語表現

会話中に「今なんて言った?」と聞かれたときの返答として、「やっぱりいいや!」のように「気にしないで」「何でもない」というニュアンスで使われる表現。

Never mind.

「何でもない」「気にしないで」「大丈夫」という意味。カジュアルな会話で使われる表現です。

A: Sorry, what did you say? (ごめん、何て言った?)

B: Never mind. (やっぱり、いいや[気にしないで]。)

It’s nothing.

nothingは「何も~ない」「無」という意味で、この場合はNever mindと同様に「何でもない」というニュアンス。「Nothing」と一言で表現してもいいです。

A: What? (何て?)

B: Nothing. (何でもない。)

「やっぱり~に限る」の英語表現

「やっぱり仕事の後はビールに限る!」のように、「~が一番よい」「~が最高だ」というニュアンスで使われる表現。2つとも親しい友人同士で使われるスラングなので、使う相手に気をつけましょう。

nothing beats

「~が一番よい」「~が最高だ」「~に勝るものはない」という意味。beatは「打つ」「叩く」という意味で知られていますが、この場合は「勝る」「打ち負かす」という意味で使われています。

Nothing beats a sunset over the ocean! (やっぱり海に沈む夕日が一番だ!)

Nothing beats an ice-cold beer after a hard day’s work! (やっぱり一生懸命働いた後はキンキンに冷えたビールに限る!)

It’s gotta be

「やっぱり~じゃなきゃね!」という意味。It has got to beが省略されたスラングです。

It’s gotta be live music! (やっぱり生演奏じゃなきゃね!)

Tt’s gotta be hot pot cooking in winter! (冬はやっぱり鍋料理じゃなきゃね!)

まとめ

英語学習を始めてしばらくは、どうしても「日本語 ⇒ 英語」というプロセスで考えますが、慣れてきたらイメージしたことを英語で表現できるように思考プロセスを変える練習をするといいかもしれません。

なぜなら、「やっぱり」のように日本語から英語に1語で置き換えることができないケースは少なからずあるからです。日本語を挟まずにニュアンスをイメージして英語表現を考えることを繰り返していけば、的確な表現が使い分けられるようになるはずです。

まずは「やっぱり」の英語表現を使うときに、ニュアンスをイメージしながら表現を考えることから始めてみましょう!

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