「kind of」といわれたら本音じゃない?!いくつもあるネイティブの口ぐせ英語を覚えてナチュラルな会話を目指そう

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英語の会話中やYouTubeで日常を撮影した動画で“like”とか“I mean”を連発しているのを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。日本語でも「えーっと」「でさー」など特に意味なく頻繁に使う言葉があるように、英語でも何気なく会話中に差し込まれる口ぐせがあります。

英語の口ぐせの使い方を学び、より「ネイティブっぽい」会話力を身につけましょう。

ネイティブが会話中に使う何気ない口ぐせ

あまり意味なく使われる言葉

Like

特に意味はないけれど会話中に頻繁に使われる単語の代表格がこの「like」。 何かを説明しようとする時に、日本語の「えーっと」と似たような感覚で会話中のつなぎやすぐに言葉が出てこない時に使われます。どこに挟むといった決まりはありません。特にティーンなど、若くなればなるほど連発する傾向があります。

I was just trying to talk to him, but like, he started yelling at me! Then like, I walked away.
(彼と話をしようとしてたんだけど、彼ったら怒鳴り始めたの!で、私は立ち去ったってわけ。)

Kind of (kinda)

はっきり言いたくない時にトーンダウンする効果がある言葉です。日本語の「まあね」「っていう感じ」などと似た意味合いで使われます。

She’s kind of nice.
(まあ彼女は優しいかな。=優しいと思っていない)

A: Did you like the movie?
(その映画気に入った?)
B: Yeah, kind of.
(うん、まあね。=それほど好きでもない)

you know

相手が知らないかもしれないけれど知っているはずであると暗示したい時や理解を促す時に「わかるでしょ?」と言う意味合いで使ったり、言いにくいことを言葉にする代わりに用います。

It took me 5 hours to sort this out, you know.
(これを解決するのに5時間もかかったの、知ってた?)

I want you to say, you know…
(言って欲しいんだけど…わかるでしょ?)

You know what I mean?

相手の同調を促す時に「言ってることわかるでしょ?」という意味合いで使います。

I don’t feel like going…I’d rather stay home and chill, you know what I mean?
(行きたくないな。家でゆっくりしたいんだけど、わかる?)

I mean

言ったことをさらに詳しく言い直す時や、likeと同じく特に意味のないつなぎの口ぐせとして使われます。

She’s amazing! I mean, she took the first train just to give me a present!
(彼女はほんとすごいよ!だって、プレゼントを渡すために始発に乗ってきたんだよ!)

I mean, I’m thinking of buying that red dress, like, I think it looks good on me…
(うーん、あの赤いドレスを買おうと思うんだけどさー、似合うと思うんだよねー)

Literally

Literallyは「文字通り」という意味ですが、会話では特に意味のない口ぐせとしてよく使われます。アメリカの若い子の間で元の意味とかけ離れた意味で使われることが多く、無理に訳そうとすると意味が通じなくなります。会話中ではつなぎのフレーズの一つだと覚えておきましょう。

Oh my gosh, that was so funny! I literally died laughing!
(ほんと、おかしすぎる!笑いすぎて死にそう!)

誰かが言ったことを説明する時に使われる表現

I’m like / She’s like

友達との噂話で「こんな様子だった」「こんなことを言ってた、思ってた」などと説明したい時によく使われます。

She’s like ‘stop hanging out with him. He’s mine!’ and I’m like ‘since when? He told me you guys are just having fun.
(彼女が「彼と遊ぶのやめてよ。彼は私のものよ!」って言うから「いつから?彼はカジュアルな関係だって言ってたけど」って言ってやったわ!)

She goes

She’s likeと同じように、ストーリーを話したい時にshe saidの代わりに使われます。

Last night I was just having dinner with Helen at that restaurant, you know, the one we often eat at, then I heard someone calling my name. So I turned around but I still couldn’t recognize him. He walked over to our table, then he goes ‘it’s me, Mike! I used to be your neighbor!’ and I’m like ‘oh my gosh, for real?’ He lost like at least 30kg, you know!
(昨夜ヘレンとレストランでディナーしてたんだけど、ほら、あのよく行くところ。で、誰かが私のことを呼ぶから振り返ったんだけど、見覚えない人だったの。彼が私たちのテーブルまできて、「マイクだよ!隣に住んでいたんだけど」って言って。「え、マジ?」って感じ。だって軽く30kgは痩せてたのよ!)

相手の話にうなずいたり同意する

I see what you mean.

「そうだよね」と相手の言っていることに理解を示す場合に使います。

A: She’s going to lose all her friends if she continues to act like that.
(あんな態度を取り続けていたら彼女は友達を全員失うよ)
B: I see what you mean.
(確かにそうだね)

That makes sense.

相手の言うことに納得できる場合に「そうだね」「なるほどね」という同意の意思を表す時に使います。

A: I worked till 10pm last night. I had to prepare my presentation for today.
(昨夜は夜10時まで働いた。今日のプレゼンテーションの準備をしなくちゃいけなくて)
B: That makes sense.
(なるほどね)

Right.

相手の言っていることにうなずく時に使います。同意の言葉では”I see.”以外にも色々な言い方があり、”Right.”もそのうちの一つでよく使われる言葉です。

A: I saw this man walking two black dogs…
(男性が2匹の黒い犬を散歩しているのを見て…)
B: Right.
(うん)

Exactly. / Absolutely.

「まさにその通り」と相手のいうことに全く同意する場合の肯定の意味で使います。

A: Are you joining us tonight?
(今夜一緒に来る?)
B: Absolutely!
(もちろん!)

A: You’re saying you know who did that?
(誰がそれをしたか知ってるって言ってるの?)
B: Exactly.
(その通りさ)

Oh, really.

これも相手の言うことに対して頷く表現で「あーそうなんだ」と軽い意味で使いますが、抑揚をつけて大げさに発音すると「えーそうなの?」とびっくりした意味になります。

A: She says she can’t make it. Her brother is sick.
(彼女来れないって。弟が病気らしいよ。)
B: Oh, really.
(あーそうなんだ)

I know, right?

「だよね」「そうそう」と軽く同意する場合に使います。

A: This cheesecake is amazing!
(このケーキほんとおいしい!)
B: I know, right?
(だよね)

相手を元気づけたり応援する

Keep up the good work.

親しい人や部下がいい仕事をしたり、良い成績をとった時などに「その調子で頑張ってね」と励ます言葉です。

Your service was excellent! Keep up the good work!
(サービスは最高でした!この調子で頑張ってください)

Hang in there.

辛い思いをしていたり、大変な時期を過ごしている相手に対して「今は耐えて頑張って」と励ます場合に使います。

A: I broke up with my boyfriend.
(彼氏と別れちゃったの)
B: Hang in there. Time will heal.
(気を落とさないでね。時間が解決してくれるわ)

You can do it.

「あなたならできるから頑張って」と励ます言葉です。

“I know you can do it.”(できるとわかってる)、 “I’m sure you can do it.”(できると確信している)のように、“I know”や“I’m sure”を前につけたフレーズもよく使われます。

You have been working so hard for this. Don’t worry, you can do it!
(このためにすごく努力してきたんだから、心配しないで、きっとできるから頑張って!)

Go for it.

「やってみなよ」と相手の背中を押す言葉です。

A: I’m thinking of changing my job. I got a good offer. I’m just not really sure if it’s a good move.
(仕事変えようと思ってるんだ。いいオファーがあるんだけど、本当にそうすべきかわからなくて)
B: Go for it!
(やってみなよ!)

Way to go!

「よくやった」「おめでとう」と相手を褒める言葉で、“Good job!”や“Nice work!”などと同じような意味で使います。

A: Dad, my team won and I was chosen as the best player.
(パパ、チームが勝って、僕がベストプレーヤーに選ばれたよ)
B: Way to go!
(おめでとう!)

Take it easy.

文中では「気楽にのんびりやる」という意味のフレーズですが、命令形だと「無理せず頑張って」と励ます言葉になります。それ以外にも、別れ際に「じゃあね」の意味で使ったり、「落ち着きなよ」と怒っている相手をなだめる場合にも使われます。

A: I’m exhausted. It was such a hectic week!
(もうヘトヘト。今週は本当にめちゃくちゃ忙しかった)
B: Take it easy. You need a rest.
(ゆっくりしなよ。体休めないと)

Keep your chin up.

何かがうまくいかなかったり、悪い結果があったりなど落ち込んでいる相手に対して「上を向いて頑張って」と励ます言葉です。chinは顎のことで、気落ちして下を向いている顎を上にあげてポジティブに行こう、という意味合いがあります。

A: I lost my job due to this pandemic. I don’t know what to do.
(コロナのせいで仕事がなくなった。どうしていいかわからないよ。)
B: Keep your chin up. I’m sure you’ll find something soon.
(気を落とさないで。すぐに次が見つかるって。)

*pandemicは世界的に流行している病気を指しますが、現在(2020念10月時点)はわざわざcorona virusあるいはCOVID-19とつけなくても、pandemicというだけでコロナのことだとわかります。ちなみにepidemicも流行の病気ですが、pandemicがいくつかの国や大陸をまたいで流行中の病気に対し、epidemicは国内や同じコミュニティ内だけで流行中のものを指します。

Stay strong.

「負けないで強くいて欲しい」という願いを込めた励ましの言葉で、地震などの災害や今年のコロナのような時にとてもよく使われます。コロナがまだ中国や香港で流行っていて、ほかの国で流行してなかった時にたくさんの人が私に言ってくれた言葉でした。

A: My sister got infected. She’s in hospital now.
(妹が感染しちゃって、入院しているの)
B: She’s in good hands. Stay strong.
(大丈夫。気を強く持って)

*“be in good hands”は、人やモノが安心できる場所・状態にあることを指します。この例の場合は、入院している=病院にいて安泰である、という意味になります。

まとめ

英語で会話中にネイティブが何気なく使っている言葉は、実はそれほど深い意味がなかったり、日本語に訳そうとしても難しいものがたくさんあります。

何度も耳にするフレーズや単語は、どんな場面や話の流れの中で使われているかに注意をはらって聞くと、使い方もわかってきます。徐々に慣れて使いこなせるようにしましょう。

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