英語で自分の感情を表現できる?様々な感情表現を知って思いを伝えられるようになろう

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人間には嬉しい・悲しい・怖いなどさまざまな感情があり、態度だけではなく言葉で気持ちを伝え、コミュニケーションをはかることができるという素晴らしい能力があります。

日本語でははっきりとした言葉にしなくても相手がわかってくれるという独特の文化と言語的特色がありますが、英語では言語によるコミュニケーションが非常に大切。
言いにくいことも言葉で伝えないと、意図したことがきちんと伝わらない場合が多くあります。

自分の感情を言葉にするのは、性格的なことや文化的背景の違いもありなかなか難しいですが、英語でコミュニケーションを取る上で避けては通れません。円滑なコミュニケーションを行うために、感情を伝える英語の表現を学びましょう。

「感情」自体を意味する英単語と使い方

気持ちの表現のしかたを学ぶ前に、「感情そのもの」を表す単語をおさらいします。普段何気なく使っている単語もあるかもしれませんが、ここで意味の違いをしっかりおさえておきましょう。

強い感情を表すemotionとpassion

「感情」の意味をもつ英単語というと、emotionやpassion、feelingsなどがありますが、中でもemotionとpassionは強い感情を表します。それぞれ具体例を出して説明します。

Emotion

愛や怒り、憎しみ、喜びや悲しみなどの強い感情を表します。

It is hard for me to express my emotions.
(私にとって自分の感情を表に出すことは難しい。)

The Japanese tend not to display their emotions in public.
(日本人は人の前で感情的になることはあまりない。)

Dogs can grasp the emotions of a human.
(犬は人間の感情を理解することができる。)

Passion

あるもの・ことに対する心を揺れうごかす強い情熱、例えば趣味や好きなチームへの熱中や、ある人に対する強い性的な欲情を表します。

Football is my passion.
(私はサッカーに情熱を傾けている。)

I have a passion for cooking.
(私が熱中しているのは料理です。)

Their passions for each other were running high in the aftermath of the car accident.
(自動車事故に遭ったあと、互いへの情熱が高まっていった。)

emotionとpassionの違い

Emotionとpassionは両方とも強い感情を表す言葉で、意味の違いがなんとなくわかってもまだモヤモヤしているかもしれません。さらに掘り下げてこの2つの単語のニュアンスの違いをみてみましょう。

次の英文は一番端的にニュアンスの違いを表しています。

I am passionate about something; I get emotional about someone
(私はあることに熱中している。私はある人に対して感情的になっている。)

平たく言えばpassionは心を揺り動かされる感情であり、emotionは好き嫌いなどの一時的な感情という部分が大きな違いです。どうですか?やっぱりまだしっくりこないでしょうか。

では、より理解を深めるために人気のスポーツの一つであるサッカーを例に説明します。

passionのあるサッカーファンは、選手やチームのデータを熱心に解析したり成績を追ったり多大な時間と労力を使います。一方自分の好きなチームが負けたら、emotionによって怒り狂って相手チームのファンと喧嘩するかもしれません。この時のemotionは時間がたつと消えるかもしれません。しかし変わらず贔屓のチームを応援し、サッカーに対するpassionを失うことはありません。

サッカーに対するpassionがなくなれば自分の心が死んだ状態になるかもしれませんが、自分だけの感情の問題であり、他人に影響することはないでしょう。

一方emotionを失うとどうなるでしょうか。そこから導かれる行動いかんによっては、友人や同じチームを応援するほかのファンからの信用も失ったり、最悪警察沙汰になることもあるかもしれませんよね。

何かに対してpassionをもつことは素晴らしいことです。自分のemotionを表すことも大切ですが、時と場合によっては隠すことも必要になります。

passionと同じく情熱を表すenthusiasmとの違いについて

passionは先に説明したように、目標を達成してもなかなか途絶えることがない感情です。例えば、英語学習にpassionがあるなら話せるようになっても学習を継続しますし、サッカーにpassionがあるなら好きなチームが負けても応援し続けます。

一方enthusiasmは、あくまでもその場の強い情熱を意味し、passionのような永続性はありません。目標が達成されたり、逆になかなか達成されないとenthusiasmは失われます。

例えば、最初はやる気があっても英語がなかなか話せるようにならないと「自分に語学の才能はない」と学習をやめてしまったり、自分の好きなサッカー選手が引退したらサッカーを見たりチームを応援することをやめてしまったり。
このようにenthusiasmは、どこかの時点で徐々に失われていきます。

ただ中には最初はenthusiasmだったものがpassionに変わることもあります。

例えばちょっと興味を持ってワインテイスティングのクラスを受講するとします。新しい趣味にワクワクし、当然enthusiasmを持ってクラスに参加しています。さてコースが終了。ほかの生徒さんは基礎は学んだから、と今度は別の趣味のクラスに参加するかもしれません。でもあなたはどうでしょう?もっと深く学びたいと思ってさらに上のコースを受講したり、休みの日や仕事帰りにワインショップに立ち寄ったり、ネットで色々なワインについてさらなる知識を得ようとするのでは。これはもうenthusiasmではありません。passionですよね。

このようにemotionとpassion、passionとenthusiasmにははっきりとした違いがあります。

主観的な感情を表す feeling

feelingも「感情そのもの」を意味する単語として代表的なものの一つで、印象や感じ、ある特定の一つの感情を表します。

I have this strange feeling.
(なんだか変な気がする。)

I have the feeling that he doesn’t like me.
(彼は私のことを好きじゃない気がする。)

I cannot stand the feeling of loneliness.
(孤独な気持ちに耐えられない。)

複数形で使われる場合は、特に外からの影響を受けた主体的な感情やある人やものに対する態度を表します。

I have feelings for him.
(彼に対して気持ちがある。(=好きという感情))

He hurt my feelings.
(彼は私の気持ちを傷つけた。)

What are your feelings about this?
(このことについてどう思う?)

理性的な感情を表すsentiment

sentimentは、ある出来事や状況に関する感情をベースにした所感や態度、日本語で「センチメンタルになる」というのと同じように過去への愛着から生じる大げさで時に馬鹿げているとも思われる感傷を意味します。

I don’t think she understands my sentiments.
(彼女は私の気持ちを理解していないと思う。)

The public sentiment on this issue is positive.
(この問題に関する世論は肯定的だ。)

She still keeps that letter out of sentiment.
(彼女は感傷に浸ってあの手紙をまだ持ち続けている。)

今どんな気持ち?6つの感情を表す英語表現

では6つの感情のグループ別に分けられた「嬉しい、悲しい、頭にくる」など個々の感情を表す単語を学びましょう。

人によって使う単語の好みがあり、ある人はこの単語をよく使うけれど、別の人は全く使わないということがあります。

同じような意味の単語は、「これをこの場面で絶対使わなければならない」といった決まりはありません。色々使ってみてニュアンスの違いを感じ、場面に応じて使い分けたり自分にとっての決まり文句が見つかるようになるといいですね。

リストにある単語は、”I am…” “He is….” “ I was…”のように全てbe動詞の後に使います。

嬉しい・幸せ

happy 幸せ、嬉しい
pleased 嬉しい、満足な
glad 嬉しい
delighted 非常に嬉しい
excited (興奮して)嬉しい
satisfied (欲しかったり必要だったものを手に入れられて)満足な
Thrilled とても嬉しい
relieved (安心して)嬉しい
touched 感動する

悲しい・辛い・がっかり

sad 悲しい
disappointed がっかり
depressed (落ち込んでいて)悲しい
hurt 傷ついて辛い
grieved 非常に悲しく辛い
Feel blue/down (特に理由なく)気持ちが沈んでいる

怒り・機嫌が悪い

angry 怒っている
mad とても怒っている
furious めちゃくちゃ怒っている
upset 怒っている、心配している
offended (誰かの無礼な態度や言葉に)怒っている
grumpy 機嫌が悪い
annoyed イライラする
frustrated (何かが思い通りにいかなくて)イライラする
irritated イライラする
disgusted ムカつく、嫌悪感を感じる
pissed (米スラング)イライラする(英スラングでは「酔っ払っている」)

恐怖・心配

scared 怖い
frightened 怖い、心配している
worried 心配している
agitated (心配して)動揺している
afraid (特定の状況がもたらすであろう結果に対して)心配する、怖い
terrified とても怖い

驚き

surprised 驚く
shocked (不快で予期せぬことが起こり)衝撃を受ける、驚く
blown away (感銘を受けて)驚く、衝撃を受ける
impressed 感銘を受ける
amazed とても驚く
astonished 非常に驚く
stunned 度肝を抜かれる、衝撃を受ける

退屈・疲れた

bored 退屈している
tired 疲れている、眠い
worn out 極度に疲れている
whacked 非常に疲れている
dead on one’s feet 非常に疲れている
fed up 飽き飽きしている、うんざり

まとめ

日本語だと主に、「あー疲れた」「びっくりした!」「ムカつく」など感情を表すのにも、日常会話で使う語彙は英語に比べて圧倒的に少なくワンパターンですし、感情を遠回しな表現で伝えたり、しぐさや態度など言葉以外で理解してもらおうとします。

しかし英語でコミュニケーションを円滑に行うには、はっきり言葉に出す必要があります。また良かれと思って言った遠回しの表現を誤解されたり、理解してもらえなかったりすることもありますので、自分の感情を言語化し英語で伝える訓練をしましょう。

また感情に関する英語は今回取り上げた以外にもたくさんありますので、ドラマや映画、英語のレッスン中などで見つけたらこのリストに加えてみてくださいね。

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