「ウソ」はlieじゃない?エイプリルフールに使いたい英語フレーズ

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もうすぐ4月1日。そうです、世界中のウソつきの祭典、エイプリルフールがやってきます。

みなさんは普段どのくらいウソをつきますか?ウソと言ってもその種類はさまざま。相手や状況を思いやるための優しい嘘、エイプリルフールのウソのような、ジョークや冗談に属する罪のないウソもありますよね。

毎年、個人だけでなく、多くの企業やメディアがウソをついて盛り上がりを見せるエイプリルフール。過去にはあのBBCが「ビッグ・ベンのデジタル化とそれにともなう時計針のプレゼント」というニュースを流したこともありました。

今回はエイプリルフールにちなんで、ウソにまつわる英語表現を紹介します。今年のエイプリルフールは英語でウソをついてみてはどうでしょう?

「lie」は悪意のあるウソ?「fib」「falsehood」「untruth」ウソをあらわす言葉たち

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まずは基本のウソについての英語表現を見ていきましょう。英語のウソには大きく分けて4つの言い方があります。

まずウソと聞いてわたしたちが真っ先に思いつくlieですが、これは英語話者にとっては「悪意のある嘘」、「人を騙すための嘘」を意味します。ただ、このlieにwhiteをつけて、“white lie”といえば、悪気のない嘘、だれも傷つかない嘘ということになります。また、“plausible lie” は「心地よい嘘」になりますし、“complete lie”や“total lie”といえば、「真っ赤な嘘」。また、「嘘八百」という表現は英語にもあり、“a pack of lies” と言います。

それでは、lieを使った例文を見ていきましょう。

“Don’t tell me a lie/lies!”
[嘘つくな!]

これが一番使いそうなフレーズですが、もしこれを使う時はかなり深刻なシチュエーションではないかと想像します。特に、“lies”と複数形を使う時は、いくつもの嘘をつかれている時なので、なおさらです。

“He told us a big lie.”
[彼は大嘘をついた]

ここでの‘big lie’は「大嘘」というわけです。先ほどの「嘘八百」を使うと、“He told a pack of lies.”[彼は嘘八百を並べ立てた] のようになります。また、日本語でもよく使われる「ウソも方便」というフレーズも英語で表現できます。

“Circumstances may justify a lie.”
“Sometimes, it’s better to lie.”

こちらはいずれもウソも方便。ウソを肯定する意味で使われます。

次にfibという単語を見ていきましょう。これは「厳密には本当ではないというくらいのちょっとしたウソ」を表します。カタカナ表記の「ウソ」に近いニュアンスですね。なので、“Don’t tell fibs”と言うと、日本語の「ウソつくなよ」という意味を込めることができます。

また、lieと同様に「人を騙すためにつく嘘」という意味でfalsehoodという単語もあります。文語的な表現なので、lieよりも堅い響きを持つということを覚えておくと良いでしょう。日本語で言えば、「虚偽」「欺瞞」などと同等とされるようです。というわけで例文がやや堅くなりますが、

“His statement is full of falsehood.”
[彼の発言は虚偽だらけだ]
“In these documents, truth and falsehood are mingled”
[これらの資料には事実と虚偽が入り混じっている]

という使い方ができますので、ビジネスパーソンの皆さんはぜひ覚えて活用してください。

さらに、untruthという言葉もあります。これはlieやfalsehoodほどひどくはありませんが真実ではないという意味です。つまり、lieなどの婉曲的な表現ということになります。そのようなわけで、もし相手が嘘をついていると思われる場合、それを丁寧に指摘する場合などに“That is untruth.”と言うと、丁寧さを出しつつ相手の嘘に反応することができます。

日本語でも当然ながら、ウソにはいろいろな表現がありますね。それと同じように、英語にも様々な言い方があるのですね。まずはこれら基本のウソの使い分けを理解すると、どんな時にどの単語を用いれば適切かがわかると思います。

ウソに対するリアクションの正解は?

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No way!
You must be kidding.

ではここからはウソに対するリアクションを見ていきましょう。すぐに思いつく表現としては

“You’re lying!”
[嘘をついてるでしょ]
“You’re a liar!”
[嘘つき!]

などがありますね。ただ、上にも書いたように、lieを使うとやや強めのニュアンスになります。嘘をついている相手を非難するような調子だとはっきり覚えておきましょう。相手の軽めのウソに対しては、こちらも軽い調子で返したいもの。そんな時には、

“No way!”
[まさか!]

で返してみましょう。“No kidding!”も同じような反応を示します。または、“Seriously?”といった言葉もこうした時に使えます。

“You must be joking.”
[冗談言ってるよね]
“you must be kidding?”
[ふざけてるんでしょ?]
という反応も使えます。ここで、重要なのは推量を意味するmustを使っていることです。mustをなくして“You are kidding?”と言ってしまうと、断定しているような少し強い感じになってしまうので注意が必要です。

ただし、これには話し方も関わってきます。声を荒げて言ってしまえば、当然「お前、からかってんのか!?」というような風に受け取られますので、語彙だけでなく、発話のし方にも気を配って学習したいものです。

ちなみに、“Bullshit!”と言えば、「嘘だろ、ふざけんな!」という意味になります。これはアメリカ英語ですが、イギリス英語にも同じようなものがあります。例えば、“Bollocks!”です。これらはスラングですのでよほど仲の良い相手以外には、避けたほうが良いかもしれません。

ウソかどうか確認されるシチュエーションでの受け答え

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Make things up
では、次に立場を入れ替えて、あなたが相手から嘘を指摘される時のことを考えてみましょう。自分は嘘を言っているつもりではなくても、相手は嘘かどうか確認してくることがあるかと思います。例えばこんな感じです。“Are you making it up?”で「作り話してるの?」となります。make…upで「話を作り上げる=嘘をつく」と言うことになります。このようにlieなどの単語を使わずに嘘を表せる言い回しもあります。

I’m not joking. I’m serious. I swear to God.
もし本当に嘘を言っていないのに、相手があなたのことを嘘つき呼ばわりしてきたとしたらどうしますか?このようなシチュエーションは日常にあふれていますが、特に恋人の間で交わされそうな会話かもしれません。このような時は、“I’m not joking. I’m serious.” と返しましょう。「嘘じゃないよ、ほんとだよ」という感じで、あなたが嘘を言っていないことを伝えられます。さらに、“I swear to God.”と付ければ、より強調できますが、ちょっと大げさな感じになるかもしれませんね。

また、“I mean it.”という言い方もあります。これは直訳すると「自分はそれをきちんと意味して言っている」という意味です。これにreallyをつけて、“I really mean it.”というふうに強調することもできます。

ウソのバリエーションを理解して正しいコミュニケーションを

いかがでしたか?「ウソ」はlieだけではない、ということがお分かりになりましたでしょうか?また、英語での嘘の段階をきちんと知っておけば、日常の様々な場面でふさわしい言い方ができるようになりますね。今回は最後に偉大なる思想家が嘘について述べている言葉を引用して終わりにしたいと思います。

“I’m not upset that you lied to me but I’m upset that from now on I can’t believe you.”
[あなたが嘘を言ったことに動揺したりはしない。だが、これからあなたが信じられないということに動揺するのだ]。

これはニーチェの言葉ですが、こんなことを言われなくて済むように、エイプリルフールのウソは軽めのfibにしておくのがいいかもしれませんね。

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