英語表現をセンスアップ!中学英語からビジネス英語へ変換するシーン別フレーズ

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義務教育で誰もが習う「中学英語」の表現は、英語を話す第一歩としては大いに活用すべき“最初の武器”になります。しかし、英語でコミュニケーションを取ると思うと、中学英語だけではカバーしきれないことも。

とくにビジネスシーンでは、習った言葉をそのまま使うよりも、少し気の利いた言葉に変換して使いこなせるようになりたいものですよね。

そこで今回は、中学時代に習った基礎的な動詞を振り返りつつ、言い回しを工夫することで、聞き手に「センスが良い」と感じさせられるビジネス英語を場面ごとにご紹介します。

「see」と「meet」を使い分けて、挨拶をセンスアップ

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1. 自己紹介、挨拶の場面で

中学校で習う“see”と “meet”を使った言い回しで、自己紹介、挨拶の場面の大部分の表現が可能です。

“see”と“meet”は混同しがちですが、すでに知り合いなら“see”、初対面で知り合いになる場合は“meet”といった基本的な違いがあります。以下のようなイメージを持っておくとよいでしょう。

meet ⇒ 両者が(何らかの目的のもとに)ある一点に向かっていき、会うイメージ
see ⇒ 片方が一方的に(主体的に)会いに行く(見かける)イメージ

<例文>
Pleased to meet you, too.
(こちらこそ、よろしくお願い致します。)

Long time, no see.
(お久しぶりです。)

I’ve been looking forward to meeting you.
(お会い出来るのを楽しみにしていました。)

I have often seen Mr.Jones at parties but I have never met him.
(私はジョーンズさんをパーティーでしばしば見かけましたが、まだ紹介されたことはありません。)

I’d like you to meet Miss Diaz.
(ディアスさんをご紹介します。)
*“introduce”を用いる場合は、たとえば、Let me introduce myself.(自己紹介します)となります。

Glad to have met you.
(お会いできて楽しかったです。)

Moreover, let’s meet.
(また会いましょう。)

2. アポイントメントのある場で

“meet”を使って、「面会する・開かれる」「出迎える」など、目的があり日時の定まったアポイントに必要なさまざまな表現が可能です。”time”を用いた表現も押さえておきましょう。なお、「特別に近づく」意味合いを含めたい場合は”gain access to”も便利な言い回しです。

<例文>
I went to the station to meet him in person.
(私は彼とじかに会うために、駅に行った。)

The two leaders met face to face.
(2人の指導者は直接対面した。)

It’s difficult to gain access to the Prime Minister
(首相に面会するのは難しい。)

Can we arrange a meeting?
(会合の調整はできるでしょうか?)

Do you have time this Wednesday?
(来たる水曜日、お時間がおありですか?)
*haveには「・・する時間がある」の他、「時刻を知っている」の意味もあります。

Time is up.
(時間が来た(残り時間はない)。)

イメージをつかんでおくと使いやすい「take」

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3. 来客、訪問の場で

“take” が持っている「動きのイメージ」を、①何かをつかんで運ぶ・移動する②受け入れる・受け取る、といった感覚でとらえておきましょう。人を接遇したり案内したりする様々な場面で便利です。また接客の場で相づちをうったり同意したりする時には”understand”が機能します。

<例文>
We’ll take you to the hotel where you might stay tonight.
(ご滞在になられるホテルへお連れ致します。)

Thank you for taking the time to greet me at the airport.
(この度はお忙しいところわざわざ空港までお出迎えいただきありがとうございます。)

Please take me along with you.
(私も一緒に連れて行って下さい。)

Could you take over the driving for a while?
(ちょっと運転を代わっていただけませんか?)

Please take a seat.
(どうぞお掛けになって下さい。)

It is reasonable. I can understand the purpose of your company.
(ごもっともです。御社のご主旨は理解できますが・・。)

You have three children, I understand.
(お子さんは3人でしたね?)

So I understand. But・
(そのように聞いてはいます。)

Thus I am good, but・・.
(当社としてはこのとおりで構いませんが・・。)

会議で役立つ大人の言い回し

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4. 会議の場で

問題や困難の解決を表現するには“solve”が一般的ですが、”clear up” も用いられます。
新製品開発などの場面では “develop”の他、“work out”といった表現も便利。市場シェアについて解説する時に文字通り“share”、資料説明など行う際には “explain”がよく使われます。

<例文>
We’ll hold the session to solve problems.
(問題を解決するための会合をもちましょう。)

We will develop this idea in the next chapter.
(このアイディアについては次章で詳しく述べます。)
※理解を深める:develop an understanding

These photos were taken when the product was still under development.
(これらの写真は商品の開発段階に撮影されたものです。)

We have a five percent share of the market with this product.
(この製品による当社の市場シェアは5%です。)

I would like to begin to explain the outline of our product.
(弊社製品の概略をご説明するところから始めさせていただきたいと思います。)

5.同意、不同意を伝える場で

同意、不同意を伝えたいときは、”agree”の他、”assent”、”approve”も用いることができます。ネイティブスピーカーとの英会話ではYes、Noをしっかり意見として伝える必要があります。決まった言い回しを覚えておきましょう。

<例文>
I agree with you on that point.
(その点についてあなたに賛成です。)

I am afraid I can’t agree with that.
(残念ながら賛成しかねます。)

You have a point there, but I beg to differ with you.
(あなたの言うことも一理ありますが、残念ながら同意しかねます。)

Agree to differ.
(見解の相違とする。(意見が一致しないとき、論争を友好的にしめくくるための決まり文句))

電話やパーティーなど、ビジネスの場面で

6. 電話の場で

“hold”は、「手に持つ、握る」「維持する」という意味から、電話を切らずにそのまま待つ場面で用いられます。「電話をかける」動作については”call”の句動詞を覚えておきましょう。

また“ speak”と“talk”については、”speak”が「相手を意識せず、自分が話す・発言する」ことに焦点を置くのに対し、”talk”は、「自分のみならず、相手も話す、コミュニケーションをする」というようにイメージに違いがあることをおさえておきましょう。

<例文>
Please hold on.
(そのままでお待ち下さい。)

Would you hold a second, please?
(少しお待ちになってもらえますか?)

Hold it!
(電話を切らないで(そのまま待って!))

Hold your horses.
(あわてないで。ちょっと待って。)

Who is calling, please?
(どなたさまでしょうか(お名前を頂戴してもよろしいでしょうか)?) 

May I ask you to call me back later?
(後でまた掛け直していただけますか。)

There is a call for you on the telephone.
(お電話です。)

Susie called in sick.
(スージーは病気で休むと電話してきた。)
※“call in” で「電話を入れる」。“Call in sick”で「病欠の電話を入れる」となります。

I would like to speak to Miss Diaz at extension 2.
(内線2のディアスとお話したいのですが…。)

Nice talking to you.
(お話出来て嬉しかったです。)

7. 誘いの場で(食事、パーティーなど)

“eat”が 「食べる」という行為そのものに重点を置いているのに対し、“have”は “eat”よりも婉曲的な言い方で、食事の時間をとることに重点をおいています。したがって、よほど食通やグルメの会食でなければ、接待や会食の誘いなどでは“have”を用いるのが普通でしょう。

逆に、「食べるのはお好きですか?」という問いかけは、”Do you love to eat?”となります。また”eat”には、”eat up someone’s time“(人の時間を食う)といった用例もあります。

”invite”は「招待する」を意味する単語ですが、他にもinvite laughter(笑いを誘う)、”Careless driving invites danger.”(不注意運転は危険を招く)など、文字通り「誘う」「招く」意味で便利な動詞です。

<例文>
Shall we go and have a bite?
(外で何か食べませんか?)

Why don’t you go out for dinner with me?
(夕食を御一緒に如何でしょう?)

I wish to have my bill paid.
(お勘定願います。)

Please join us in the specialty of our casual party.
(カジュアルですが特別な当社のパーティーにご参加下さい。)

We want to invite persons in your company.
(御社の方々に是非、ご来場頂きたいと思います。)

I appreciate you for inviting me.
(招待してくれて有難う御座います。)

まとめ

一度は目にしたことがあるはずの簡単なフレーズも、ネイティブとの実際の会話の中ではとっさに口をついて出てこないもの。上手く使いこなすことができれば対話力アップにつなげることができます。

難解なビジネス用語がすべてではありません。日々の英会話の練習の中で復習を忘れがちな基本の中学英語も大切にし、うまく活用して「大人の言い回し」が自然にできるよう努めましょう。

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