「How are you?」
英語を学び始めたとき、多くの人が最初に覚えるフレーズではないでしょうか。そして、その返事として真っ先に思い浮かぶのが「Fine, thank you. And you?」かもしれません。
もちろん、この表現が間違っているわけではありません。しかし実際の英会話では、「Fine, thank you.」を使う場面はそれほど多くありません。海外ドラマや映画、オンライン英会話などでネイティブの会話を聞くと、
- – Good.
- – Pretty good.
- – Not bad.
- – Doing great.
など、さまざまな返し方が使われています。
この記事では、「How are you?」への自然な返答を、学校英語と実際の英会話の違いという視点から紹介します。どれも覚えやすい表現ばかりなので、ぜひ次回の英会話で使ってみてください。
なぜ「Fine, thank you.」だけでは不自然に聞こえることがあるの?
学校英語では、
A: How are you?
B: Fine, thank you. And you?
というやり取りを繰り返し練習します。そのため、「How are you?と聞かれたらFine, thank you.と答えるもの」と覚えている方も多いでしょう。
一方、実際の英会話では、「How are you?」は必ずしも体調を詳しく尋ねているわけではありません。日本語の「こんにちは」「元気?」に近い、あいさつの一部として使われることも少なくありません。
そのため、返事ももっとシンプルになる傾向があります。「Fine, thank you.」が間違いではないものの、フォーマルすぎる・堅すぎる印象を与えることがあるのです。
学校英語 vs 実際の英会話
まずは違いを見てみましょう。
● 学校英語
A: How are you?
B: Fine, thank you. And you?
A: I’m fine, too.
● 実際の英会話
A: How are you?
B: Pretty good. How about you?
A: Not bad.
このように、よりカジュアルで自然な表現が日常会話では使われています。
元気なときに使える返答
Great!
とても元気なときの定番表現です。
I’m great!(とても元気です)
Doing great.
最近の調子が良いことを伝えられます。
I’m doing great.(順調です)
Pretty good.
ネイティブが非常によく使う表現です。「なかなかいいよ」というニュアンスで、カジュアルな場面で幅広く使えます。
Pretty good.(なかなかいいですよ)
普通のときに使える返答
Good.
もっともシンプルな返答です。短く明るく返したいときに便利です。
Good. How about you?(元気ですよ。あなたは?)
Not bad.
「悪くないよ」という自然な言い方です。謙遜を含みながらも、ポジティブな印象を与えます。
Not bad.(まあまあかな)
Doing okay.
特別良くも悪くもないときに使えます。
I’m doing okay.(普通です)
Can’t complain.
英語学習者が意外と知らないのが、「Can’t complain.」という表現です。直訳すると「文句を言うことはできない」ですが、実際には「特に悪くないよ」「まあ順調かな」という意味でネイティブがよく使います。
A: How are you?
B: Can’t complain.
A: That’s good.
非常に自然な返答なので、覚えておくと会話の幅が広がります。
少し疲れているときの返答
A little tired.
仕事や勉強で疲れているときに便利な表現です。
I’m a little tired today.(今日は少し疲れています)
Busy as always.
社会人がよく使う、相変わらず忙しい日々を伝えるフレーズです。
Busy as always.(相変わらず忙しいよ)
I’ve been better.
少し控えめに不調を伝える表現です。「もっと調子が良い時もあったけれど」という含みがあります。
I’ve been better.(あまり調子は良くないかな)
会話が続かない?そんな時は「How about you?」
英会話で大切なのは、自分が答えるだけで終わらないことです。返事の後に一言添えるだけで会話が自然に続きます。
定番フレーズ
How about you?(あなたはどう?)
And you?(あなたは?)
What about you?(あなたはどうですか?)
会話の流れ例:
A: How are you?
B: Pretty good. How about you?
A: I’m doing great.
このように会話がスムーズに広がります。
「How are you?」「What’s up?」「How’s it going?」「How have you been?」の違い
英語には「元気?」と聞く表現がたくさんあります。日本語ではどれも「元気ですか?」と訳されることが多いですが、実はニュアンスや使う場面が少しずつ異なります。
| 表現 | ニュアンス | 使う相手 |
|---|---|---|
| How are you? | 基本のあいさつ | 誰にでも |
| What’s up? | 最近どう? | 友人・同僚 |
| How’s it going? | 調子どう? | カジュアル |
| How have you been? | 久しぶり、元気だった? | しばらく会っていない相手 |
What’s up? は「何が起きているの?」ではない
学校では「What’s = What is」と習います。そのため「何が上にあるの?」「何が起きているの?」と考えてしまう人もいます。しかし日常会話では、「最近どう?」という軽いあいさつとして使われます。
A: Hey, what’s up?
B: Not much.(特に変わりないよ)
「Not much.」はセットで覚えておくと便利です。
How’s it going? は「最近どう?」
ネイティブが非常によく使う表現です。直訳すると「物事はどう進んでいる?」ですが、実際は「調子どう?」という意味になります。仕事の場面でも比較的使いやすい表現です。
A: How’s it going?
B: Pretty good.(なかなかいいよ)
B: It’s going well.(順調だよ)
How have you been? は久しぶりの再会で使う
現在完了形が使われており、学校英語では文法として学びますが、実際の会話では非常によく登場します。数週間〜数か月ぶりに会った相手に使うことが多い表現です。
A: Long time no see!
B: Yeah!
A: How have you been?
B: I’ve been great.(元気だったよ)
参照記事:「久しぶり!」って英語でなんて言う?再会時に使える英語フレーズまとめ
オンライン英会話で最初の30秒を変えてみよう
英会話レッスンでは、ほぼ必ず最初に「How are you?」と聞かれます。毎回「Fine, thank you.」と答えているなら、今日から少し変えてみましょう。
– Pretty good.
– Not bad.
– Doing okay.
– Busy as always.
– Can’t complain.
たった一言変えるだけでも、実際の英会話らしさがぐっと増します。
英語学習では、新しい単語を覚えることも大切ですが、「知っているのに使っていない表現」を増やしていくことも同じくらい重要です。まずは次回のレッスンで、「Fine, thank you.」以外の表現を一つ試してみてください。そこから、英語が少しずつ”自分の言葉”になっていくはずです。
ぜひ今日学んだフレーズをもとにレアジョブ英会話 で話してみませんか?
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