【英会話初心者必見】質問ではない疑問文を使いこなすには?依頼やあいづちに使える疑問文

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【英会話初心者必見】質問ではない疑問文を使いこなすには?依頼やあいづちに使える疑問文

「疑問文はDo you ~?やIs it~?のように作る」と学校で習ったため、疑問文の形で話しかけられると、何か質問されているものと思い込んでしまうかもしれません。でも、実は何かお願いごとをしていたり、単なるあいづちだったりすることも多いのです。疑問文にはどのような役割があるのかを正しく理解して、実は「質問」ではない疑問文を使いこなして、ネイティブのような自然な英会話を目指しませんか?

会話の流れをスムーズにする!疑問文の隠れた意味

英会話において、疑問文は単に質問をするためだけの道具ではありません。実は、会話をスムーズに進めたり、相手との関係性を深めたりするための隠れた意図を持つことが多くあります。これらの「質問ではない疑問文」を理解し、使いこなすことで、あなたの英会話は格段に自然で豊かなものになるでしょう。私たちは学校で「疑問文はYes/Noで答えるもの」と習うことが多いですが、実際の英会話では、Yes/No以外の返答を期待したり、あるいは返答そのものが不要だったりする疑問文が頻繁に登場します。これらを適切に理解できないと、会話の意図を取り違えたり、不自然な返答をしてしまったりする可能性があります。逆に、これらの意図を把握し、使いこなせるようになれば、ネイティブスピーカーとのスムーズなコミュニケーションに繋がり、より深い理解と共感を築くことができます。

Yes/No以外の答えが求められるDo you ~?

Do you like it?は文字通りには「それが好きですか?」なので、Yes.かNo.で答えればいいと思うかもしれません。でも実は、「どう?」「気に入った?」というような意味であることが多く、この場合、Yes.かNo.以外の答えが期待されていることも。会話の中でよく使われるDo you ~?の例を見ていきましょう。

Do you ~?で聞かれていることは?

Do you like it?(それが好きですか?⇒どうですか?)

好きかどうかということ以外に、感想を求められていることがよくあります。

例:

(納豆を食べた外国人に)

A: Do you like it?(どうですか?)

B: Well, that’s not so bad.(うーん、まあまあかな)

Do you have a minute?(少々時間ありますか?⇒ちょっと話したいことがあるんです)

「1分」あるかどうか聞いているわけではありません。話したいことがあるときにこう尋ねます。

例:

A: Do you have a minute?(話したいことがあるんです)

B: Sure. What’s the matter?(いいですよ。どうしたんですか?)

質問ではない否定疑問文

Don’t you know that?(知らないんですか?⇒そんなことも知らないの?)

Yes.かNo.か、答えに迷ってしまいそうですが、実際には「知ってて当然なのに、あなたは知らないんですね」とあきれられている状況です。

例:

A: Where’s Rachel?(レイチェルはどこ?)

B: She has been transferred to New York. Don’t you know that?(ニューヨークに転勤になったんです。知らないの?)

A: Oh, that’s a surprise!(えっ、それは驚き!)

be動詞の疑問文にも要注意

Are you ~?やIs it ~?のようなbe動詞の疑問文で話しかけられた場合、答えがYes.かNo.か考えてしまいそうですね。実際には、驚いていたりあいづちだったり、答えが必要ではない場合もよくあります。

Are you ~?が質問ではない例

Are you sure?(確かですか?⇒そうなんですか?)

「本当にそうなんですか?」「大丈夫?」と念を押すために使われていることがあります。

例:

(病欠していた同僚との会話)

A: I feel better now.(もうよくなりました)

B: Are you sure? Is there anything I can do for you?(そうなんですか?何か私にできることはありますか?)

Are you kidding?(からかっているんですか⇒そんな、まさか、うそでしょう?)

kidは動詞で「冗談を言う、からかう」という意味ですが、Are you kidding?は「冗談みたい」と驚いているときによく使われます。

例:

A: The temperature will be over 30 degrees again tomorrow.(明日の気温はまた30度超えですよ)

B: Are you kidding? It happens almost every day.(そんなまさか。ほとんど毎日ですね)

Is it ~?でも尋ねていないことがある

Is it true?(本当ですか?⇒えっ、そんな)

「本当にそうなんですか」と尋ねていることもあれば、「えっ、そんな」「そんなことってあるんだ」と驚いている場合もあります。

例:

A: You’re invited to the executive party.(あなたは役員のパーティーに招待されています)

B: Is it true? Oh, that’s a great honor.(そうなんですね。わあ、大変光栄です)

「できますか?」ではないCan ~?

Can you tell me ~?が「~を教えてもらえますか」という意味であるように、canを使った疑問文はよく、「~できますか?」という以外の意味で使われています。うっかり意味を取り違えないよう、canの疑問文のバリエーションを知っておきましょう。

お願いしていないCan you ~?

Can you see?(見えますか?⇒ほらね、わかる?)

「見えますか」と文字通りの意味で尋ねていることもあれば、seeの「わかる、理解する」という意味から、「わかりますか?」または「ほら、わかるでしょう」と言っていることもあります。

A: Can you see? It’ll be fine if you do it this way.(ほらね、こうすればうまくいきます)

B: Wow, that’s great!(へえ、すごい!)

Can I tell you ~?の使い方

Can I tell you something?(あなたに何か言っていいですか?⇒言いたいことがあるんです)

「言ってもいいですか?」と尋ねているように思えますが、実際には何か言いたいことがあるときの前置きです。

例:

A: I can’t find the document.(書類が見つからないんです)

B: Can I tell you something? You forgot to check the blue folder.(言っておきたいんですけれど、青いフォルダを確認し忘れています)

尋ねていない疑問詞のフレーズ

Whatは「何」、Whoは「誰」のように習ったため、疑問詞が出てくると自動的に「何」や「誰」を探してしまうことがありますが、会話の中では特に何かを聞いているわけではないことがよくあります。例えば、次のような例を覚えておきましょう。

Whatが「何」ではない例

What’s going on?(何が起こっているの⇒いったいどういうことなの?)

「何が起こっているのですか?」という文字通りの意味で使われることもありますが、「どういうことなのか」と、驚いたり嘆いたりするときにもこう言います。

A: Our team will be dissolved next month.(うちのチームは来月解散です)

B: Oh, no! What’s going on?(そんな!いったいどういうことなの?)

What’s the difference?(違いは何ですか⇒同じことです)

単に「違いは何?」と聞いていることもあれば、「どうせ違いはない、同じことだ」とあきらめている場合もあります。

例:

A: We should talk to Tom again.(もう一度トムと話すべきです)

B: What’s the difference? He wouldn’t say yes anyway.(同じことだよ。どうせ彼はイエスとは言わない)

Who、Why、Howの例

Who knows?(さあね)、Why not?(もちろんいいです)のように、「尋ねていない疑問詞」は、会話の中で意外によく使われています。例えば、次のような例も知っておくと便利です。

Who do you think you are?(あなたは自分を誰だと思っていますか⇒何様のつもり?)

偉そうにしている相手に「いったい何様のつもりなんですか?」と怒るときに使われます。

A: You should keep quiet.(黙っていたほうがいいよ)

B: Who do you think you are? I’ll say whatever I want.(何様のつもり?言いたいことは言わせてもらいます)

Why do you say that?(なぜそれを言うんですか?⇒そんなこと言わなくてもいいのに)

文字通り理由を尋ねていることもありますが、「そんなことない」「言わなくてもいいのに」とやんわり否定している場合もあります。

例:

A: I’m not good at this.(これは私には向いていないですね)

B: Why do you say that? You’re doing great.(そんなことないですよ。あなたはよくやっています)

How could I forget?(どうすれば忘れられるだろうか?⇒忘れるわけがない)

How could I ~?(どうすれば~できるだろうか?)は、つまり「できない、必ず~する」ということです。

例:

A: Did you bring a gift for Cathy?(キャシーへのプレゼント持ってきた?)

B: Of course. How could I forget? I owe her a lot.(もちろん、忘れるわけがない。彼女には世話になっているからね)

英語の依頼表現について、もっと知りたい人は「「~してくれません?」英語で頼み事できる?お願いするときに役立つ英語表現」、「英語で依頼するときは敬語で話すべき?誰かにお願いするときに使える依頼要求フレーズ12選」を参考にしてみましょう。

相槌については、「その相槌、海外ではマナー違反かも? “印象の良い英語”のために知っておきたい相槌文化の違い」、「「確かに」「その通り」は英語で?相槌に使える英語フレーズをご紹介」で確認しておきましょう。

レアジョブ英会話で疑問文をマスターしよう

本記事でご紹介したように、英会話における疑問文は、必ずしも質問しているとは限りません。ネイティブのような自然な会話を目指すなら、こうした「質問ではない疑問文」のフレーズを使いこなすことが重要です。会話の流れや前後の文脈を正しくつかむことで、あなたの英語表現力は格段に向上するでしょう。

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