英語で依頼するときは敬語で話すべき?誰かにお願いするときに使える依頼要求フレーズ12選

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日本語と同じように、英語にも敬語と呼ぶべきものはあり、何かをお願いする時の異なる表現がたくさんあります。特にビジネスで英語を使う方は丁寧な依頼表現を覚えて使えるようになりましょう。

カジュアルな会話で使われる丁寧な依頼表現

まず日常会話で一番よく使われる丁寧な依頼表現をおさらいしましょう。

Do you mind…? 「…してもらってもいいですか?」

依頼のフレーズというととっさに思いつくのは「Can you…?」あるいは「Will you…?」という形かもしれませんが、丁寧だけれど友達や家族、同僚など色々な場面で丁寧ながらもカジュアルに使え、日常的によく使われる「Do you mind…?」をぜひ覚えましょう。Do you mindに続く言葉は現在分詞になります。

ここでのmindは「気にする」「迷惑に感じる」という意味の動詞です。つまり「Do you mind…? 」は直訳すれば「…が迷惑ですか?気にしますか?」となります。当然相手は返ってくる答えが「Yes(無理です)」ではなく「No(構いません)」となることを期待していますので、間違えないでくださいね。

よく使われる返事のパターンとして次の4つを覚えておくといいでしょう。断る場合には「Yes」ではなく、「I’m sorry but I can’t.(ごめんなさい、無理です)」の後に理由を述べるとぶっきらぼうな感じになりません。

No, I don’t mind.(構いませんよ)
Go ahead. (どうぞ)
Not at all.(全然大丈夫です)
Sure.(もちろん大丈夫です)

A:Do you mind doing the dishes? I have to put Amy in bed.
(お皿洗いしてくれる? エイミーを寝かしつけなきゃいけないの)
B:Not at all!(了解)

A:Hey, do you mind picking up groceries on your way back?
(帰りに食料品を買ってきてくれる?)
B:Sorry, but I can’t. I’ll have a meeting and come back late.
(ごめん、悪いけど無理だなあ。 会議があって帰りが遅くなるんだ)

A:Do you mind telling Mr. Sasaki that the meeting got cancelled?
(佐々木さんに会議がキャンセルされたと伝えてもらえる?)
B:Sure.
(わかりました)

「Do you mind…? 」と合わせて「Do you mind if…?」も覚えておくと便利です。日本語にすると同じような形に訳されますが、「Do you mind…? 」が相手にして欲しいことを頼むときに使うのに対し、「Do you mind if…?」は許可を頼むという意味の違いがあります。

A:Do you mind if I invite Tim tomorrow?
(明日ティムを誘ってもいいかな?)
B:Not at all! He’s always welcome.
(もちろん!大歓迎よ)

A:Do you mind if I use the bathroom?
(トイレを借りてもいい?)
B:Sorry, but there’s a leak in the one downstairs. You can use the one upstairs.
(申し訳ないけど一階のトレイは水漏れしているの。 2階のを使って)

A:Do you mind if I check your report tomorrow? I don’t think I have time today.
(君のレポートのチェック、明日でもいいかな?今日は時間がなさそうなんだ)
B:No, I don’t mind.
(いえ、構いません)

Can you…? / Will you…?「…してくれますか?」

「Can you…?」も「Will you…?」もカジュアルな場面で丁寧に依頼する表現で、同じように使われます。

「Can you…?」は、厳密に言えば、その人が何かをすることができるかどうかを尋ねるものですが、「Will you…?」は、その人が何かをする能力があるかどうかという意味合いがあり、実際にあなたのためにやってもらうことをより強く要求するものというニュアンスの違いがあります。

Can you help me fix my car?
(車の修理を手伝ってもらえますか?)

Can you lower your voice? I’m trying to work.
(声を下げてくれる?仕事中なんだけど)

Will you give this to Tracey when you see her tomorrow?
(明日トレーシーに会ったら、これを渡してくれる?)

Will you pass me the salt, please?
(塩を渡してもらえますか?)

会話で使われるさらに丁寧な依頼表現

見知らぬ人や親しくない間柄で使われる丁寧な表現をご紹介します。特にビジネスで英語を使う機会が多い方は、ぜひ覚えておきましょう。

Would you mind..? 「…していただいてもいいですか?」

「Do you mind…? 」よりさらに丁寧でフォーマルな形です。ちょっとした頼みごとをするため、相手が「はい」と言ってくれることを期待するときに「Do you mind…? 」を使い、「Woud you mind…?」は、もっと大きなお願いをするときに使うという傾向があります。

Would you mind driving me to the city?
(都心まで車で送ってもらえませんか?)

Would you mind lending me 50 dollars?
(50ドル貸してもらえませんか?)

Would it be OK if…?「…しても大丈夫でしょうか?」

上司や先生、親など、自分に対して権威のある人に許可を求めるときに使える丁寧ながらもフレンドリーな印象を与えるフレーズです。

Would it be OK if I take this Friday off? My daughter is performing at the school event.
(今週の金曜日は休んでも大丈夫でしょうか?娘が学校のイベントで演奏するんです)

Would it be OK if I borrow your assistant for a little while? I need help.
(少しの間、あなたのアシスタントをお借りしてもいいですか?手伝ってほしいのですが)

I wonder if you could…「…していただけるでしょうか?」

カジュアルな場合にもビジネスでも使える丁寧な依頼の表現です。couldの代わりにcanも使えますが、couldの方がより丁寧で遠慮がちな印象です。

I wonder if you could join the party tonight.
(今夜のパーティに参加していただけるでしょうか)

I wonder if you could help me. I have trouble finding the market analysis report Tom was talking about.
(手助けして欲しいんだけどいいかな?トムが言っていた市場分析レポートが見つからなくて困っているんだ)

Would you…? / Could you…?「…していただけますか?」

一般的にどんな場面でもよく使われる丁寧な依頼表現で、「Will you…?」「Can you…?」よりもフォーマルです。「Coupld you please…?」「Would you please…?」のように、pleaseをつけるとさらに丁寧な表現になります。どちらかというと、「Would you…?」の方が「Could you…?」よりフォーマルで、「Could you…?」の方がカジュアルな印象です。ビジネスの場では「Would you…?」の方が使われる場合が多いですが、ケースバイケースです。

例えばlendやgetなどの単語とは「Could you…?」が使われることが多いですが、「ご起立ください」という場合は「Would you please stand?」の方が一般的です。

また、丁寧な依頼だけではなく、イントネーションによって苛立ちや怒っていることを表すことができます。例えば「Would you please be quiet?(静かにしていただけますか)」という言葉も、pleaseを強調してトーンを変えることで親が子供に「ちょっと静かにしてくれる!?」と意味になります。

Could you please close that door?
(ドアを閉めていただけますか?)

Would you please send me the address of the hotel you are staying at?
(ご宿泊のホテルの住所を送っていただけますか?)

Could you do me a favor?「お願いしてもいいでしょうか?」

お願いしたいことを口にする前に、「Could you do me a favor?」とワンクッションおくことで、相手に気持ちの準備を促すことができます。質問形にせず、「I have a favor to ask you.(お願いがあるのですが」と前置きする方法もあります。ビジネスでも日常会話でも非常によく使われるフレーズなのでぜひ覚えて、使えるようになりましょう。

Could you do me a favor? I want to go to the bathroom. Can you watch my bag for a while?
(お願いがあるのですが。トイレに行きたいんです。私の場所を確保しておいてくれませんか?)

I have a favor to ask you. Could you give this document to Mr. Wilson when you see him this afternoon?
(お願いがあるのですが。今日の午後、ウィルソンさんにお会いするときに、この書類を渡していただけますか?)

I would appreciate it if you could…「…していただけるとありがたいです」

フォーマルな表現で、会話だけではなくメールでも使え、「I would appreciate it if」の代わりに「It would be appreciated if」と言い換えることもできます。こちらの表現は間接的でより硬い言い回しなので、メールなどの書き言葉になります。

I would appreciate it if you could tell me as soon as possible whether or not you will be coming.
(出席の可否をできるだけ早くご連絡いただけるとありがたいです)

I would appreciate it if you could take a look at our offer.
(私共のオファーを見ていただけるとありがたいです)

It would be appreciated if you could send us a review of our new product.
(新製品のレビューを送っていただけるとありがたいです)

Would it be possible to…?「…することは可能でしょうか?」

「would」という単語を使うことで、仮定の状況を作り出し、間接的でとても丁寧な表現になります。この表現はビジネスでよく使われ、会話でもメールでも使うことができます。

Would it be possible to take a look at our proposal?
(私たちの提案を見ていただくことは可能でしょうか?)

Would it be possible to change our meeting to Wednesday?
(会議を水曜日に変更することは可能でしょうか?)

Would you consider…?「…することを検討していただけませんか?」

相手にアイデアを慎重かつ丁寧に提案したいとき、特に大きくて重要な決定について尋ねるときに使いわれる表現です。considerのあとは現在分詞になります。

Would you consider working for us?
(私たちの元で働くことを検討していただけませんか?)

Would you consider moving to Spain with me?
(一緒にスペインに移住することを考えてくれませんか?)

英語の丁寧な依頼の表現がわかったら

これ以外にもたくさんのバリエーションがありますが、今回ご紹介したものは特によく使われるフレーズです。ここに出てきたものを覚えて使いこなせるようになると、たいていの場面は事足りるはずです。英会話レッスンでも毎回「Can you…?」ではなく、意識して違うフレーズを使って練習してみてくださいね。

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