「ほっこり」という日本語は、「ほっとする、いやされる、心が温まる」という意味で使われていますが、これにピッタリくるのが英語のheartwarmingです。heartは「心臓」のほか「心、気持ち、愛情」などカタカナ語の「ハート」そのままの意味があり、日本人にとって使いやすい単語の一つ。heartを使ったさまざまな英語フレーズを覚えて、ほっこり心温まるコミュニケーションを取れるようになりましょう。
心があったかくなるときに使うheart
「温かい言葉」「心のこもった贈り物」など、優しい気持ちになるときに使えるheart。どんな表現が使えるかを知り、自分の気持ちを英語で伝えられるようになりましょう。
heartwarmingは「ほっこり」
That was a heartwarming movie.(ほっこりする映画でした)
story(物語)、novel(小説)、music(音楽)など、「ほっこり」するさまざまなものに対して使うことができます。
Thank you for your heartwarming words.(温かい言葉をありがとう)
warm wordsだけでも「温かい言葉」になりますが、heartwarmingを使うと、より心のこもった感じが出ます。
heartfeltは「心のこもった」
Find a heartfelt gift for your loved ones.(大切な人に心のこもった贈り物を見つけましょう)
heartfeltは「心に強く感じる」ということで、heartfelt apology(心のこもったおわび)のようにも使います。
heartyは「心から」
Let’s give him a hearty welcome.(彼を心から歓迎しましょう)
heartに-yをつけた形容詞hearty。「心から」という以外に「元気な、旺盛な」という意味もあり、hearty meal(たっぷりの食事)という使い方をすることもあります。
heartenは「励ます」
We were heartened by the news.(そのニュースに励まされました)
heartに-enをつけた動詞hearten。「励ます、元気づける」という意味で使われ、heartening story(元気の出る物語)のようにも言います。
心ときめくときのheart
日本語で「心ときめく」と言いますが、英語でも「パタパタと動く」のflutterを使い、heart fluttersで「心ときめく、心躍る」様子を表します。うれしかったり、ワクワクドキドキしたりするときのheartの使い方を見ていきましょう。
heart flutterは「心ときめく」
He makes my heart flutter.(彼を見ると心がときめくんです)
「make+目的語+動詞の原形」という「~を…させる」の表現で、「彼は私の心をときめかせる」という言い方。なお、flutterは「パタパタと動く」という動詞であると同時に、「はためき、鼓動」という名詞にもなります。
heartthrobは「心酔」
John was my high school heartthrob.(ジョンは高校時代私の憧れの人でした)
throbは「心臓がドキドキすること」で、heartthrobは「動悸」を意味すると同時に、「心酔する相手、憧れの的」を表します。特に男性に対して使われることが多いようです。
悲しいときにもheartを使う
heartbreak(ハートブレイク)と言えばまず「失恋」を思い浮かべるかもしれませんが、心が痛むとき、悲しみに暮れているときも使います。悲しいときに使うheartの表現を覚えて、使えるフレーズの幅を広げましょう。
heartbreakは「傷心」
I haven’t gotten over my heartbreak.(傷心から立ち直っていないんです)
heartがbreak(壊れる、痛む)ということで、「失恋」だけでなく、身近な人が亡くなったとき、悲惨な出来事があったときなどにも使います。
heartacheは「心痛」
My heartache never ends.(心痛が止みません)
heartにache(痛み)をつけて「心の痛み、心痛」となります。heartbreakが大きなショックを受けている様子であるのに対し、heartacheは「心痛となる問題を抱えている」というイメージです。
heartlessは「心無い」
What a heartless thing to say!(なんて心無いことを言うんでしょう!)
heartがless(無い、欠けている)で「心無い、薄情な」となります。heartless person(薄情な人)と、人に対しても使います。
heartを使った心の通う慣用句
日本語では「心が広い」と言いますが、英語ではhave a big heartとbig(大きい)を使います。会話で使えると便利な、heartの慣用句を身につけておきましょう。
have a big heartは「心が広い」
Cathy has such a big heart.(キャシーは心が広いですね)
「心が狭い」ときはmindを使い、have a narrow mindまたはhave a small mindのように言います。mindはheartに比べ「頭で考えること」という意味合いが強い語です。
from the bottom of my heartは「心の底から」
Thank you all from the bottom of my heart.(皆さん、心の底からありがとう)
I love you from the bottom of my heart.(心の底から愛している)など、日本語の「心の底から」と同じように使えます。
heart to heartは「心が通う」
Let’s talk heart to heart.(心を通わせて話しましょう)
face to faceは「対面で」ですが、heart to heartと言うと、「心と心で、心を通わせて」というニュアンスになります。
heartを使ってほっこり会話をしてみよう
ここでご紹介した表現を使うと、例えば次のような会話をすることができます。
オフィスで新人を迎えて
A: Let’s give George a hearty welcome.(ジョージを心から歓迎しましょう)
B: Thank you, everyone. I received a heartfelt gift.(ありがとう皆さん、心のこもった贈り物をいただきました)
A: That’s from our boss. He has a big heart.(それはボスからです。心の広い人なんです)
友人と映画について話す
A: That was a heartwarming movie.(ほっこりする映画だったね)
B: Tom makes my heart flutter.(トムを見てるとときめくよね)
A: He’s my heartthrob. I’m looking forward to his next one.(私の憧れの人なんだ。次回作が楽しみ)
heartを使った表現を覚えたら
初回レッスンのレベルチェックをもとに日本人カウンセラーがあなたのためにアドバイスします。
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