TOEFLライティングで高得点を狙えるコツと対策とは?

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TOEFLのライティングではどのような勉強をしたらよいか戸惑っている人はいませんか?マークシート形式で完結するTOEICとは違って、TOEFLでは自分で英文を書き説得力のある論述力が問われるような問題になっています。ライティングの対策は難しいと感じる人がいるかも知れませんが、この記事ではライティングで出題される問題傾向や、解答のポイントを解説するので、ハイスコアを狙うための英文を書く秘訣を学ぶことができます。ぜひ参考にしてみてください。

TOEFLライティングは2パターンの問題が出題される

TOEFLのライティングではリーディングとリスニングで与えられる情報を整理して要点を述べる「Integrated task(統合課題)」と論理的に自分の主張を述べる「Independent task(自主課題)」の2種類が出題され、2つ合わせて30点の配点があります。

TOEFLライティング対策のコツは「文法・量・内容」が重要

TOEFLのライティングは文法、量、内容の3点が重視されます。まず、誤った文法は明確な減点対象です。20点前後を堅実に目指す場合はあまり複雑な文法にはチャレンジせず、基本を忠実にこなしましょう。

量はIntegrated task で150~225 words、Independent taskで300~350wordsが適正な文字数です。練習の際には、制限時間内にタイピングで入力する練習もしておきましょう。なお、文字数の多さは必ずしも得点にはつながりません。

内容のクオリティも重要です。Integrated taskではリーディングとリスニングで与えられる情報を押さえ、要点をまとめます。この時は自分の意見を述べるのではなく、聞かれている内容を正しく把握して答えることが大切です。Independent taskは出題に対する自分の意見を具体例とともに論理的に述べましょう。詳しい注意点は後ほど解説します。

英語の3技能をフルに使うIntegrated task

Integrated taskではリーディングとリスニングの力と、情報を要約してまとめる力が求められる課題です。試験の詳細について以下で解説し、後半では試験本番でも使える解答テンプレートをご紹介するので、参考にしてみてください。

Integrated taskの概要

Integrated taskでは1つのテーマに関する情報が英文と音声によって与えられ、その2つの内容を踏まえてエッセイを執筆します。テーマは大学で扱うような専門性の高い内容が多く、政治・経済・環境問題など多岐に渡ります。

試験はまず英文を3分間リーディングしたあと、その内容に対して反対の意見を述べるレクチャーのリスニングに移ります。そして2つの内容を要約して記述するという流れです。自分の意見や考えは問題で問われていないので書かないように注意しましょう。リーディングとリスニングでは同じテーマに対して異なる意見が論じられます。

リーディング部分はライティング時間中も確認することができますが、リスニングは1回しか流れません。リーディングでのどのような主張に対してどう理由づけて反論しているのか、要点をメモするようにしましょう。

Integrated taskのリーディング部分

リーディング部分では、50~70語のパラグラフ4つで構成されている文章が提示されます。1段落目では著者の主張が述べられ、2~4段落目でその理由が展開される流れです。リーディングはほぼこの流れなので、パラグラフの位置から主張や理由がどこに書いてあるのか推測できます。

リーディングで与えられる時間は3分で、論じられているテーマと、著者の主張、それに対する根拠を押さえましょう。「主張・根拠1・根拠2・根拠3」と4つの項目を作ってメモをしておくと、その後のリスニングの情報と比較して整理しやすくなるのでおすすめです。パッセージは解答中も確認もできます。リーディングに自信がない人は、最初から詳細を理解するよりも、リスニングに向けて大雑把に要点を理解するのを重視しましょう。

Integrated taskのリスニング部分

リスニング部分では、リーディングと同じテーマですが異なる意見が展開されます。教授が1人で話すレクチャー形式で、リーディングでの「主張・根拠1・根拠2・根拠3」に対してそれぞれ反対意見を述べます。ノートを取る際はどこがどの項目に対応するか意識してメモしましょう。リスニングの放送時間は2~3分です。放送は1回きりなので、上記の4つの項目を聞き漏らさないよう気をつけましょう。

Integrated taskの解答の例と応用できる流れ

ライティングでは「英文に対してレクチャーではどのように反論しているか」が問われます。解答ではリーディングとリスニングの情報を1対2で盛り込むとよいでしょう。

Integrated taskで使える解答のテンプレートをご紹介します。解答は以下のように「トピックの確認、項目1、項目2、項目3」の流れで書いていきます。リーディングとリスニングでメモをした「主張・根拠1・根拠2・根拠3」を見ながら、【トピックの確認】ではそれぞれの主張を提示し、【項目】でリスニング部分がどのような理由に基づいてパッセージに反論しているか、25~50語ずつを目安に項目1〜3をまとめましょう。それぞれ段落の出だしは「初めに記事では〜と述べている。しかし、講師は~と反論している。」といった流れが続きますが、以下で示しているように表現は毎回変えるように心がけましょう。内容の質への評価につながります。

【トピックの確認】
The article expresses the opinion that 〇〇 with has three reasons. (この記事は〇〇という意見を3つの理由とともに述べています。)
The lecturer, however, has argued against this on different grounds. (しかし、講師は別の理由からこれに反論しています。)

【項目1】
In the beginning, the passage states that 〇〇.(初めに、パッセージでは〇〇と述べています。)
However, the lecturer rejects this hypothesis in terms of 〇〇.(しかし、講師は〇〇という点からこの仮説を否定します。)

【項目2】
Secondly, the passage also states the claim that 〇〇.(次に、パッセージは〇〇という主張も述べています。)
The lecturer’s part contrasts in that the claim is 〇〇.(講師の主張は〇〇という点で対照的でしょう。)

【項目3】
Finally, the passages gave their opinions about the idea of 〇〇.(最後に、パッセージは〇〇というアイデアについて〇〇という意見を述べました。)
The lecturer, on the other hand, clearly rejected this with the opinion that 〇〇. (一方で講師は〇〇という意見でこれを明確に否定しました。)

Integrated taskで気をつけるべきこと

Integrated taskではリーディング・リスニング部分に対する正しい理解が求められます。自分の主観を入れず、出された内容を適切に要約しましょう。例えば、「既存の投票制度には手間の面で問題がある」という主張に「投票所のアルバイトで自分も問題を痛感した」といった感想を入れてはいけません。

またリスニング部分の情報を捉えるために、ノートテイキングにも工夫しましょう。おすすめはリーディング部分を読んだ時点で「主張・根拠1・根拠2・根拠3」の骨子を作ることです。情報が整理しやすく解答もまとめやすくなります。

最後に、要約の際はなるべく言い換えるよう心がけましょう。特に、リーディング部分の内容は丸写しすると内容の理解度をアピールしにくくなります。英文の質を上げるためにも練習の時から課題文とは表現を変える癖をつけるとよいでしょう。

論理的に意見を述べるIndependent writing

Independent taskはTOEFLテストの最後に挑む問題で、長文で主張を論理的に述べるのが苦手という人も少なくありません。ここでコツを押さえてハイスコアを目指しましょう。

Independent taskの概要

Independent taskは提示されたテーマに対し、解答者自身の意見を30分で記述します。目安字数は300~350語です。ただし、結論がない・論理に破綻があるなど内容に問題がある場合は字数が充分でも減点の対象となります。Independent taskでは量より質を特に意識しましょう。

出題形式はテーマへのagreeまたはdisagreeを答える二者択一形式と、1つのテーマに対して自分の意見を3つ挙げる自由記述形式、近年は3つの選択肢から自身の主張と近いものを選ぶ三者択一形式も出ています。

いずれも、「自分がどの意見を選んだか」「選んだ理由」「選ばなかった主張への反論」など、押さえるべき論点は共通しています。次で示す解答例参考にしつつ、説得力のある論じ方を身に着けましょう。

Independent task解答の流れの例

Independent taskは「主張・理由1・理由2・理由3・結論」という流れで記述するのがおすすめです。まず【主張】で自分の意見を明確に提示し、【理由】で意見の理由を3つ上げて、【結論】でまとめを述べることで論理的に主張を展開することができます。具体的な流れを、以下の解答例で確認しましょう。例では問いに対して賛成の立場で論じています。

問い:Do you agree or disagree with the following statement? (以下の文章に賛成ですか、反対ですか?)
“Life today is easier and more comfortable than it was when your grandparents were children.” (「祖父母が子供だった頃に比べて、今の生活は簡単で快適になっています。」)

【主張】(agree側)
There are certain things that have been lost as our lives have become richer. (暮らしが豊かになったことで失われたものは確かにあるでしょう。)
Yet, in truth, it is easier and more comfortable today than it was when our grandparents were children. (それでも事実として、われわれの祖父母が子供だった頃に比べ、現代は簡単で快適になりました。)

【理由1】情報化社会の一般化
Firstly, the information society has become more generalized, with instant access to information on personal devices. (第一に、個人のデバイスですぐ情報にアクセスできる情報化社会が一般化しました。)

【理由2】物流の発展
Secondly, the development of land and sea routes created a logistics network that allowed people to get what they wanted quickly. (次に、陸路や航路の発達によって欲しい物がすぐに手に入れられる物流網が整いました。)

【理由3】公衆衛生の向上
Finally, water supply and sewerage systems and increased awareness of hygiene have greatly improved the living environment. (そして最後に、上下水道の整備や衛生意識の高まりによって住環境は大いに改善しました。)

【結論】
The ease and comfort of the environment have not come without their downsides, but it has certainly improved our lives. (簡単で快適な環境には決して小さくない弊害があるものの、われわれの暮らしを確かに改善したと言えるでしょう。)

Independent taskで気をつけるべきこと

Independent taskの理由部分では、客観的な例と主観的な例の双方を書くよう心がけましょう。例えば先ほどの解答例の理由1で「情報化社会の一般化」については、客観的な例として「日本におけるスマートフォンの普及率はほぼ100%」、主観的な例として「スマートフォンを得たことで便利さを痛感するとき」という2種類を入れ込むことができます。理由で挙げる例は必ずしも真実である必要はありません。

TOEFLライティングで求められるのは正確な英語力と、説得力のある論理展開です。エッセイや小論文の執筆に慣れていない人は、英語の前にまず日本語で主張を展開する練習をしましょう。

TOEFLのライティング対策法が理解できたら

TOEFLのライティングはIntegrated taskもIndependent taskもレベルの高い問題です。しかし、論点をおさえ、記述になれさえすれば、高得点を狙うのも不可能ではありません。

TOEFLはライティングに限らず、スピーキングなど4技能すべてが試される試験です。インプット学習に限界を感じたらレアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してみてください。

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