I’ll do it!とI can do it!のどっちがいい?英語の助動詞の使い分け

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I’ll do it!だと「やりますよ!」、I can do it!だと「できますよ!」と、とても前向きな言い方のように思えますよね。でも、もしI’ll do it.が「やればいいんでしょ」、I can do it.が「やってあげますよ」のように聞こえてしまうとしたら?willやcan、その他英語の助動詞の持つ微妙なニュアンスとその使い分けをご紹介します。

willとcan、be going toをうまく使い分けよう

willは「~するつもりである」という意志未来、canは「~できる」という可能性を表すので、いずれもいい意味であるかのように思えますが、使い方によっては否定的に聞こえることがあります。どのような点に気をつければいいのか、見ていきましょう。

willはぶっきらぼう?

willは「~するつもりである」と自分の気持ちを表すことができますが、直接的な印象になるので、使い方に気をつけないと、ぶっきらぼうな感じに響くことがあります。

気をつけたほうがいい使い方:

A: You haven’t submitted the report yet.
(まだレポート提出していませんね)
B: I’ll do it! It’s due by the end of today, right?
(やればいいんでしょ!締め切りは今日中ですよね?)

よい使い方:

A: We have only 3 days to fix the problem.
(問題を解決するのに、3日しかありません)
B: Don’t worry. I’ll do it.
(心配しないで。やります)
*doを強く言って、「やるつもりだ」ということを強調します。

canはエラそう?

日本語で「できます」と言うとポジティブな印象ですが、英語でI can~と言うと、「私にできないわけないでしょ?」といった、エラそうな感じに響くことがあります。

気をつけたほうがいい使い方:

A: Can you tell this to Mr. Jones?
(これをジョーンズさんに伝えてもらえますか?)
B: Yes, I can do it.
(ええ、できますよ<できないわけないでしょ>)

よい使い方:

A: Any volunteer to be the team leader?
(チームリーダーをやってもいいという人は?)
B: Yes, I can do it.
(はい、私ができます)
*Iを強く言って、「私が」と強調します。

be going toはやる気がない?

「~するつもり」と言うのに、willではなくbe going toを使うことがあります。be going toだとwillやcanのような感情が込められておらず中間的な感じが出せますが、やる気を示すべきときに使ってしまうと、まるで関心がないかのように思われてしまう恐れがあります。

気をつけたほうがいい使い方:

A: We should achieve the goal this month.
(今月、目標を達成しないと)
B: Yes, I’m going to do it.
(はい、そうすることになっています)

よい使い方:

A: Who is running the test today?
(今日は誰がテストをするんですか?)
B: I’m going to do it.
(私がやることになっています)
*Iを強調し、「私が担当です」といったニュアンスを出します。

might、should、mustなど

willやcanのほか、mightやshould、mustのような助動詞も、会話によく登場します。どんなことに気をつけて使えばいいのか、確認していきましょう。

mightは逃げ腰?

mightは「~かもしれない」という意味で、会話で使うと丁寧な印象になることもありますが、「確かではない」「あまりやりたくない」といった逃げ腰な印象になってしまうこともあります。

気をつけたほうがいい使い方:

A: Could you please support Jack?
(ジャックを助けてあげてもらえますか?)
B: I might be able to do it.
(できるかもしれません<できればやりたくないけれど>)

よい使い方:

A: Do you have any suggestions?
(何かご提案は?)
B: I might say it’d be easier to do this way.
(こうやったほうが簡単だと思います)
*I might sayは、「私だったら~と言います」と、控えめに提案する感じになります。

shouldは「~のはず」

shouldは「きっと~だろう」という意味を表すことができますが、「多分、そのはず」「さあ、どうだろう」というニュアンスになってしまうこともあります。

気をつけたほうがいい使い方:

A: Will you be there until five o’clock?
(5時までそこにいますか)
B: Should be.
(そのはず<だけど、わからない>)

よい使い方:

A: Ted saved our project.
(テッドのおかげで、プロジェクトが救われました)
B: We all should thank him.
(私たち皆、彼に感謝しないとね)
*「~しないと」と、押しつけがましくなく提案することができます。

mustは命令

mustは「~しなければならない」という強い意味を表すので、人に対して使うと「命令」になってしまいます。

気をつけたほうがいい使い方:

A: The meeting will start in 5 minutes.
(あと5分で会議が始まります)
B: You must go now.
(今すぐ行きなさい)

よい使い方:

A: Our stock price is going up!
(うちの株価が上がっています!)
B: We must think it’s a good sign.
(それはいい兆候だと思わないと)
*「~しないと」と、自分たちを励ましている感じにできます。

オンライン英会話レアジョブのレッスンでは、先生がCan you please read the sentence?(この文を読んでもらえますか?)、Please let me know that you think.(どう思うか教えてください)のように聞くことがあります。そんなとき、Yes, I will.だと「ええ、やりますよ」。Yes, I can.だと「ええ、できますよ(できないわけないでしょ)」のように響いてしまう可能性が。

こんなときネイティブがよく使うのは、Sure.(わかりました)やNo problem.(了解です)です。willやcanには話し手の微妙な意図が含まれてしまうので、Sure.やNo problem.といった答え方のほうが、無難で安心できるのですね。先生の答え方も参考にしながら、生の英会話で使われる自然な受け答えを身につけましょう。

まとめ

willは「~するつもり」、canは「~できる」と学校で習ったので、いつでもそのような意味で使うことができると思ってしまいがちですが、実際にここでご紹介したように、さまざまなニュアンスの違いが出てきます。

逆に、助動詞は「微妙な感じ」をうまく表現するのに便利な言葉。I can’t do it.(できません)だとキツイ感じになるかもしれないと思ったら、I might be able to do it, but …(できるかもしれないけれど、でも…<やりたくない>)と、控えめな感じにすればいいのです。助動詞は「難しい」と思い込んでしまうのではなく、逆にいろいろな使い方を楽しめるようになるといいですね。

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