英会話を学ぶ上で誰もが憧れるのが「ネイティブらしい英語の発音」ではないでしょうか。ペラペラと流暢に話せるだけでなく、発音がネイティブらしい人は羨望の的ですよね。英語の発音にはルールがありますが、発音記号や母音、子音の発音方法などの学び直しは大変です。
そこで今回は、「これだけ気をつければなんとなくネイティブっぽくなる」ような、ちょっとしたテクニックをご紹介します。これを読んで一気にネイティブらしい発音に近づきましょう!
まずは口の筋肉を鍛えよう
「発音なのに筋肉?」と最初からいかがわしく感じられる方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし日本人にとって英語の発音のもっとも大きな壁は、この口の筋肉のなさだと言えるかもしれません。
英語は日本語に比べ、舌や口の動きが忙しい言語です。というのも、日本語は母音が「あ・い・う・え・お」の5つだけなのに比べ、英語の母音はなんと26個もあり、その違いを微妙な舌の動きや口の動きだけで使い分けなければなりません。自然と舌や口の動きが忙しくなりますよね。普段5つの母音しかない日本語に慣れている日本人は、自然と「英語を話すための口の筋肉」が衰えているのです。
口の筋肉の鍛え方
口の筋肉ってどうやって鍛えるの?と思われる方も多いでしょう。私のオススメの方法は、マジックペンを使った筋トレです。「比較的太めのマジックペンを口に挟み、英語の読み物を音読する」。たったそれだけです。
マジックペンを口に挟んでいるとそれだけで挟み続けるための筋肉が鍛えられます。また否応にも口が大きく開くため、舌が口内で動かしやすくなり、舌の筋トレにもなります。音読はそもそも英語学習には不可欠ですので、それを「マジックペン筋トレ」と組み合わせてやれば一石二鳥。ぜひ日常に取り入れてみてくださいね。
コレさえ変えれば一気にネイティブ3選!
英語の発音は、実は私たちが習ってきた単語の発音が、実際にはそう発音されていないものが多く存在します。この差が、日本人である私たちの発音を「カタカナ発音」にしてしまっている一つの要因でもあります。次にご紹介するのはそんな「実は違う発音」の代表的な3つのケースです。
まずは「コレさえ変えれば!」というコツの部分だけをとりあえず覚えて実行してみてください。一気にネイティブらしい発音に変わるはずです。
「him」「her」は「ヒム」「ハー」じゃない!:hの脱落
「him」「her」という単語は中学1年生で学ぶもっとも基本的な単語ですよね。それだけ使用頻度も高く、よく発音することになる単語です。
みなさんはこの単語を「ヒム」「ハー」と発音していませんか?おそらくそう習われたと思います。しかし実はかなりの確率で、ネイティブはそう発音しません。
コレさえ変えれば!
・「him」→「ィム」と発音
・「her」→「ァー」と発音
・前の単語につなげて発音!
例文
・Call him
コール ヒム → コールィム
・I like her
アイ ライク ハー → アイライカァー
リアルな発音が聞きたい方はこちらの画像もチェックしてみてくださいね。
解説
英語は前の単語とつなげて発音する「リンキング」が常に起こります。「Could you」を「クッド ユー」ではなく、「クッジュー」と発音するのがその例です。
しかしhimやherが直前の単語と「リンキング」して繋がると、「h」が脱落するという現象が起こります。つまり「him」は「h」が脱落して「im(ィム)」に、「her」は「h」が脱落して「er(ァー)」になるわけです。
このように理由はしっかりとあるのですが、あえて難しく考えず、とにかく今日から「him」をみたら「ィム」、「her」を見たら「ァー」と発音しましょう。急にネイティブらしい発音に近づきますよ!
「twenty」は「トゥウェンティー」じゃない!:tの脱落
ハリウッド映画などを見ると数字の20を「トゥウェニー」と発音しているのをよく耳にします。実はアメリカやカナダなどの北米では、「twenty」を「トゥウェンティー」とは発音しません。常に「トゥウェニー」なのです。
コレさえ変えれば!
・twentyはトゥウェニーと発音する
・同様に、綴りが「nt」の時は、「t」が消える
例
・Twenty four(24)
トゥウェンティー フォー → トゥウェニー フォー
・Santa Claus(サンタクロウス)
サンタクロウズ → サナクロウズ
・internet(インターネット)
インターネット → イナネッ
リアルな発音が聞きたい方はこちらの画像をチェックしてみてくださいね。
解説
綴りに「nt」を含む場合、常に「t」が脱落して発音されない、という現象がおこります。
「twenty」は2つ目のtが脱落して、まるで「tweny(トゥウェニー)」に、「internet」はまるで「inernet(イナネッ)」のように発音されます。
「hot」は「ホット」じゃない!:ストップのt
「hot」は「ホット」、「it」は「イット」と発音し続けてきたという方は多いはずです。しかし実はネイティブは語尾の「t」はほとんどの場合、音を出しません。「hot」は「ホッ」、「it」は「イッ」と発音します。
コレさえ変えれば!
・単語の最後が「t」の時は、「t」の音を出す前にストップ
例
・sit down(座りなさい)
シット ダウン → シッダウン
・Get ready.(準備して)
ゲット レディー →ゲッレディー
・Good night.(おやすみ)
グッド ナイト → グッナイッ
リアルな発音が聞きたい方はこちらの画像をチェックしてみてくださいね。
解説
単語の最後がtの時、このtは音を出さず、音を出す前にストップさせます。これは「ストップのt」と呼ばれています。「good night」でもわかるように、tとdは同じ舌の形をするので、dでも同様のことが起こります。この「ストップのt」と「ストップのd」によって、「Good night」は「グッド ナイト」ではなく、「グッナイッ」となるわけです。
まとめ
ついついカタカナ英語の発音になりがちな英語の発音ですが、ネイティブの発音には根拠となる発音のルールがあります。ルールは解説でご紹介しましたが、難しければまずはとにかく「コレさえ変えれば!」の部分を実行してみてください。あっという間に発音がネイティブらしくなるはずですよ。そして口の筋肉を鍛えることもお忘れなく!
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