外国人にお刺身をおすすめするとき、どんなフレーズを使いますか? Will you eat this? も間違いではないですが、実はWill you try this? の方が自然なんです。日本語でもよく使われる「try」、実は、意外な意味をたくさんもっています。
海外旅行でも大活躍するtryの使い方を徹底解説します。
英語のtryは「試す」という意味
試す、やってみる、と日本語で言う場合は、tryがよく使われます。上手くいくかわからないけど、まずはやってみよう、というニュアンスがあるのですね。
とにかく「試してみる」がtryの意味
何かをやってみる場合、まずはtryが使われます。
I want to try it!
やってみたい!
I will try harder.
頑張ってやってみる。
OK, let’s have a try!
やってみよう!
上手くいくかわからないタスクに挑戦してみるという時、まずはtryが使われます。日本語でよく使うchallenge(チャレンジ)も近い意味ですが、もう少しニュアンスが重いです。大きな困難に立ち向かったり、立場のある人を非難したりする場面でchallengeを使います。
試す・やってみる、くらいのニュアンスなら、tryを使います。
食べ物・スポーツ、未経験のものに「try」する
未経験のものを試すなら、なんでもtryを使うことができます。
例えば、海外旅行で現地の食べ物を試してみるときは、tryを使うこともあります。
Will you try this?
これ、食べてみる?
これを試してみる? というニュアンスでtryを使っています。eat(食べる)の代わりにtryを使っているとも言えますね。
Have you tried sashimi before?
刺身を食べたことある?
あまりよそでは食べないようなものについては、tryを使うことが多いです。刺身や納豆のような珍味をおすすめするときにはtryが使えます。逆に、海外の珍しい食べ物に挑戦してみるときにもtryを使いましょう。
まだ未体験のレジャーにもtryが使えます。
Why don’t we try diving?
ダイビングをやってみない?
Have you tried surfing?
サーフィンやったことある?
新しいレジャーに挑戦してみるときには、tryが使えます。まだやったことのない何かを「試してみよう」というニュアンスですね。
何かを初めてやってみるとき、まずはtryを使えば間違いないと言えます。
まだできていないよ、というニュアンスも
tryは「やってみる」という意味なので、まだできていないことについて使うことも多いです。
A: What about your homework?
宿題はどう?
B: I tried…
やってみたんだけど……。
やってみたけれど、結果はあまりよくない、というニュアンスでもtryをよく使います。「試してみる」が「まだ上手くいっていない」になっているんですね。
I tried harder, but it was not enough.
頑張ったんだけど、まだ足りなかったみたい。
tryのニュアンスは「やってみる」なので、結果が上手くいっていない場合も多いのです。
英語のtryの後ろのフレーズをマスターしよう
tryの後ろにもうひとつ動詞を置きたい場合には、「ing形」「to 不定詞」の二種類が使えます。英語学習(study English)を例に考えてみましょう。
・I tried studying English.
ing形を使う場合には、tryの直後にing形を置きます。
・I tried to study English.
to不定詞を使う場合には、tryの後ろにto+動詞の原形を置きます。
tryの後ろに動詞が来て、「○○することを頑張った」と言いたい場合には、ing形とto不定詞の2パターンが使えます。この2つは少しニュアンスが違います。1つずつ見ていきましょう。
try+ing形で「試してみる」
tryの後にing形が来ると、「試してみる」という普通のニュアンスになります。
I tried studying English.
英語を勉強してみたよ。
やってみた、というだけで、他には特別なニュアンスがありません。
I tried doing some side jobs.
いくつかの副業をしてみました。
副業をした結果がどうだったのかはわかりません。ただ、やってみたということを伝えているだけです。try + doing は特別なニュアンスがない言い方です。
try + to 不定詞で「やってみたんだけど……」
tryの後にto不定詞が来ると、「やってみたんだけど、あまり上手くいかなかった」という含みが出てきます。
I tried to study English.
英語やってみたんだけどさあ……。
英語を勉強したけれど、あまり上手くいかなかった……。to 不定詞が後ろに来ると、上手くいかなかったというニュアンスが出てきます。
I tried to do some side jobs.
いくつか副業をやってみたんだけど……。
to不定詞を使うと、副業の結果があまり芳しくなかった……というニュアンスが伝わってきます。ing形を使うか、to不定詞を使うかでニュアンスが変わってくるのです。
ing形には特にニュアンスがありません。to不定詞を使うと結果が悪かったというニュアンスが出ます。
英語のtryを会話で使おう!
tryは「試す」という意味で使える便利な単語、もちろん英会話でもとてもよく使われます。ここでは、代表的なtryの使い方をご紹介します。
英語×try: 「試してみる」は大体tryでOK
「やってみる」「試してみる」は大体tryで大丈夫です。
I wanna try German beer.
ドイツのビールを試してみたい。
新しい食べ物・飲み物を試すならtryをまずは使いましょう。
I tried the latest version of the app.
そのアプリの最新版を試してみた。
アプリなど、新しいものを「始めて」試すなら、英語ではtryを使えます。playなどの動詞の代わりにtryを使えるのですね。
英語×try: やってみていい? はlet me try
やってみていい? やってみたい! やる気を表せるフレーズがlet me tryです。
A: Can you fix the desk?
机を直せる?
B: OK, let me try.
やってみていい?
tryは「試す」、let+人+tryで、人に何かを試させるという意味になります。let me tryなら「試していい?」という意味になるのですね。
英語×try: 「試行」もtry
今までのtryはどれも動詞でしたが、tryには名詞の使い方もあります。意味は同じで、「試すこと」「試行」です。
This is the first try.
これが最初の試行です。
You haven’t tried raw fish? Is this your first try?
生魚食べたことないの? 始めての挑戦?
「試行」という意味では、implementationやtrialなど、硬い言い回しもたくさんあります。でも会話の中では、あまりむずかしい単語を使うより、tryを使った方が自然になります。
まとめ
tryは日本語でも使われている単語ですが、私たちが想像するよりも広い場面で使われています。
何かをやってみる場面ではいつでも使える、とても使いやすい単語ですね。しかも発音もかんたんですので、使い勝手はとてもいいと言えます。ぜひ、明日から使ってみてください!
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