語学学習の王道の1つが「短期集中」です。だらだらと長く続けるより、「時間を決めて一気に!」というのも合理的な考え方です。
今回は、3カ月・1日2時間の勉強で英語を使えるようになるステップを考えてみましょう。
1.目標をはっきり決めよう
短期集中で英語を勉強するなら、絶対に必要なのが「目標を絞る」ことです。「なんとなく英語ができるようになりたいな」という目標を選んでしまうと、どうしてもだらだら勉強してしまいます。現実的に達成できるゴールを設定して、一直線で駆け抜けるような勉強が大事です。
短期集中では「何もかも」はマスターできない
短期集中で成果がでない最大の原因は、「あれもこれも」と勉強してしまうことです。例えば、
・TOEICと日常会話を同時に勉強してしまう
・ビジネス会話とかっこいいスラングをまとめて勉強してしまう
・プレゼンの参考書で文法を勉強してしまう
もちろん、日常会話の勉強でTOEICスコアが上がることは大いにあります。でも、それは最短ルートではありません。3カ月でマスターしたいなら、「覚えなくていいところを捨てる」のが大事です。
英語を使いたい場面・領域を絞ろう
目標が資格試験なら、その試験の過去問をひたすら解くことが最短ルートになります。それぞれの資格試験で、傾向が違ってきます。英検なら英検、TOEICならTOEICに集中するのが近道です。
もし資格試験以外を目的にするなら、英語を使いたい場面や領域を想像するのがお勧めです。
・英語で外国人と話してみたい→日常会話フレーズ+自分の好きなものの英語名を調べる。
・英語で論文を書きたい→論文でよく使う表現+英語の専門用語を調べる。
「使いたいもの」を調べぬくのが最短ルートになります。
2.音→文法→多聴多読の黄金ルート
英語の基礎力がなければ、勉強してもなかなか成果が出ません。短期集中の勉強では、最短最速で基礎を固める工夫が必要になります。もし3か月なら、2週間ほどで基礎を固めたいところ。
私が実際に指導するときには、「音→文法→多聴多読」をお勧めしています。
音と文法を2週間で体に染み込ませる
英語の基礎は「文法・単語・発音」です。単語は実際に英語に触れながらでも覚えられますが、音と文法の基礎は勉強が必要です。
音については、発音の参考書を買って練習する手もあります。ただ、私たちは学校で音を勉強したことがありません。なので、独学しようとしてもどこから手を付けていいかわからないことが多いです。
ほかの外国語を勉強したことがあって、コツをつかんでいる方でなければ、音の独学はむずかしくなります。発音についてだけは、オンライン英会話などで専門の先生に習うことをお勧めします。
文法については、最初は中学英語を復習するだけで大丈夫です。英語をやりこんでいくと、中学以上のレベル、例えば仮定法や助動詞+haveの使い方が重要になってきます。でも、文法の参考書で時間をかけるのはもったいないと私は思います。
3か月でもマスターを目指すなら、まずは生の英語に触れてみて、わからなかったところを調べる…トライアンドエラーの勉強法のほうが効率的です。
使いたい英語を徹底的に多聴多読
音と文法の基礎ができたら、残る2カ月半では自分の使いたい英語を徹底的に多聴多読します。
「自分が好きだと思えるものを徹底的にインプットする」のが外国語ではとても大切です。第二言語習得理論でも、インプットの質・量が大事であるとずっと主張されています。
英語版「Wikipedia, YouTube, TED Talks」は三種の神器です。無料で使える上に、たくさんの英語に触れられます。自分の興味のある内容を探して、とにかく触れてみてください。WikipediaやYouTubeの英語は多少まちがっていることもありますが、この時点では気にしなくてOKです。初心者の間は質より量だからです。
・Wikipedia
・YouTube
・TED Talks
Wikipediaを見るなら、Mouse Dictionaryのような辞書アドインを入れておくと、辞書すら引く必要がなくなります。YouTubeやTED Talksは再生速度を下げることができます。むずかしいものを必死にインプットしても、つらくなってしまうだけ。楽しいと思えなければ勉強も続きません。英語の勉強のハードルを下げておいて、その分たくさんインプットしましょう。
1カ月きっちりアウトプットをし続ければ、もうその分野のことを話せる基礎力がついています。アウトプットの練習を始めましょう。
3.オンライン英会話を活用しよう
時間をかければ、英語を独学することはむずかしくありません。でも、短期集中でやるならスクールに通った方が有利です。発音の勉強ができることもありますが、それ以上に大きな理由があります。
高速でマスターするには、アウトプット&フィードバックが必要です。
高速マスターにはアウトプットが欠かせない
英語力の基礎はインプット量で決まります。でも、それを実際に使えるかどうかはアウトプットの経験値で決まります。
インプットを積むのはかんたんです。動画やサイト、本を大量に見ればいいだけ。ただ、アウトプットは一人ではできません。作文を書いても、添削してくれる先生がいません。会話は一人ではできません。私自身が独学で英語を勉強したからこそ、アウトプットの辛さは身に染みています。
短期間で勉強するなら、アウトプットの機会のなさは大問題です。
プロの先生と時間を決めてトレーニング&フィードバック
オンライン英会話を使うなら、アウトプットを見てもらうことができます。作文を見てもらうこともできますし、もちろん会話の中身も鍛えてくれます。
時間をかけて勉強してもいいなら、完全独学でアウトプットを鍛えるのも無理ではありません。言語学習SNSなどをうまく使ったり、イベントに通って外国人の友達を作ったりすれば、独学は十分できます。ただ、その場合1年くらいはかかると思った方がいいと思います。私は要領が悪かったのもあり、英語を話せるようになるまで2年以上はかかりました。
短期集中だからこそ、プロの先生にコーチになってもらう必要があるのです。
まとめ
「目標設定→音・文法→多聴多読→オンライン英会話」、この黄金ルートをたどれば、3カ月もあれば英語が使えるようになります。
英語に集中する時間ができた時が、英語を始めるときです。数カ月の投資で、一生モノのスキルが身につきます。大事なのは、あちこちを見ないこと。ゴールをはっきりさせて、最短で駆け抜ければ、結果はついてきます。
最短最速で英語をマスターするなら、ぜひこのコースをたどってみてください。
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