英語のリスニング勉強には3つのコツあり!リスニング克服方法とオススメ教材

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英語のリスニングを苦手としている方はとても多いと思います。途中までなんとか聞き取れても、何を言っているのかさっぱり聞き取れなかったり、聞き取れたとしてわからない単語が出てきた途端、その後の話が耳に入ってこなくなったり。

一晩英語を聞き流していたら翌日には全てを理解できるようになっていた!となったらいいのですが、そんなことはあるはずもなく。語学はひたすら「地道に努力」。これしかありません。

そうは言っても、正しい方法で学習しないと時間の無駄になります。今回は「一晩でリスニングが完璧になるような夢のメソッドではないけれど、ちゃんとリスニング力が伸びる方法」をお伝えします。

あくまで個人の見解ですので「確実に…」と言い切れないところもありますが、わたしはこの方法でリスニング力を強化できたので、ぜひ参考に試してみてもらえるとうれしいです。

コツ1:短い素材を繰り返し聞く

「同じものを何度も繰り返し聞く」―実はこれが一番リスニング強化に最大の効果を発揮します。

日本語の方言で考えてみてください。地方の全く聞いたことないなまりの強い方言を聞くと、言ってることがわからず戸惑うことも多いのではないでしょうか。慣れていない言葉を聞くと同じ日本語であっても理解できないのですから、母国語にない音やイントネーション、全く異なる言語体系や単語で話される外国語が聞き取れなくても当然です。

しかし最初は理解できなかった方言も、同じ話を何度か聞いているうちにきちんと理解できるようになります。試しに強い方言で話されているインタビューなどを聞いてみてください。そして数回聞き直してみてください。すると…全てが理解できるようになっていることにビックリするのではないでしょうか?

同様のことが英語にも言えます。英語の音のリズムに慣れ、単語同士の繋ぎ方、聞き慣れない部分などを理解できるようになるためには、繰り返し同じものを聞くと効果があります。そして一度理解できるようになったものは、違うものでも理解できるようになるのです。赤ちゃんは同じ言葉や表現、同じ本を何度も読み聞かせしてもらってある言語に対する「聞く耳」を養います。その言語特有のリズムを耳に覚えこませるのです。

1分程度のネイティヴ用素材をリスニング

できれば、1分〜長くても5分ほどの短い素材を繰り返し、だいたいの内容が理解できるようになるまで聞きましょう。最初は全く理解できなくても、徐々に聞き取れる部分が増えてくるはずです。そうしているうちに、今度はどの単語や表現がわからないのか、どの部分が聞き取れないのかが見えてきます。

素材は自分に興味のあるものが飽きなくていいのですが、ノンネイティヴ用にゆっくり話されたものではなく、できるだけネイティヴのスピードのものにしましょう。一語一句完璧に理解する必要はありません。とにかく耳を慣らすこと、全体の意味を把握できるようになることに集中してリスニングしてください。

たまに「実力試し」を

同じものを繰り返し聞く、という訓練をしばらく続けたら、今度は試しに以前全く聞き取れなかった映画やドラマなどを見てみてください。ニュースでも構いません。訓練を始める前よりわかる部分が増えていることに気づくはずです。この訓練だけを続けているとモチベーションが下がる上、本当に力が付いているのかわかりづらい部分もあるので、この「お試しリスニング」をたまに行ってみてくださいね。

コツ2:スクリプト(英語字幕)のあるものでディクテーション

次にリスニング訓練で効果的なのが、ディクテーションです。
ディクテーションとは、耳から聞こえた音をそのまま書き起こす作業で、平たく言えばテープ起こしです。

簡単そうに見えて時間のかかる作業ですが、「音に集中し、きちんと細かいところまで聞き取る」という訓練に絶大な効果を発揮します。

1.音声をきいて、きこえた英語を書き出す

実際やってみると、たとえ音だけを聞いているときに理解できていたつもりでも、いざ書き起こすとなると、細かいところが聞き取れていないことがわかるでしょう。

単語だけではなく、文のつなぎや文法的に正しく理解し聞き取りができているのかの確認になりますので、面倒臭がらず、ぜひ日々の学習に取り入れてみてください。

2.ディクテーション後は添削を

実際ディクテーションしたものが合っているのかどうかの確認は、スクリプトを参照し、学校の先生や職場、友達に添削してくれるようなネイティヴの方がいればお願いしてみてください。

スクリプトのないものは自動の英語字幕をオンにすればそれを見ながら自分で添削も可能です。ただし、その英語字幕自体が間違っていることが多いのも心に留めておきましょう。

3.余力があれば単語を調べよう

さらに余力があれば、聞き取りはできたけど意味がわからない単語、単語を知らなかったことから聞き取り自体ができなかった単語や表現などを調べましょう。これも地道な作業ですが、単語力・表現力をつける上で効果的ですし、実際の会話や文章の中でどう使われているかもわかります。単語帳とにらめっこしてひたすら覚える…という作業よりはるかに効率的で楽しいですよ。

答え合わせをして意味も理解できたら、最後は声に出して読んでみましょう。音声にあわせて声を発すると、音のリズムや発音も確認できるのでおすすめです。

ディクテーション用の素材の選び方

素材を選ぶときは、長くても1分程度の長さで、終わった後にきちんと添削できるものがいいですね。

ネイティヴのインタビューが書き起こされている教材、ニュース記事で音声も出るもの(文は見ずに先にリスニング→ディクテーションのみを行う)、スクリプトのある映画の一場面など。

ニュースは中上級の単語力がないとそもそも内容がわからないので難しいのですが、実はドラマや映画よりリスニングは簡単です。アナウンサーははっきり明瞭に発音しますし、文法的に砕けていたり間違っていたり、ということがあまりないからです。普段英字新聞やビジネス雑誌を読んでいる方なら、ニュースの聞き取りはドラマよりはるかに簡単に感じるでしょう。

お気に入りの俳優やユーチューバーがいて、その人の出ているドラマや映画、番組が大好き、という方なら、そういったものでも構いません。ただし、ディクテーションは数分程度のものにしましょう。最初は1分の場面でさえ時間がものすごくかかると思います。一番好きな場面だけを繰り返し見て、ディクテーションするといいですね。

コツ3:色々なタイプのものを聞き、速読練習も

自分が好きなドラマや番組のリスニングだけするのも楽しいのですが、できれば色々なタイプの素材で訓練しましょう。

オススメの素材は?

例えばスピーチ。話されている言葉も非常に明瞭でわかりやすくリスニングには最適です。さらにスピーチを勉強するというのは英語においては非常に重要で、リスニング力アップだけではない効果があります。特に仕事や学校で英語のプレゼンをする必要があるという方。著名人のスピーチを聞いて、どこに抑揚を持っていくのか、どうすれば説得力があり聴衆を感動させる話し方ができるのか、どういった単語を使えばいいのか、などが非常に勉強になります。スピーチはスクリプトもあることが多いので、初級者から上級者までオススメです。

映画ならオードリー・ヘップバーンが活躍していたような時代の映画が、発音や使っている言葉もわかりやすく、リスニングが苦手な方にも取り組みやすいでしょう。スクリプトがあるものも多いですし、いくつかの場面を切り取ってリスニング教材として販売されているものもあります。

リスニングが難しい素材は実はこれだった!

難易度が高いのは、実は簡単そうに見えるティーン向けドラマ。使っている言葉がスラングなども多い上、崩した話し方をしているものも多々あるので英語学習者には最適と言えないでしょう。ネイティヴ同士の普段の会話を理解したり、留学の予定がある方はもちろんこういったものを理解できるようになる必要があります。

ただし、それは徐々にで構いません。他のきちんと話されている素材の聞き取りができるようになれば、スラングだらけの若者会話も自然と理解できるようになります。スラングも、ある単語や表現が、元の意味とは違う意味で使われていることも多いので、そもそもその元の単語の聞き取りができ、意味や背景を知っていないと理解しにくい部分もあります。

リスニング訓練とあわせて速読を

大人になってから英語を勉強すると、小さな子供のように耳だけから学ぶということは不可能です。目で見てわからない単語は聞き取りも難しいでしょう。

そこでリスニング強化の補助としてあわせて行いたいのが、英語の速読訓練。
雑誌など空いた時間にさらっと読めるものがいいですね。日本の雑誌などを読むときにするように、英語でも斜め読みできるまでになるのが目標です。

ここで注意したいのはわからない単語があっても、辞書を引いていちいち単語を調べないこと。勇気を持って読み飛ばしましょう。この記事の最初の方にも書きましたが、リスニングもわからない単語にこだわらず、全体の意味を把握することが重要でしたね。速読も同じです。一語一句理解しないといけない学術書や難しい経済書を読んでいるのはありません。わからない単語は前後から意味を推測するクセをつけましょう。

そうすることでわからない単語が出てきても、そこで思考が止まらないクセがつきますし、リスニング中に同じ場面に出会っても、全体の話から推測する訓練にもなります。その単語は実は全体の意味を理解するのに重要な単語で、意味がわからなかったために、全体の意味もわからなかったし、推測してもどうしても意味がわからない…となれば、そこで初めて意味を調べればいいだけのことです。

単語の意味を推測するクセがつくと、わからない単語に出会っても焦ることがなくなります。また、数をこなしていくと、何度も同じ単語に出会うことも多くなり、それが結局「使える」単語力強化につながります。雑誌で使われているのは旬な単語のことも多く、ネイティヴの会話やドラマなどを理解する手助けにもなるでしょう。

レベル別オススメのリスニング教材やサイト

では最後に初級者向け、中上級者向けでオススメの教材や素材をご紹介します。
これはごく一部の例ですので、自分に合ったものや好きなものを選びましょう。

初級者向け

初級者にオススメですが、中上級者にも使えるものも混じっています。

ディズニーアニメ

アメリカ英語。内容を知っているものが多く、ネイティヴの子供向けのため、使われている単語も平易な上、発音も聞き取りやすいです。
スクリプトは次のサイトで見ることができます。他にも様々なアニメのスクリプトがあり、アニメ以外も。
https://www.imsdb.com/genre/Animation

Listen English everyday to Improve English listening skills – Listening English Practice

アメリカ英語。短い会話がひたすら50分に渡って録音されています。画面自体がスクリプトになっているので、音だけ先に聞きましょう。中学英語の復習にもなります。

ブリティッシュ・カウンシルのビジネス英語

https://learnenglish.britishcouncil.org/listening/beginner-a1-listening
イギリス英語。初級者向けのビジネス英語リスニング教材です。場面ごとに細かく分かれており、一つの録音は2分程度。スクリプトやワークシートもあります。C1上級レベルまであります。

Talk English.com

https://www.talkenglish.com/listening/listenbasic.aspx
アメリカ英語。日常会話が30秒ほどの音声で34シーン録音されており、リスニングテスト、スクリプトもあります。初級、中級、上級になるのに従って、1回の会話録音時間が徐々に増えていますが、スピードはどれもナチュラル、自然な形で話されているので、アメリカの若者の会話を学ぶのにオススメ。上級では普通にスラングが混じった「こういうのあるよね」という自然な会話が聞けるので、日常会話の聞き取りが苦手な中上級者にもオススメです。

ブリティッシュ・カウンシルのティーン向け英語

https://learnenglishteens.britishcouncil.org/skills/listening/beginner-a1-listening
イギリス英語。初級者向けの日常会話リスニング教材。前述のビジネス英語と同じ構成で、上級レベルまであります。これから高校での交換留学考えている方には学校生活がシーンとなる会話が録音されているので、役立つのではないでしょうか。

VOA

https://learningenglish.voanews.com/p/5609.html
アメリカ英語。5分ほどの動画で、通常の会話よりゆっくりめに話されています。単語の説明やスクリプトもあり、リスニング学習にはかなり有力です。

Breaking News in English

https://breakingnewsenglish.com/index.html
アメリカ英語とイギリス英語両方のリスニングをしたい人に一石二鳥!レベルは7つに分かれており、トップページの各ニュース紹介の下にレベルが明記されているので、自分のレベルに合ったものを選べます。記事を選んだらListen – North American & British English」をクリックします。スピードがなんとslowestからfastestまで5段階の録音から選べ、mediumレベルでアメリカ英語とイギリス英語が聞けます。録音は2分程度。スクリプトもあります。

中上級者向け

初級者向けのところで、中上級者まで対応しているものをかなり紹介しましたので、ここでは上記以外のもののみ掲載します。

アルク「イングリッシュ・ジャーナル」

老舗の教材です。リスニングのみならず総合的に学習でき、毎月中身が変わるので学習スピードの目安として最適です。毎月異なる著名人のインタビューもあり、内容も多岐に渡ります。

BBC Listening Project

https://www.bbc.co.uk/programmes/b01cqx3b
イギリス英語。BBC Radio とBritish Libraryのコラボで様々な人へのインタビューが会話を録音し、公開しています。スクリプトもないため、かなり上級者向け。子供の会話を録音し、アニメーション動画と合わせているかわいいものもあります。

BBC Learning English – News Report

http://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/features/news-report
イギリス英語。ニュースを30秒程度の短い動画にしてあり、スクリプトもあります。中級者向けとなっていますが、ニュースのリスニングに慣れていないと、少し難しく感じるかもしれませんが、動画自体が短く単語の説明などもあるので、繰り返し聞く訓練にはいいでしょう。

Newsy

https://www.newsy.com/
アメリカ英語。2分ほどの動画でニュースやドキュメンタリーなどが集められています。スクリプトが動画のすぐ下のあるのも、リスニングがきちんとできているかの助けとなります。

ESL Cyber Listening Lab

https://www.esl-lab.com/difficult/
アメリカ英語。日常会話が2分程度で録音されています。「初級者向け」で紹介したTalk English.comと似た感じのサイトで、同じように初級者から上級者までレベルがあります。(リンク先は上級者向け)スクリプトもあります。

まとめ

「面倒臭そう」「そんな時間ない」「『聞き流すだけ~』といった教材の法が早くて楽なんじゃないの?」なんて声が聞こえてきそうですが、「真剣にリスニング力を伸ばしたい」「半年後、一年後に今よりもっと英語がスムーズに理解できるようになっていたい」という方はぜひ騙されたと思ってしばらく試してみてください。時間が経つと、リスニング力だけではなく、単語力、会話力、英語的思考能力、リーディングのスピードなど別の付帯的な力も伸びてきているのが実感できるはずです。明日や1週間後ではなく、半年後、1年後の自分の姿を夢見て地道に努力していきましょう。

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