“ちょっとの違い”と侮れない表現5選——正しいのはどっち?【キャリアアップのためのビジネス英語講座】

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ビジネスシーンによりふさわしい表現はどっち?

1. 「あなたもミーティングに参加されるのだと思っていました。」

A. You were supposed to participate in the meeting.
B. I thought you were going to participate in the meeting.

Aが正解と思われた方。”be supposed to do”は、ちょっと難しくてビジネスにふさわしそうな表現に聞こえますが、「本当は〜しないといけない」というニュアンスが含まれます。ですので、こう言ってしまったら、「てっきり君はミーティングに出ると思ってたのに、なんで出なかったんだ?!」という、高圧的でイヤミな言い方になってしまいます。

「〜すると思ってた」と言いたいときは、Bの表現がベストです。

ちなみに、「会議に参加する」を、”attend the meeting”と言う方も多くいらっしゃると思いますが、実は”attend”には「ただ参加する、その場にいるだけ」という受け身なニュアンスがあります。ですので、ビジネスシーンで「参加する」と言いたいときは、“participate in” や ”take part in” を使い、「参加して発言する、その場に貢献する」というニュアンスをアピールしましょう!

正解はB!

2. 「御社がご提供されているサービスの範囲をご説明いただけますか?」

A. Would you explain to us your scope of work?
B. Would you explain to us a range of the services you offer?

日本人は、「〜の範囲」というとき”range”という単語を使いがちですが、”range”は価格帯などの「数量的な範囲」を表す際に使います。よって、「サービスの範囲」と言いたいときは、”range”ではなく ”scope”を使います。ひとこと、”scope of work”で「サービスの範囲」は覚えてしまいましょう!

正解はA!

3. 「私の職歴についてお話ししたいと思います。」

A. I would like to tell you about my work experiences.
B. I would like to tell you about my work experience.

複数形 ”experiences” を使ったAが正解と思われた方。就職面接などでこう言ってしまうと、「私の職場ではいろいろと面白いことがありましたので、今日はそんな面白い経験の数々をお話ししたいと思います」と聞こえてしまいますので要注意!「職歴」の意味で “experience”を使うときは、必ず単数形で ”work experience”が正解です。
“-s”がつくかどうか?で意味がこんなに違うんですね。

正解はB!

4. 「後ほどアシスタントからコールバックさせていただきます」

A. I’ll have my assistant call you back later.
B. I’ll make my assistant call you back later.

“make”には「強制的に〜させる」の意味があるのはご存知と思いますが、「〜させる」相手がアシスタントや部下だからといって、この“make”を使ってしまうと、「アシスタントは常々嫌がっているのですが……無理やりにでもコールバックさせます。」と聞こえてしまいます。

“have”も”make”も「使役動詞」と呼ばれ、「have / make + 人 + 動詞の原形」で「人に〜させる」という意味を表せますが、ビジネスシーンで「〜させる」と言いたときは”have” を使いましょう!

正解はA!

5. 「我々は契約条件についてネゴ(交渉)する必要があります」

A. We need to negotiate the term of a contract.
B. We need to negotiate terms of a contract.

ビジネスでよく使う “term”という単語には、「期間」という意味や、「条件」という意味がありますが、「条件」という意味を表したいときは複数形の”terms”を使います。単数形の”term”を使ったAの場合、「契約期間についてネゴする」となります。
”-s”がつくかどうか?で意味は大違いなので、決して侮れません!

正解はB!

いかがでしたか?
何気なく使っている文法や単語も、使う場面や使い方によって思いがけないニュアンスや意味に変化したりします。今回の5つのニュアンスも「知識としてどんどん蓄積して、どんどんアウトプット」を実践していってくださいね!

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