ビジネスシーンで欠かせない「会議」ですが、仕切り力次第で有意義にも不毛にもなります。今回は、会議をうまくリードして、建設的で効率的なものにするためのキラーフレーズを一挙ご紹介です!
1. ザワザワしている参加者に着席を促し、サクッと会議を始める
“Everyone go ahead and take a seat! Let’s get started.”
(みなさん、早く着席してください!始めましょう。)
◆参加者がグズグズしているので、「すぐに〜してください」というニュアンスを示すとき、”go ahead and do”を使います。
“How’s it going, everyone? Thank you for coming today. I’ll be chairing the meeting today.”
(皆さん、調子はどうですか?本日はご参加ありがとうございます。今日の会議は私が議長を務めます)
◆“How’s it going, everyone?と投げかけることで、ザワザワしている参加者の注意を引きつけることができます。社内のよく知ったチームメンバーとの会議などでは、”everyone”の代わりに “guys”と言っても良いでしょう。
2. 前置きせずにすぐ本題に入る
“Let me get straight to the point for today’s meeting.”
(今日はこのまま会議の本題に入ります)
◆“Let me”のネイティブ的ニュアンスは、「〜させてください」ではなく、「自分がこうしたいと思っていることを単にアナウンスする」というニュアンスです。“I’m going to do”に似たニュアンスですが、”Let me”の方がちょっと丁寧です。
3. スピーカーを紹介する
“Next up is Mr.○○ who needs no introduction. He’s an expert on web marketing.”
(次は○○さんです。言わずと知れた、ウェブ広告のエキスパートです)
◆会議やプレゼンなどの進行で、「次に〜してくれる人」を紹介するとき、”Next up is(人)”というとこなれて聞こえます。
4. 途中で脱線してしまった話題を元に戻す
“So we need to steer the conversation back to our main topic.”
(さて、話を本題に戻しましょう)
◆“So”(さて、ところで…)は、話題を変えたいときなどに便利です。”Okay”でも
会話の流れを変えたり、会話を終える合図を出すことができます。
5. 一つの論点にハマりすぎて本題を見失うのを回避する
“Let’s not get bogged down in this issue at this moment.”
(今のところは、この件についてそこまで深く議論するのはやめましょう)
◆“Let’s not〜”(〜しないでおきましょう)はおなじみ”Let’s〜”(〜しましょう)の反対ですが、“Let’s not〜”はフォーマルな場面で、「人により適切な動きを促したいとき」などに使います。
◆“bog”は「泥沼」で、”bog down in〜”で「(泥沼にはまって身動きがとれなくなるように)何かに深入りしすぎて話が進まなくなる」という意味を表します。
6. 参加者が疲れて議論が滞ってきたときは休憩をはさむ
“Let’s take a 5-minute break.”
(5分間の休憩をはさみましょう)
7. いろんな意見が錯綜したときは妥協点を見出すことを促す
“Let’s come to the middle ground.”
(妥協案を見出しましょう)
8. 難しい問題は誰かに説明させて常に議論をクリアにする
“Can anyone shed light on what the problem is?”
(誰か、問題をはっきりさせてくれますか?)
◆誰もがあまり知らないようなことを説明したり、はっきりさせるというとき“shed light on”という表現を使います。
9. 反対してそうな人にはクールに声をかける
“I take it you disagree over what we have decided, Ms.○○?”
(我々の決定に反対意見がありそうですね、○○さん?)
◆“It seems” (〜のように見える)のちょっとフォーマルな表現が、”I take it (that)…”です。”I take it”は冷静で控えめな印象を与えるので、「反対した態度や表情をしている人」に対して、こちらの冷静さをアピールできます。
10. 最後は、参加者に質問や懸念点があったらその場で出させる
“If you have any questions or concerns, now is the time to bring them up.”
(何か質問や懸念点があれば、今出すようにしてください)
◆会議の最後に、参加者に質問や懸念点がないかを確認するとき、”Any questions?”や“Please feel free to ask questions.”でも良いですが、”now is the time to 〜”(今こそ〜するとき)を使うことで、参加者に今何か発言するよう刺激することができます。
◆参加者の疑問や懸念をその会議の中ですべて解決させるのも、立派な仕切り力です!
いかがでしたか?
とにかく使えるこれらのフレーズ、覚えてどんどん使っていきましょう!
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