間違いだらけの「英語学習書」選び。正しい「英語学習書」を選ぶためのポイントは?

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英語学習において、「英語学習書」はなければならないものであり、この学習書選びで悩んでいる人はかなり多いようです。この件については、私自身も英語学習そのものと同じくらい質問を受けることがあります。また、間違った「英語学習書」は、必然的に間違った「英語学習」につながっていきます。今回は、正しい「英語学習書」を選ぶためのポイントについてです。

①英語学習書を買おうと思った時、「本当に必要だろうか?」と考えてみましょう。

 英語学習だけではなく、全てのジャンルの学習に当てはまる一つの鉄則があります。「一冊の学習書を完璧にする」というものです。ここで大切なことは、8割や9割の理解ではなく「完璧(10割)」にするということです。多いパターンとしては、8割程度の理解でこの学習書はマスターできたと考え(勘違いして)、「もう一冊・・・」となってしまうものです。このようにして、残りの2割は理解されないまま次の学習書に進んでしまうのです。

往々にしてこの2割の部分が、重要なポイントを含んでいたり、入試や資格試験であれば合否を分けるポイントであったりすることがあります。例えば英語学習で多いのは単語集的なものです。500語収録されている中の470語完璧にして次の難易度のものに進んでしまうと、完璧でなかった30語は半永久的に手つかずのままの状態になります。

英語学習において学習書が必要だと感じた時は、まず、自分がすでに持っている学習書を見直してみるようにすることが大切です。最初から「完璧(10割)」目指して学習するよりも、以前使用していたものを7割の状態から「完璧(10割)」を目指す方がより効率的なはずです。

②資格試験の学習本には二種類ある。

 資格試験を一つの指標として英語学習を始めた人も多いと思います。資格試験対策の学習法は大きく二つに大別されます。「英語力UP」のための学習と、「対策」のための学習です。例えば、スポーツ選手は日常から技術・体力の向上を目指してトレーニングに励みます。これが英語学習で言えば「英語力UP」のための学習です。しかし、試合前や大会前には対戦相手の分析をしたり、試合会場と同じような環境で練習したりします。これが「対策」のための学習です。英語学習においては、この「英語力UP」のための学習と「対策」のための学習の二つの目的をしっかりと分けておくことが大切です。

「英語力UP」のための学習は、文字通り「英語力」をつけることが目的ですので、時間等は気にせず、とにかく学習書の細部まで理解していくことに主眼が置かれるべきです。学習書に記載されている単語・語法などでわからない箇所があれば、その度に辞書等を用いて理解度を高めていく必要があります。

「対策」のための学習においては、実際に試験と同じ状況で「対策」するべきです。例えば、TOEICであればリーディングパートの75分という制限時間が一つのクリアすべき課題となっています。ですので、受験時と同じ状況の75分間でリーディング100問を解き切る「対策」を行うのです。この時は、「英語力UP」のための学習時とは異なり、わからない箇所があっても気にせず、75分間で100問を解ききることを最優先させます。

資格試験のスコアアップにはこの「英語力UP」と「対策」の両者のバランスが大切です。「どちらが大切か?」という話題が上がることが多いですが、私の答えは「どちらも大切」です。

③「ネーミング」で選ばない。「誰が書いた」で選ぶ。

 「中学英語で理解できる・・・」「10日間で完成・・・」。英語学習書だけにとどまらず、どのような製品であっても、ネーミングはその商品の売り上げと大きく関わっているそうです。

私も愛用していますが、やわらかティッシュの「鼻セレブ」は、以前の「モイスチャーティッシュ」というわかりにくく、インパクトの低い名前から「鼻セレブ」にネーミングを変えることにより売り上げが4倍になったそうです。「お~いお茶」も「缶煎茶」からのネーミング変更により緑茶飲料シェア20年間一位ということです。学習書業界もこの「ネーミング」には相当力を注いでいます。そしてこのことにより、私の目からは明らかに「売れない(売れてはいけない)」学習本が売れてしまっています。(当然ですが、ここではそれらの実名は掲載できません)。

 学習書選びで困った時に、私が勧めているのは「誰が書いた(著者名)」で選んでみることです。当然のことですが、著者が同じであれば、単語集、文法書など、ジャンルが違ったとしても、その中身のブレは最小限に抑えられるでしょう。また、英語学習の効率性という面では、著者と学習者の相性も大切です。ある学習者には「必要な解説」であっても、他の学習者には「くどい解説」になってしまうからです。このような点からも「誰が書いた」は英語学習書選びの大切なポイントと言えるでしょう。

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