【試験対策と復習】つづりが似ているけど全然意味が違う単語の区別

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【試験対策と復習】つづりが似ているけど全然意味が違う単語の区別
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Can you empathize?と聞かれてemphasize(強調する)のかと思ったらempathize(共感する)だった、He has no conscience.と言われてconscious(意識)がないのかと思ってしまったらconscienceは「良心」だったなど、つづりが似ている単語は思い込みで間違えがち。それぞれの意味と使い方を確認して、うっかりミスをしないようにしましょう。TOEICテストなどの試験対策にもなります。

ちょっとしたつづりの違いをしっかり確認

単語は、つづりがほんの1字2字異なるだけで、まったく意味が変わってくることがあります。長めの難しい単語だと、それを意識せずに間違って覚えてしまうことが。ちょっとしたつづりの違いを正確に押さえられるようになりましょう。

empathize 対 emphasize

empathize [émpəθὰɪz](共感する)

I can really empathize with his situation.(彼の状況には本当に共感できます)

emphasize [ˈɛmfʌˌsaɪz](強調する)

I can’t emphasize enough his situation.(彼の状況は<いくら強調しても>強調しすぎるということはありません)

「pa」と「pha」、「th」と「s」とつづりが異なり、音も違います。「~に共感する」は、empathize with ~と、with~を使います。実はネイティブもときどき間違えて、「~に共感する」をemphasize with ~と書いていることが(「強調する」のemphasizeにwithは不要)。

conscience 対 conscious

conscience [kάnʃəns](良心)

He has no conscience with his behavior.(彼は自分の振る舞いに対してまるで良心がありません)

conscious [kάnʃəs](意識がある、意識している)

He is very conscious of his behavior.(彼は自分の振る舞いを非常に意識しています)

つづりは「ence」か「ous」の違い。音もかなり似ていて「s」の音の前に「n」があるかないかだけなので、聞いていて間違えることもあります。「n」の音をしっかり意識するようにしましょう。

complement 対 compliment

complement [kάmpləmənt](補完、補充)

We have a full complement of employees.(従業員は全員そろっています)

compliment [kάmpləmənt](賛辞、感謝の気持ち)

We received a great compliment from our employees.(従業員たちから素晴らしい賛辞を受け取りました)

つづりは「e」と「i」の違いがありますが、実は音は同じ。「~の補完」はcomplement of ~で、「~からの賛辞」はcompliment from ~となります。

ほかにも注意しておきたい単語

coarse(粗末な)対 coerce(強要する)

discreet(控えめな)対 discrete(分離した)

fraction(分数)対 friction(摩擦)

パッと見似ている単語にご用心

よく見ると結構違うのに、パッと見たとき似ていることから、TOEICテストの問題などに出てきたとき、うっかり意味を取り違えてしまうことがあります。見た目が似ている単語をあらかじめチェックしておいて、いざというときに勘違いしないようにしましょう。

intuition 対 institution

intuition [ìnt(j)uíʃən](直観)

I rely on my intuition.(私は自分の直観に頼っています)

institution [ìnstət(j)úːʃən](団体、制度)

We rely on our institution.(私たちは自分たちの団体を頼りにしています)

「tion」の前が「intui」と「institu」と文字の入れ違いのようになっています。「s」が入っていることを意識するようにしましょう。発音は、アクセントの位置に気をつけると区別しやすくなります。

precious 対 precise

precious [préʃəs](貴重な)

I’ll never forget this precious moment.(この貴重な瞬間を決して忘れません)

precise [prɪsάɪs](正確な、まさにその)

I’ll never forget the precise moment we met.(私たちが出会ったまさにその瞬間を忘れることはありません)

いずれも形容詞で、「preci」まで見たところでうっかりどちらかの単語だと思い込んでしまう可能性が。「ous」は「貴重な」、「se」は「正確な」と、しっかり覚えておくようにしましょう。

convenient 対 conventional

convenient [kənvíːnjənt](便利な)

It’s convenient if they come to us.(彼らが私たちのところに来てくれると便利です)

conventional [kənvénʃ(ə)nəl](従来の、慣習的な)

It’s conventional that they come to us.(彼らが私たちのところに来るのが慣習となっています)

「con」は「共に」、venは「来る」と語源が共通して、似ていると思うのも無理はありませんが、現代ではだいぶ意味が違ってきています。「ven」の音が異なるので、音と意味を一緒に覚えるようにするといいでしょう。

ほかにも注意しておきたい単語

suspend(停止する)対 suspect(疑わしく思う)

radical(急進的な)対 rational(合理的な)

accuse(非難する)対 accurate(正確な)

似ている気がしてしまうこんな単語

日本語の意味がどうもつかみにくい、しかもつづりが近いということで、実際はだいぶ異なるのに、どうも似ている気がして混同してしまう単語があります。こういう単語は、つづりと一緒に意味のイメージをしっかりつかむようにしましょう。

modest 対 moderate

modest [mάdɪst](謙虚な、控えめな)

He is modest in his behavior.(彼の振る舞いは謙虚です)

moderate [mάdərət](適度な、穏やかな)

He is moderate in drinking.(彼のお酒の飲み方は適度です)

moderateには「穏やかな」という意味もあり、どうも意味が似ている気がするところも、間違える理由の一つ。「mode」の後のつづりの違い「st」と「rate」をしっかり意識するようにしましょう。

deliver 対 deliberate

deliver [dɪlívɚ](配達する、伝える)

She is supposed to deliver a speech.(彼女がスピーチをすることになっています)

deliberate [dɪlíb(ə)rət](慎重な、故意の)

She is usually deliberate in her speech.(彼女は普段慎重にスピーチをします)

deliverが動詞でdeliberateが通常形容詞、「deliv」「delib」とつづりも違うのですが、「v」と「b」の区別が苦手な日本人としては、どうも似ている気がしてしまいます。たくさんの用例に触れて、意味の違いを感覚的につかめるようになりましょう。

interfere 対 inferior

interfere [ìnɚfíɚ](妨げる、干渉する)

They interfered with our presentation.(彼らは私たちのプレゼンを妨げました)

inferior [ɪnfí(ə)riɚ](下位の、劣った)

They think our presentation is inferior to theirs.(彼らは、私たちのプレゼンは彼らのものに劣ると思っています)

どちらも「in」で始まって「fe」のところにアクセントがあるため、全然違う語であるにもかかわらず、似ている気がすることが。自分で使ってみるようにすると、混同することがなくなります。

ほかにも注意しておきたい単語

conform(順応する)対 confront(対峙する)

humidity(湿度)対 humiliate(侮辱する)

obsolete(すたれた)対 obscure(不明瞭な)

つづりが似ている単語を会話の中で正しく使おう

ここでご紹介した単語には、ネイティブでも思わず間違えたりするものがあります。うっかりミスはつきものと覚悟して、次第に正しく使いこなせるようになりましょう。以下に、会話での使い方の例をご紹介します。

A: I can’t empathize enough with his contribution.(彼の貢献には、<いくら共感しても>共感しすぎるということはありません)

B: You mean, “emphasize”?(つまり、「強調」ですね?)

A: Yes, his achievement is remarkable.(そう、彼の功績は素晴らしい)

B: Let’s give him a compliment.(彼に賛辞を送りましょう)

A: “Complement”? Uh, I see, a praise. Sounds like a good idea.(「補完」? ああ、わかりました。ほめるんですね。いい考えです)

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