記憶術「場所法」を使って、英単語を効率よく暗記しよう

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「場所法」という記憶術をご存じでしょうか。覚えたいことを「場所」と結びつけて暗記する、古代ギリシャの時代から存在する暗記法です。

普段の生活の中では特に意識せず、「パソコンの青いフォルダの中に、××社への納品書を保存してある」といったように、「場所」とともにそこにあるものをイメージしているもの。これを英語学習に応用して、英単語を効率よく覚えられるようになりましょう。

「場所法」とはどんな記憶術?

「記憶」「暗記」に有効な方法はさまざまですが、この「場所法」は古代から受け継がれ、現代では「脳」の研究によって効果的な方法であることが実証されています。英語では、memory palace(記憶の宮殿)などと呼ばれています。まずは「場所法」とはどんなものであるかを知っておきましょう。

古代ギリシャの時代から使われていた

約2,500年前の古代ギリシャの詩人シモニデスは、「場所」と覚えたいものを結びつける記憶法を使っていたことで知られています。ある貴族の邸宅で宴会を開いていたところ、大地震のため天井が崩落、大勢の人が下敷きとなって亡くなりました。運よく助かったシモニデスは、誰がどこに座っていたかを正確に記憶していたことから、大勢の遺体の身元をその位置から特定できました。それ以来、「場所法」という暗記術があることが世に伝わるようになったのです。

脳の中で「場所」を記憶している

現代になって、脳の中で記憶を司る「海馬」という部分が、「場所」を記憶していることが解明されました。その記憶は、「その場所で何をしたか」というエピソードとともに脳の中に残ります。すなわち、「場所」にそこで起こったエピソードの情報を追加しておけば、より有効に物事を記憶することができるのです。

自分のアイデアで英単語を暗記しよう

「場所」は自分で設定すればよく、何を覚えるかも自由。「場所法」は、特別な道具や暗記のための時間を必要としない、とても便利な記憶術です。「場所法」を応用した英単語やフレーズの暗記方法をいくつかご紹介します。自分の生活に合わせて応用してみましょう。

まず、単語帳を作って分類する

まず、覚えたい単語を分類していくつか単語帳を作ります。スマホアプリやWord、Excelなどで作成し、データでもプリントアウトでも使えるようにしておくといいでしょう。

例:
1) 仕事:inquiry(問い合わせ)、proposal(提案)、suggestion(示唆)、offer(申し出)…

2) 日常生活:trash box(ゴミ箱)、burnable / non-burnable waste(燃やす/燃やさないゴミ)…

3) 旅行:immigration(入国管理)、baggage claim(空港の手荷物引取所)、currency exchange(両替)…

自分のデスクの上で「場所」を決める

普段、自分のデスクの上で、「目の前にパソコン」「右奥にライトスタンド」「手前にコーヒーカップ」といったように配置を決めているのではないでしょうか。それぞれの場所に、分類した単語帳を置いていきます。

例:
パソコンのそば⇒旅行の英単語
ライトスタンドの下⇒日常生活の英単語
コーヒーカップ⇒仕事の英単語

このとき、「場所」と「テーマ」に直接の関係がないほうが、意外性があって記憶に残りやすいようです。例えばコーヒーを飲みおやつを食べながら仕事に関連した単語を覚え、後でデスク上のコーヒーカップを見ると、覚えた単語が浮かんでくる、といった具合です。

通勤途上で「場所」を設定

駅のホーム、電車の中など、いつも通る通勤ルートを利用して、それぞれの「場所」と単語帳の中身を結び付けていきましょう。

例:
最初に乗る駅のホーム:仕事の英単語
電車の中:日常生活の英単語
乗換駅のホーム:旅行の英単語

例えば、「電車を待つ⇒電車に乗る⇒乗り換える」という一連の行為の中で、「仕事について考える⇒普段の生活を振り返る⇒旅行してみたいと思う」という思考の流れを作ると、より記憶に残りやすくなります。電車に乗るときは、スマートフォンの中で作っておいた単語帳が有効活用できそうです。

パソコンのフォルダで「場所」を作る

「場所法」はパソコンのフォルダでも応用できます。「どこに保存したか」を覚えておくと同時に、個々のフォルダに特徴をつけ、変化をつけるところがポイントです。

例:
デスクトップ上の色をつけたフォルダ:仕事の英単語
プライベート用に作っているカスタマイズしたフォルダ:日常生活の英単語
(Windowsでは、アイコンを右クリックすると「プロパティ」>「カスタマイズ」に進めます。フォルダに色をつけるアプリを使用してもいいでしょう)
Google Driveなどのクラウドフォルダ:旅行の英単語

一番よく見るところにあるデスクトップには、仕事に関連した単語を入れておきます。ちょっと息抜きしたいときにプライベート用のフォルダを開き、日常生活関連の単語を見ます。いつもと違う作業をするときにはクラウドに飛び、旅行の単語を見てみましょう。こうすると、例えばデスクトップの色つきフォルダを見ると、仕事に関連した単語を思い出せるようになります。

「場所法」を成功させるコツは?

「必ずこうしなければいけない」という決まりがあるわけではないのですが、より効果を高めるための方法を押さえておくようにしましょう。

意外性を持たせる

「書類カバンの中に仕事関連の単語を入れておく」だと当たり前すぎて記憶に残りづらいので、「化粧ポーチの中に仕事関連の単語を入れる」といったように、少々意外性を持たせます。

一連の流れの中で覚える

朝、駅のホームで今日の仕事について確認しつつ仕事の単語を覚える、電車の中では「明日は燃やさないごみ(non-burnable waste)の日か」と思いながら日常生活を思い出すといったように、場所ごとにエピソードを作り、一連の流れの中で実行します。すると、「電車の中では日常生活」といったように、場面と英単語が頭の中に同時にインプットされていきます。

同じことを繰り返す

記憶を定着させるには、同じことを何度も繰り返すと効果的。デスク上のあちこちに単語帳を置き、休憩のたびにそれをめくってみる、日々の通勤の中で同じ単語を繰り返し覚えるといった作業をすることで、「場所法」の効果が上がります。

「場所法」の単語帳の作り方

単語帳には、できれば英単語とその意味、簡単な用例を書いておくといいでしょう。例えば、以下のような作り方を参考にしてみてください。

仕事の英単語

英単語(意味) 用例(訳)
inquiry
(問い合わせ)
make an inquiry
(問い合わせをする)
proposal
(提案)
accept a proposal
(提案を受け入れる)
suggestion
(示唆)
suggestions are welcome
(提案を歓迎する)
offer
(申し出)
the offer is valid until ~
(この申し出は~まで有効)
option
(選択肢)
consider options
(選択肢を検討する)
concern
(懸念)
express our concern
(私たちの懸念を表明する)
decline
(断る、下がる)
decline the offer
(申し出を断る)
the temperature declined
(気温が下がった)
approve
(承認する、認める
approve the decision
(決定を承認する)

日常生活の英単語

英単語(意味) 用例(訳)
trash box
(ゴミ箱)
empty a trash box
(ゴミ箱を空にする)
burnable / non-burnable waste
(燃やす/燃やさないゴミ)
reduce non-burnable waste
(燃やさないゴミを減らす)
detergent
(洗剤)
refill the detergent bottle
(洗剤を詰め替える)
condiments
(調味料)
condiments in the fridge
(冷蔵庫の中の調味料)
faucet
(水道の蛇口)
leaky faucet
(水漏れしている蛇口)
tap water
(水道水)
safe tap water
(安全な水道水)
kitchen utensils
(調理道具)
functional kitchen utensils
(機能的な調理道具)
microwave
(電子レンジ)
heat up in the microwave
(電子レンジで温める)

旅行の英単語

英単語(意味) 用例(訳)
immigration
(入国審査)
get through the immigration
(入国審査を通過する)
baggage claim
(空港の手荷物引取所)
get my suitcase at the baggage claim
(手荷物引取所でスーツケースを取る)
currency exchange
(両替)
currency exchange rate
(為替レート)
reservation
(予約)
make a reservation
(予約する)
order
(注文)
take an order
(注文を取る)
check / bill
(勘定)
ask for a check / bill
(勘定を頼む)
change
(おつり、小銭)
keep the change
(おつりを取っておく)
belongings
(持ち物)
keep your belongings
(持ち物を離さず持っている)

今日から「場所法」を試してみよう

実は、オンライン英会話レッスンにも「場所法」が応用できます。「デスクで予習」「ダイニングテーブルでレッスン」「ベッドの中で復習」といったようにいつも場所を分けるようにすると、ダイニングテーブルに座ったときに、これまで受けたレッスンの内容が思い出しやすくなります。レアジョブ英会話の無料体験レッスンで試してみてください。

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