英語で「私はこう思う」と自分の考えを伝えるときに、「I think…」ばかりを使っていませんか?直接的に「思う」という表現ではなくても、英語にはほかにもさまざまな言い回しがあります。
英語で自分の意見を述べる「I think」以外の表現を覚えて使えるようになりましょう。
一般的に「こう思う」という場合の表現
みなさんがよく知っている「こう思う」の英語表現をおさらいします。もし「I think」のみ使っているのであれば、最低限この5つのバリエーションを会話に混ぜるように意識してください。
I guess…「思う」
会話で非常によく使われる表現です。「I think」との違いは、「I guess」は質問に対する答えをよく知らない度合いが強いことです。「I think」より、明確な答えがわからない場合に使われますが、カジュアルな会話ではそこまで厳密ではなく気軽に使われます。
I guess I’m just tired.
(ただ疲れているだけだと思う)
I really don’t feel like going to the party, but I guess I should.
(パーティーには本当に行く気がしないんだけど、行くべきかな)
I guess there will be a long queue in front of the restaurant.
(レストランの前は長い列だろうね)
I feel…「感じる」
「I think」が自分の意見を述べることに対して、「I feel」は自分の感情を伝えるという違いがあります。
I feel that this is a very good strategy.
(これは非常に良い戦略だと思う)
I feel you’re too hard on him.
(あなたは彼に厳しすぎると思う)
I suppose…「思う」
「I guess」とほぼ同じ意味で使われます。ニュアンスの違いとしては、「I suppose」は限られた情報をもとに導き出された一定の事実を述べるのに対し、「I guess」は情報がほとんどない状態で「こうだろう」という憶測を述べる意味合いがあります。
He didn’t answer my call. I suppose he’s already gone home.
(彼は電話に出なかったから、もう家に帰ったんじゃないかな)
I suppose they’ll be late. There’s a big traffic jam this morning.
(彼らは多分遅刻だよ。今朝は渋滞すごいからね)
I believe…「(確かだと)思う」
「I think」は自分の意見を述べる意味合いが強いことに対し、「I believe」は事実に基づいた確かな考えを伝えるときに使われます。
I believe everything happens for a reason.
(全ての出来事には理由があると思う)
I became vegetarian because I believe that it’s wrong to kill animals for food.
(私がベジタリアンになったのは、食用として動物を殺すのは間違っていると信じているからだ)
It seems to me that…「と思える」
「It seems to me that」は不確かだけど、自分にはこう思えるという意味です。「I think」の代わりに使ってみましょう。
It seems to me that there’s a misunderstanding.
(誤解があるようですね)
It seems to me that he’s been settling well in his new environment.
(彼は新しい環境にうまく馴染んでいるようだ)
自信を持って「こう思う」という場合の表現
自分の意見に自信がある場合の表現には次のようなものがあります。使いやすいものを覚えて、日常会話で「絶対こうした方がいい」「(ほぼ確実に)そうなはず」などと言いたい場合に口に出してみてください。
I’m positive that…「間違いない」
日常会話で非常によく使われる表現です。経験や客観的事実から、質問に対して「そうである」と言い切れる根拠がある場合の返事として頻繁に出てくるフレーズなので、ぜひ覚えておきましょう。
I’m positive that they don’t sell this model anymore.
(このモデルはもう売っていないはずだけど)
A: Are you sure we don’t need to buy tickets in advance?
(本当に前売り券を買う必要ないの?)
B: I’m positive.
(大丈夫だよ)
A: Do you think the weather will be good enough to go to the beach tomorrow?
(明日はビーチに行くのに天気はいいと思う?)
B: I’m positive!
(きっといいはず!)
「I’m positive」はものごとを楽観的にとらえている場合にも使われますので、文脈や会話の流れで判断してください。
I’m positive I’ll pass the exams.
(試験は合格すると思うよ)
I would definitely say that…「はっきりそう言える」
definitelyは強い肯定を意味する日常会話でよく使われる単語です。「I would say」は控えめに自分の考えを述べるときに使う表現の一つですが、definitelyを加えることで積極的な表現になります。
I would definitely say that he’s a great actor.
(彼は間違いなく素晴らしい俳優だと言える)
I would definitely say that learning English gives you an advantage in your career.
(英語を学べば、キャリアにおいて有利になることは間違いない)
I’m (pretty) sure that…「(ほぼ)確信している」
これも日常会話で非常によく使われるので、ぜひ覚えておきたい表現です。「I’m positive」とほぼ同じ意味合いですが、ニュアンスの違いとしては、「I’m positive」が根拠がある明確な答えを表すのに対し、「I’m sure」は自信があるという気持ちを表すことです。例で違いを確認しましょう。
I’m sure that I locked the door.
I’m positive that I closed the door.
(ドアに鍵をかけたはず)
どちらも「ドアに鍵をかけたことに確信がある」という意味ですが、この2つには次のようなニュアンスの違いがあります。
I’m sure that I locked the door.
→鍵をかけたことに自信はあるが、間違っている可能性もある
I’m positive that I closed the door.
→鍵をかけたことが確実で、疑いない事実
I have no doubt that…「きっとそう」
何かが確かであると信じていることを強調するときに使われます。意味合いとしては「I suppose」に近く、絶対そうであるという意味ではないことに注意しましょう。no doubtを「誰が見ても疑いなくそうである」の意味で使いたい場合は、「I have no doubt」ではなく「There is no doubt」になります。
I have no doubt that he will tell me the truth.
(彼が真実を話してくれると信じている)
There is no doubt that Shohei Ohtani is one of the best baseball players.
(大谷翔平が最高の野球選手の一人であることは疑いようがない)
I’m (pretty) confident that…「(ほぼ)自信がある」
自分の意見や伝える内容に自信があるときの表現です。
I’m pretty confident that I’ll get the job.
(その仕事をゲットできるはず)
I’m confident that I can win the race tomorrow.
(明日のレースで勝てる自信がある)
Without (a) doubt,…「疑いなく」
絶対、確実で疑いないことを表すややフォーマルな表現で、without a doubt、without doubtどちらも会話で使われます。
Without a doubt, this is his best speech.
(間違いなく、これは彼の最高のスピーチだ)
Without doubt, he’s the worst boss I’ve ever had!
(間違いなく、彼は私が今まで持った中で最悪の上司だ)
Obviously,…「明らかに」
誰が見ても、明らかで簡単に理解できることを述べるときに使います。「わかってるよね」というニュアンスが含まれることもあります。
Obviously, he comes from a rich family.
(彼はどう見てても裕福な家庭の出身だよ)
He’s new here. Obviously, he didn’t know the local customs.
(彼はここに来たばかりで、 明らかに地元の習慣を知らない)
遠慮がちに「こう思う」という場合の表現
自信がないとき、自分の意見は間違っている、あるいは相手に失礼にならないよう遠慮がちに意見を述べたいときもあるでしょう。そんなときに覚えておくと便利なフレーズには次のようなものがあります。
I tend to think…「と考えがち」
tend toは「〜する傾向がある、しがち」という意味で、否定の場合は「tend not to」の形になります。
I’m an optimist – I tend to think everything will be alright.
(私は楽観主義者で、すべてうまくいくと考える傾向がある)
I tend to think that I shouldn’t easily trust people.
(私は人を簡単に信用するべきではないと考えがちだ)
I could be wrong, but…「間違ってるかもしれないけれど」
遠慮しがちに意見をいうときの代表的なフレーズです。はっきりこうだといいたくないときに便利な言葉です。
I could be wrong, but I think you should put your trust in her.
(間違っているかもしれないけど、君は彼女を信頼するべきだと思う)
I could be wrong, but I sense they will break up soon.
(間違っているかもしれないけど、2人はすぐに別れるような気がする)
Correct me if I’m wrong, but…「間違ってたら言って欲しいけれど」
自分が思い違いをしているかもしれないとき、記憶に自信がないときに使える表現です。
Correct me if I’m wrong, but didn’t you guys work together?
(間違っていたら言ってほしいけど、あなたたちは一緒に働いていたんじゃなかった?)
Correct me if I’m wrong, but the meeting will be at 3?
(間違っていたら訂正して欲しいけど、ミーティングは3時からだっけ?)
You probably won’t agree, but…「あなたは同意しないかもしれないけれど」
自分の意見が相手に反感を買う可能性があるとき、言いにくいことを伝えるときに便利なフレーズです。
You probably won’t agree, but I think she’s quite nice.
(たぶん同意してくれないだろうけど、彼女はとても素敵だと思う)
You probably won’t agree, but why don’t we ask her to join us?
(同意してくれないかもしれないけれど、彼女を誘ってみない?)
This is just my opinion, but…「単なる個人的な意見だけど」
あくまでも自分の個人的な意見であることを前置きしたいときに使います。
This is just my opinion, but this is a bad idea.
(単なる個人的意見だけど、これはよくないと思う)
This is just my opinion, but she’s not that into you.
(個人的に思うだけだけど、彼女は君にそれほど興味がないんじゃないかな)
In my humble opinion,…「私見では」
自分の意見を強調したいとき、でも特にその意見を正当化する明確な証拠がないときに使います。
Humbleは「謙遜・控えめな」という意味の形容詞です。humbleを入れることで「自分のつまらない意見ではありますが」と表現を少し控えめにする効果があります。
In my humble opinion, he’s one of the best singers in the world.
(あくまでも私の意見だけど、彼は世界最高の歌手の一人だ)
In my humble opinion, you’re making a big mistake.
(私の意見を言うなら、あなたは大きな間違いを犯していると思う)
Not everyone would agree with me, but…「ほかの人は違う意見かもしれないけれど」
ほかの人は違う意見かもしれないと前置きして、自分の意見であることを強調しつつも控えめな表現となっています。
Not everyone would agree with me, but we are lucky to work in this team.
(誰もが賛同してくれるわけではないが、このチームで働けるのは幸運だ)
Not everyone would agree with me, but this is the best job you can get.
(誰もが私に同意するわけではないが、この仕事は最高だ)
I know it may not be the most popular opinion, but…「大半の人はこう考えないかもしれないけれど」
これも同じように、自分の意見はマジョリティではないと前置きしてワンクッション置いている表現です。
I know it may not be the most popular opinion, but he is attractive.
(みんなはそう思わないかもしれないけど、彼は魅力的だ)
I know it may not be the most popular opinion, but learning a foreign language won’t help you get a better job.
(大半の人の意見は違うと思うけれど、外国語を学んでももっといい仕事につけるわけではない)
I’m no expert on this, but…「この件に関して詳しいわけではないけれど」
話しているテーマに関して専門家だったり経験豊富ではないけれど、と前置きすることで、自分の意見が違っているかもしれない可能性を暗に伝える表現です。海外では自分がよく知らないからと言って意見を述べないのは失礼になったり、呆れられたりする元になります。知らないなりにも意見を述べるような場合に使える、このような表現が数多くあります。
I’m no expert on this, but the taxes here are higher than any other country in the world.
(詳しいわけではないけど、ここの税金は世界のどの国よりも高いと思う)
I’m no expert on this, but take her to a nice restaurant or give her a gift – she may feel like forgiving you.
(恋愛経験がそれほど豊富なわけではないけれど、彼女を素敵なレストランに連れて行ったり、プレゼントをあげたりすれば、君を許してくれるかもよ)
「正直に言うとこう思う」という場合の表現
親しい間柄や間接的なものいいで理解してくれない相手、率直な意見を求められていると感じる場合によく使われる表現を学びましょう。日常会話やドラマなどで耳にする機会が多いフレーズです。
To be honest,…「正直に言うと」
チャットやメッセージではよくtbhあるいはTBHと略されます。率直な意見を述べたいときに使いますが、次にくる言葉がネガティブなことが多いです。
To be honest, he’s not my type.
(正直に言うと、彼は私の好みじゃないわ)
To be honest, I’d rather stay home.
(正直言って、家にいる方がいいな)
(Quite) frankly,…「率直に言えば」
To be honestと非常に似た表現で、ほぼ同じ使い方がされます。To be honestは人によっては「今まで違うこと思ってたの?嘘だったの?」とネガティブに捉える人もいるので、会話の流れによってはFranklyなどの別の表現を使う方がいいですね。
Frankly, we should give up on this project and start coming up with something else.
(率直に言うと、このプロジェクトは諦めて、他のことをやった方がいいと思う)
Quite frankly, I don’t think he is as nice as you believe.
(率直に言うと、彼は君が思っているほどいい人ではない)
I’m not going to lie,…「嘘は言わない(=正直に言うと)」
率直な批評に使われるだけでなく、何かとても誇らしいこと、自慢したいことの前にも使うことがあるフレーズです。I’m not going to lieを縮めて、会話では「Not gonna lie」を使うことが多いです。
I’m not going to lie, there’s no chance! Stop chasing her!
(嘘は言わない、可能性はゼロ!彼女を追いかけるのはやめなよ)
Not gonna lie, I can sell anything to anyone! I’m the best in the sales team.
(本当に、僕は誰にでもなんでも売ることができるんだ。営業チームのナンバーワンだからね)
I can tell you absolutely flat out,…「はっきり言って」
flat outは口語で「全力で」という意味で使われる形容詞・副詞です。ここでは「率直に・はっきりと」という意味の副詞として使用されていて、この使い方は主にアメリカで見られます。映画やドラマで耳にすることもあると思いますので、覚えておきましょう。
That is a flat-out lie!
(そんなの全くのでたらめだよ)
She asked him flat out if he was cheating on her.
(彼女は彼に、浮気をしているのかと率直に尋ねた)
I worked flat out over the weekend.
(週末はめっちゃ働いた)
I can tell you absolutely flat out, there is no way you’re passing the exams if you keep partying like this without studying!
(はっきり言って、勉強もせずにこんなに遊んでばかりいたら、試験に合格するのは無理だよ!)
I can tell you absolutely flat out, no way I’m paying for that!
(そんなことにお金を払うなんてとんでもない!)
「I think」以外で意見をいうときに使う英語がわかったら
英語はダイレクトに自分の意見を言うと思われがちですが、控えめな表現もありますし、相手の気持ちに配慮することももちろん大切です。しかし自分の意見に自信があるときは言い切ることも重要です。「I think」以外の表現を使いこなして、もっと自由に自分の考えを伝えられるように練習しましょう。
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