「私はビールにはうるさい」のように、日本語では「~にうるさい」という言い方をすることがよくありますが、果たしてこれを英語にすると?「うるさい」だからnoisyとしてしまうとあいにく通じず、「こだわりがある」「細かいことを気にする」といった意味の単語を使う必要があります。「~にうるさい」をうまく英語で表現して、会話の中で自分の好みを伝えられるようになりましょう。
いい意味にも悪い意味にもなるpicky
日本語で「うるさい」と言うと、「こだわりがある」といういい意味になることもあれば、「細かいことを気にする」というマイナスの意味に取られることもあります。ちょうど同じニュアンスになるのが、pickyという単語。pick(拾う、選ぶ)を形容詞にした形です。まずはこのpickyの使い方を見ていきましょう。
「こだわりがある」のpicky
I’m picky about beer.
(私はビールにはうるさい)
「~にうるさい」と言うには、picky about ~を使います。
You’re not in a position to be picky.
(うるさく言える立場じゃありませんよ)
positionは「立場」。「pickyになれるような立場にはない」で、「選べない」「与えられたもので満足するしかない」ということ。
「細かいことを気にする」「選り好みする」のpicky
Oliver is not as picky as Tom.
(オリバーはトムほどうるさくはない)
トムが細かいことをいろいろ言ってくる人だとして、オリバーはそれほどではないということ。
My son is a picky eater.
(うちの息子は好き嫌いが激しい)
picky eaterは、食べるときにいろいろうるさく選り好みをする人のことです。
pickyの仲間に当たる英単語を覚えよう
ここでご紹介したように、pickyの基本の意味は「選ぶときに慎重になり、いろいろ細かいことを考える」ということ。会話の中で、同じような意味合いで使える語を覚えておきましょう。
「重箱の隅をつつく」のnitpicking
Nitpicking is not welcome.
(うるさく言うのは歓迎しませんね)
nitはここでは「シラミの卵」。nitpickは文字通りには「シラミの卵を拾う」で、「重箱の隅をつつくように細かいことを言う」という意味で使われます。nitpickingはその名詞形です。
He is always asking nitpicking questions.
(彼はいつも重箱の隅をつつくような質問をします)
nitpickingは「基本的には不要な、些末なことを気にする」ということ。ここでは形容詞です。
「選り好みする」のchoosy
Cathy is very choosy about who she works with.
(キャシーは一緒に仕事をする相手を選ぶんです)
choosyはchoose(選ぶ)を形容詞にしたもので、「選り好みする」「好みがうるさい」という意味で使われます。
「いいものを選別する」のselective
You should be selective about what you read.
(読む本にはこだわらないと)
chooseは単に「選ぶ」ですが、selectと言うと「いいものを選別する」といった意味合いになり、selective about ~は「~についてうるさくいいものを選ぼうとする」となります。
「自分は特別」のparticular
pickyは「選ぶ」ことに主眼がありますが、「特別な」を意味するparticularを使うと、「自分は好みがうるさくて特別だから、容易に満足しない」というニュアンスになります。「こだわりがある」といういい意味で使うときにピッタリです。
「好みがうるさい」のparticular
When it comes to bags, I’m very particular.
(バッグとなると、私はうるさいんです)
when it comes to ~は「~のことになると」。particular about bags(バッグにうるさい)と言うこともできます。
「~に特に関心がある」のparticular
He’s very particular about being clean.
(彼はものすごくきれい好きなんです)
being clean(清潔であること)に特に関心を持っている、ということ。
文字通り「うるさい」のfuss
fussは元々「つまらないことで大騒ぎする」という動詞または「空騒ぎ」という名詞で、これが「細かいことにうるさい」「ささいなことにこだわる」という意味で使うことができます。日本語の「うるさい」という発想に近い単語で、fussy(うるさい、細かい)という形容詞もあります。
「うるさく言う」のfuss
Please stop fussing around.
(うるさく言うのはやめてください)
つまらないことで大騒ぎしている、細かいことにあれこれ気をもんでいる人に対してこう言います。
「騒ぎ立てる」のfuss
What is he making a fuss about?
(彼は何のことでうるさく言っているんですか?)
make a fuss about ~は「つまらないことで騒ぎ立てる、あれこれ言う」ということ。
「うるさい、こだわる」のfussy
She’s fussy about manners.
(彼女はマナーにうるさい)
形容詞のfussyになると「細かいところまで非常に気をつかう」という、ややいい意味になることもあります。
「~にうるさい」を使って会話をしてみよう
「~にうるさい」が英語で言えるようになると、会話で自分の好みを伝えたり、他の人の特徴を話したりすることができるようになります。ここで紹介した語を、例えば以下のように活用してみましょう。
自分の好みを伝える
A: I’m picky about wine.
(ワインにはうるさいんです)
B: What wine would you recommend?
(どんなワインがおススメですか?)
A: I’m particular about the age. Please try Bordeaux 2014.
(年代にこだわりがあります。ボルドーの2014年を試してみてください)
B: I see.
(なるほど)
人の特徴について話す
A: What is she making a fuss about?
(彼女は何のことでうるさく言っているんですか?)
B: The documents weren’t in order. She’s particular about everything.
(書類が整理されてなかったんです。彼女はいろいろこだわりがあるんですよ)
A: It’s nice to do things right, but nitpicking is not welcome.
(ちゃんとやるのはいいことだけれど、うるさく言うのは歓迎しませんね)
pickyやparticular、fussといった語を意識するようになると、英語の映画やドラマで意外によく使われていることに気づくはず。外国人との会話の中で実際に使いこなせるようになりたいと思ったら、ぜひ、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してください。
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