「フォーマルな英語とは何か」と聞かれたとき、まず最初にイメージするのはビジネス英語ではないでしょうか。しかしビジネスの場であっても同僚とはカジュアルな英語を使うことが多く、親しい取引先との何気ない会話であればくだけた形で話をするでしょう。
ビジネス英語とは、業界用語や専門用語、ビジネスの場で使われるスラングや決まった表現など仕事の場で使われる特殊なタイプの英語全般を表し、フォーマルな英語と完全にイコールではありません。
では一体フォーマル英語とインフォーマルな英語との違いとは何なのか。今回はこの点について解説します。
フォーマルな英語とインフォーマルな英語の特徴
まずフォーマルな英語とインフォーマルな英語の特徴についてみてみましょう。
フォーマルな英語の特徴
フォーマルな英語ではまず第一に標準的な英語を使用することが大きな特徴です。学校英語では標準的な英語、つまりフォーマルな英語をまず習いますので、日本人の言葉が丁寧でちょっと硬く聞こえるのもこのせいでしょう。地域に関係なくどこでも通じる英語です。
ほかにもフォーマルな英語の特徴として、次のようなものがあげられます。
・受動態など気軽な会話では使われないような複雑な構造を持った文章や書き言葉
・人称代名詞の使用頻度が低い
・口語やスラングが含まれず、より硬い言葉を使う傾向がある
・短縮形にしない
インフォーマルな英語の特徴
インフォーマルな英語はよりカジュアルで、友人や家族と文章や会話でコミュニケーションをとるときに使われます。個人的なメールやメッセージ、またビジネス文書でも使われることも多いです。
・言葉のトーンがより個人的で、人称代名詞を使って表現される
・方言、特定のグループでのみ通じる言葉など非標準的な形式も使われる
・語彙にスラングや口語的なものを使用
・一般的に単純で直接的、短い文構造が好まれる
フォーマルな英語とインフォーマルな英語の3つの大きな違い
では日常的によく使われ、覚えておくと便利なフォーマルな英語とインフォーマルな英語の違いをみてみます。少しかしこまって聞こえるようにしたいときや、レポートなどの公式な文書を書く場合などに意識するといいでしょう。
短縮形にするかどうか
日常会話や通常のメッセージやメールでは通常「can’t」「don’t」「I’ll」などの短縮形を使います。フォーマルな英語では短縮形を使わないことが大きな特徴の一つですが、日常会話でも強調する為にわざと短縮形を使わない場合も多いです。また日常的に短縮されている単語もフォーマルな英語ではきちんと長い形で表されます。
インフォーマル→フォーマルの例
I can’t | I cannot |
I don’t | I do not |
I’ll | I will |
exam | examination |
maths | mathematics |
mom | mother |
フレーズや単語の選び方
フレーズや単語の選び方の違いも大きな特徴です。普段使っている単語を少し変えることでフォーマルな印象になります。ビジネスやよく知らない人との会話で普通に使われるフォーマルな表現もありますが、中には書き言葉でしか使われない硬い言葉もあります。
一般的にビジネスの場ではよりフォーマルな単語を使うことが多いですが、会議やプレゼンテーション前のアイスブレーク、挨拶のときのスモールトークなどではインフォーマルな言葉が使われます。
インフォーマル→フォーマルの例
think → consider | 考える、考慮する |
get → receive | 受け取る、受理する |
start → commence | 始める、開始する |
go → proceed | 進む、進行する |
check out → examine | 調べる、調査する |
count on → expect | 見込む、期待する |
be sorry → apologize | 謝る |
work out → succeed/be successful | うまくいく、成功する |
We count on many people to join. →We expect many people to join. | 多くの人が参加してくれることを期待しています |
The experiment worked out fine. The experiment was successful.
(実験は成功した)
第一人称代名詞を使うかどうか
よりフォーマルな英語では、個人を特定しない文章、つまり「we」「I」といった第一人称代名詞の使用が避けられることが多いです。この人称代名詞を使わない形は特に書き言葉でよく用いられます。
インフォーマル→フォーマルの例
We considered various methods. → Various methods were considered. | 我々は多くの方法を検討した→多くの方法が検討された |
I believe that engaging in physical activities benefits children. → It is believed that engaging in physical activities benefits children. | 私は体を動かすことは子供のためになると思う→体を動かすことは子供のためになると考えられている |
フォーマルな英語とインフォーマルな英語の違いがわかったら
フォーマルな英語だから必ずしも第一人称を使わないとか、この単語は絶対インフォーマルのみでしか使われない、ということはありません。しかしおおよその違いを理解しておくことで、必要な場面で使い分けができるようになりますので、頭の片隅に置いておくといいですね。
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