「単語の学習=意味を覚える」だけではない!語彙力とはなにか

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英語の勉強を始めるにあたり、まずはボキャブラリーを増やそうと考える人は多いでしょう。知っている単語が増えればそれだけ理解できる英語の量が増えていきますから、リーディングなどの勉強にも役立ちます。とはいえ、覚えるべき単語が多すぎてなかなか記憶に定着しないと悩んでしまうこともありますよね。今回の記事では、ボキャブラリーを増やすためにどんな勉強法が効果的なのか、具体的な例を交えながら解説していきます。

語彙力を高める「日常的にアウトプット」する方法

ボキャブラリーの勉強法として最も一般的なものは、単語帳を使って意味と単語を照らし合わせながら覚えていく方法でしょう。単語帳を見ながらノートに単語を書きだしたり、頭のなかで覚えた単語を反芻したり、やったことのある人は多いのではないでしょうか。通常、市販の単語帳は難易度別(初級~上級)や目的別(TOEIC対策等)にまとめられていることが多いので、自分の学習目的に合わせて選べて便利です。

一方で、この勉強法では圧倒的にアウトプットの機会が少なく、覚えた単語を自分が使いこなせるのかを確認できません。単語はただ「覚える」だけでなく、それを自分の言葉で「使える」ようになってこそ語彙力として定着したといえます。上記の方法である程度単語を覚えたら、アウトプットを増やして自分の語彙力を確認していきましょう。具体的には、日々の生活の中で目に入ったものや自分の行動を英語で表現する、という勉強法がおすすめです。

例えば通勤中、救急車を目にしたら心の中で「ambulance」とつぶやくようにします。他にも電車に乗るタイミングで「catch the train」と言ってみたり、昼食時にメニュー表を見て料理名を英語で言ってみたり、身の回りのものを英語で表現するようにしましょう。中には知らない単語、覚えたはずなのに忘れてしまった単語などがあるでしょうから、その場合はすぐに確認します。そうしてアウトプットの機会を増やしていく中で、徐々に語彙力が定着していきます。

1日のふりかえり日記でボキャブラリーを再確認

もうひとつ、アウトプットを増やす方法として英語で日記を書くのもおすすめです。1日の終わりにその日を振り返って、行った場所や見たもの、友人と話したことなどを書き留めていきます。ライティングに慣れていない人は、まずは3行程度を目途に始めましょう。また、必ずしも文法的に正しい文章でなくても大丈夫です。肝心なのは自分の言いたいことを表現できる単語を知っているか、を確認することなのでこの学習法に関して、文法はそれほど気にせず取り組みましょう。もちろん、文法が気になる場合には書いた後に辞書や文法書などで確認してもOKです。

日記を書くときのポイントは、なるべく毎日違うトピックを探すことです。例えば昨日の日記でランチのことに触れたなら、今日の日記では食事に関する話題は避け、仕事の話などを書くようにします。同じようなトピックを選んでしまうと語彙が偏ってしまい、あまり効果的な学習にならないからです。もし、毎日トピックを探すのが大変だという場合にはネット記事やテレビなどで目にしたニュースについてまとめるのがおすすめです。どんなことに関するニュースだったのか?それについて自分は何を思ったのか?を書いていけば、自然とバラエティ豊かなボキャブラリー学習になります。

そして、日記を書くのに慣れてきたら、「書く」のではなく「話す」ことも意識的に増やしてみましょう。相手がいなくても大丈夫。日記に書こうとした内容を、頭の中で文章を作りながら独り言をブツブツ唱えるのです。「I went to a hospital to see a doctor today…」(今日は病院へ診察に行きました…)など、その日の出来事をつらつらとつぶやいていくといった具合です。「書く」「話す」の2つのアウトプット法を用いて英語を「使う」機会を増やし、語彙力を定着させていきましょう。

「意味」だけじゃない!単語を学ぶ効果とは

こうしてアウトプットの機会を増やしていくと、単語の意味を覚えるだけではなく使い方までセットで記憶させられるようになります。例えば、その単語が文章のどこに置かれるのか。形容詞なら名詞の前、名詞なら動詞の後ろだったり形容詞のうしろ、と単語の品詞や語順にも学習内容が派生していきます。また、動詞なら時制にも気を配るようになるでしょう。単語を覚えながら、文法にも自然と意識を向けられるのです。

またこの「話す」方法を実践していくと、発音も気になるようになるでしょう。自分の発音が合っているのかわからなかったり、あるいはそもそも読めない単語があったり、ただ「覚える」だけでは浮かばない疑問が出てきます。発音記号の確認や辞書アプリで実際に発音を聞くなどして問題解決を図る中で、実はスピーキングやリスニングのスキルにもアプローチできます。

このように、語彙力の獲得というのはただ単語の意味を覚えるだけに留まりません。その使用法を確認する中で、文法的知識や発音などさまざまな知識の習得が実現できるのです。単語の学習は一見地味で、面白味がないように感じてしまう人もいるでしょうが、実は地道に続けることで総合的な英語力アップが期待できるマルチパーパスな学習法だといえます。

まとめ

ボキャブラリーの学習は反復練習の繰り返しなど、なかなか忍耐のいる学習になりがちで面倒に感じてしまう人もいるでしょう。しかし、実はアプローチ方法を変えるだけでさまざまな学習効果が期待できる優れものなのです。上記で紹介したようなアウトプット学習法を活用して、英語力アップを目指していきましょう。

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