TOEFL80点のレベルが知りたい!80点を取るための学習のポイントとおすすめの参考書もご紹介

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TOEFLはアメリカの教育測定機関ETSが主催している英語運用能力を測るテストです。英語圏の大学院の受験をする時には、英語力の証明のためにTOEFLスコア「80点」程度が求められることがよくあります。しかし、TOEICや英検に比べ日本では馴染みの薄いテストであるゆえに、「80点」がどれくらいの英語力を示すのかつかめない人もいるでしょう。そこで今回の記事では、TOEFL80点がどれほどの難易度のものなのかを詳しく解説していきます。おすすめの勉強法や参考書についても触れていきますので、TOEFL受験を控えている人はぜひ参考にしてみてください。

TOEFL80点はどれほどの英語力か?

TOEFLはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つのセクションに分かれており、それぞれ5段階で評価され0~30点に換算されます。それらを足した数字が総合スコアです。単純にそれぞれのセクションで20点を取れば総合スコアは80点になりますが、一体それはどれほど難しいことなのでしょうか。 以下で詳しく見ていきましょう。

TOEFLの平均点とスコアの分布から見るTOEFL80点の難易度

テストを主催しているETSの公式データによると、日本語を母語とする人の2020年の平均総合スコアは74点です。スピーキングが17点、その他3つのセクションが19点となっています。 80点取得を目指すなら、それぞれのセクションで平均以上のスコアが必要といえるでしょう。

ただし、気をつけなければならないのは、このスコアは日本人の中でもTOEFLを受けた人の平均です。TOEFLは日本ではTOEICや英検ほど一般的ではないため、受験者は英語学習に特に意欲的な人で英語の能力が高めの人と推測されます。その中で平均点以上ということなので、中上級以上の英語力が求められると考えていいでしょう。

出典:TOEFL i BT Test and Score Data2020 Summary|ETS

TOEFL80点の英語力をTOEICと英検と比べると?

英語の資格試験としてよりポピュラーなTOEICや英検と比べると、TOEFL80点はTOEICなら900点前後、英検なら準1級程度といわれています。ただし、すべてテスト形式は違うので、あくまで目安として考えておきましょう。

文部科学省が2018年に発表している各資格の対照表によると、TOEFL80点のレベルの人は「自立した言語使用者」に当てはまります。自分の専門分野について一歩踏み込んだ議論をすることが可能で、ネイティブスピーカーとも自然な会話ができるレベル、と定義されていますので、非常に高い英語力を有している人といえるでしょう。

参考:各資格・検定試験とCEFRとの対照表|文部科学省

TOEFL80点を取るための学習のポイントは?

TOEFL80点がどれほどハイレベルなのかがわかったところで、次は学習方法について詳しく見ていきましょう。高得点のためには、英語力を磨くのはもちろんのこと、TOEFLのテスト形式に合わせた準備が必要です。それぞれのセクションについて、学習のポイントを押さえておきましょう。

リーディングセクション

リーディングセクションでは、約700語前後のパッセージが3~4問出題されます。非常にボリュームが多いため、いかに「速く」そして「正確に」読むかが鍵となります。まず文法事項について不明瞭な部分をなくし、その上で語彙力を可能な限り伸ばしていきましょう。

TOEFL対策用の単語帳や文法書を活用すれば、効率よく勉強できるはずです。また、参考書での学習に加え英字新聞の精読もおすすめです。文章量が多く、また取り扱っているネタも政治や経済、科学などアカデミックな内容が多いためTOEFLリーディングのよい練習になります。

リスニングセクション

リスニング問題は会話形式もしくは講義形式の音声が出題されることがほとんどです。大学の講義や寮生活のオリエンテーションなど、大学生活を想定したシチュエーションが多く、聞きなれない単語に出会うことも多いでしょう。大事なことは、「話の内容を理解すること」です。知らない単語が1つ2つあっても、そこにこだわらず全体の流れを把握できれば問題に答えられる可能性は上がります。

学習方法としては、まずリスニングの音声を聞き、次に自分の言葉でその内容を大まかにまとめてみます。それを踏まえて問題を解くようにすると、自分の理解がどれくらい及んでいるのかはっきりとわかりますよ。

スピーキングセクション

日本人受験者の多くが苦手とするのがスピーキングです。スピーキングでは、「発音/イントネーション(Delivery)」「語彙力/文法(Language use)」「首尾一貫性(Topic development)」の3つの観点から採点されます。ただ正しい英語を話せばいい、というわけでなく内容の質も評価の対象になるため、論理的な話の展開の型を身につけて訓練するといいですよ。

練習をする時には、必ず自分の音声を録音するようにしましょう。あとから聞いて振り返ることでブラッシュアップにつながります。 周囲にネイティブスピーカーや英会話のできる人がいるなら、その人に添削してもらうのも効果的な方法です。もし身近にチェックしてもらえる人がいない場合は、オンライン英会話レッスンを受講してスピーキングの練習をするのもおすすめですよ。

ライティングセクション

ライティングでは独立型(Independent task)と統合型(Integrated task)の2種類の問題があります。前者はライティングに特化した問題で、後者はリーディングとリスニングも合わせた総合問題です。

独立型の問題は、あるトピックに対して自身の意見を述べる問題です。自分の主張と、それをサポートする根拠を3つほど提示し、結論で主張をまとめるという流れで解答するよう意識しましょう。また、ある程度の単語数を満たしていれば一定以上の得点が期待できるので、文章量を確保することも意識するといいですよ。

統合型は、リスニングの内容に対し反対意見を述べている文章を読み、回答では内容を要約するというのがお決まりのパターンです。答え方も、最初に主張を述べそれを補強する理由を3つ挙げる、という決まった流れがあるので、それに合わせた文章が書けるように練習を重ねていきましょう。

TOEFL80点を目指す人におすすめの参考書

最後に、TOEFL対策におすすめの参考書をご紹介します。全セクション対応のもの、ある分野に特化したもの、と参考書にもいろいろなタイプがあるので、内容を確認して継続して学習ができそうな参考書を選ぶようにしましょう。

公式問題集:The Official Guide to the TOEFL iBT Test

TOEFLを主催するETS公認の全て英語で書かれた問題集です。実践問題が4セット収録されています。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングそれぞれのセクションの採点ポイントの解説と、サンプル問題が掲載されています。これが1冊あればすべての問題をカバーできますよ。

書籍名 The Official Guide to the TOEFL iBT Test
おすすめレベル 初級~中級〜上級
著者 Education Testing Service
出版社 MCGRAW-HILL
価格(税込み) 4,770円

全体対策:改訂新版 最強のTOEFL iBT入門

この参考書も4つのセクションすべてをカバーしている参考書です。著者は留学予備校で長年TOEFL指導をしてきた英語講師で、本著では効率的にTOEFLスコアを伸ばす方法を解説しています。ただ問題をひたすら解かせるのではなく、得点につながるメモの取り方など、より具体的に「点を伸ばす方法」を提案しているのが特徴です。また、各セクションにレベル別解説もついているので、自分のペースで学習を進められるでしょう。

書籍名 改訂新版 最強のTOEFL iBT入門
おすすめレベル 初級
著者 上原雅子
出版社 コスモピア
価格(税込み) 2,420円

単語:TOEFLテスト英単語3800

TOEFL頻出英単語を厳選した単語集で、難易度別にRANK1~4に分けられています。アカデミックなワードが多く出題されるTOEFLの問題形式に合わせ、「人類学」「生物学」など分野別に単語がまとめられているのも大きな特徴です。単語の意味だけでなく各分野の背景知識についても学べるので、効率的に学習ができるでしょう。

書籍名 TOEFLテスト英単語3800
おすすめレベル 初級~中級〜上級
著者 神部 孝
出版社 旺文社
価格(税込み) 2,530円

リーディング対策:TOEFLテストリーディング問題270

実践形式と練習問題のチャプターに分かれており、練習問題では「文化」「医学」など17の分野に分かれた短いパッセージに取り組むことができます。ボリュームの多いリーディング問題に慣れていない人でも、練習問題をこなしていくことで徐々にレベルアップが期待できるでしょう。

書籍名 TOEFLテストリーディング問題270
おすすめレベル 初級
著者 田中 真紀子
出版社 旺文社
価格(税込み) 2,310円

リスニング対策:TOEFL iBT® TEST リスニングのエッセンス

『TOEFL iBT® TEST リスニングのエッセンス』は問題形式や難易度を限りなく実際のTOEFLのリスニングテストに近づけた参考書です。単にリスニングスキルを伸ばすだけでなく、問題を解くヒントになるメモの取り方など、あらゆる角度からTOEFL対策にアプローチしています。同シリーズで各セクションの対策本もあるので、併用するのもおすすめです。

書籍名 TOEFL iBT® TEST リスニングのエッセンス
おすすめレベル 中級〜上級
著者 Z会編集部
出版社 Z会
価格(税込み) 2,640円

スピーキング・ライティング対策:完全攻略! TOEFL iBTテスト スピーキング ライティング

TOEFLの指導経験豊富な著者による問題集です。スピーキングとライティングで高得点獲得のための学習ができる1冊となっています。力試しとしてまず問題を解いたら、解説を読んで「攻略法」を理解し、仕上げの模試で身についた実力を確認するという流れで、徹底的に各スキルを鍛えることができますよ。巻末の音声付き語彙リストや、スピーキングとライティングに役立つフレーズ集などの付録も充実しているのもポイントです。

書籍名 完全攻略! TOEFL iBTテスト スピーキング ライティング
おすすめレベル 中級〜上級
著者 コチェフ アレクサンダー
出版社 アルク
価格(税込み) 3,080円

スピーキング・ライティング対策:TOEFL iBTテスト必修フレーズ100

TOEFLに向けて、より実践的なスピーキング/ライティング対策がしたい人におすすめの参考書です。TOEFLテストで使いやすいフレーズや英語表現が100個まとめられており、論理的に話す・書くために必要な知識を得ることができます。この参考書の特徴は、「ダメな例」も挙げられている点です。スコアが伸びない例文を挙げてどこに問題がありどうやって改善すればいいのかも解説しているので、自分の文章と比べながら学習ができます。

書籍名 TOEFL iBTテスト必修フレーズ100
おすすめレベル 初級~中級〜上級
著者 鈴木瑛子
出版社 テイエス企画
価格(税込み) 2,420円

TOEFL80点のレベルがわかったら

このようにTOEFL80点を取得するには高い英語力が必要であることが理解いただけたのではないでしょうか。参考書を使って対策をするのはもちろんのこと、スピーキング力やライティングなど取り組むべきことは数多くあります。

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