就職や転職でも有利になるTOEIC860点に到達するための学習のポイントとおすすめの参考書をご紹介

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TOEIC L&Rテストの結果は昇給や昇格、海外赴任などビジネスシーンにおいて、英語レベルを判定する基準として使われることが多々あります。履歴書に書くなら800点以上あれば有利とされていますが、より英語力を重視する企業では海外赴任の条件などでさらに高い860点というスコアを求めるところもあります。では860点はどの程度のレベルで、どんな勉強が必要でしょうか?

今回は、TOEICで860点以上を取得したい社会人に向けて、学習のポイントやおすすめの参考書をお伝えします。TOEICで高スコアを目指している人はぜひ参考にしてください。

TOEIC860点のレベルどのくらい?

TOEIC860点を目指すならば、どの程度の難易度かを知り、自分の現在の英語レベルと比較しながら目標との差を埋めていくことが大切ですね。ここからはTOEIC860点のレベル感について紹介します。

TOEICの平均点とスコア分布から見たTOEIC860点の難易度

TOEIC860点の難易度を知るために、過去に行われたTOEICの平均点とスコア分布(※)を見てみましょう。2020年の平均点は、全体で620点、社会人では637点、学生では607点でした。また、スコア分布によると、社会人の受験人数212,445人に対し、もっとも多いのが645〜694点の間で、845点以上の人は全体のわずか12.2%です。860点に到達できるのは、受験者全体のわずかトップ10%ほどなので、難易度の高さがうかがえるでしょう。

(※)参考:TOEIC Program DAA2021|国際ビジネスコミュニケーション協会

TOEIC860点の英語力は最上ランク

TOEIC L&Rテストを開発する非営利テスト開発機関のETSでは(※1)、TOEIC860点の英語力について、最上ランクで「ノンネイティブとして十分なコミュニケーションができる」と示しています。

ちなみにETSでは、企業が海外部門の社員に期待するTOEIC L&Rスコアは570~810点(※2)であると示しています。海外赴任など実際に英語を使う業務につきたい場合は、少なくともこのスコアはとれるようにしておきましょう。

(※1)参考:PROFICIENCY SCALE|国際ビジネスコミュニケーション協会
(※2)参考:海外出張や赴任の基準|国際ビジネスコミュニケーション協会

TOEIC860点の英語力は英検準1級〜1級レベル

TOEIC860点の英語力は、目安として英検準1級〜1級レベルに相当します。ただしTOEICと英検の違いはスピーキングテストの有無で、英検には二次試験で面接があるので、TOEICよりも問われる能力が多く、対策に時間が必要になります。

TOEIC860点を取ることのメリット

TOEICで860点を取るのは英検準1級〜1級レベルに相当し、かなり難易度が高いということがわかりました。しかし、860点を取ることで多くのメリットが期待できます。学習へのモチベーションにもつながるので、そのメリットも事前にチェックしておきましょう。

就職や転職で評価される

TOEIC860点以上の人は新卒・中途ともに採用において有利に働くことが多いと言われています。外資系企業の中には860点よりもさらに高いスコアが求められる場合もありますが、上述した通り日本人の平均点は620点なので、それを大きく上回る860点を保有していれば、採用時にインパクトを与えることができ、英語力に関してある程度高い評価を得られるでしょう。

英語関連の仕事の幅が広がる

一般的には、TOEIC860点を取得している人は、英語をコミュニケーションツールとして流暢に扱えるグローバル人材とみなされます。860点をとっていれば海外で働く機会を得たり、英語を使った業務を任されたりと、仕事の幅が広がる可能性があるのもメリットの1つと言えるでしょう。

それに加え、高スコアを取得できるほど勉強をがんばれる人とも言えます。その努力も評価され、信頼につながることもあるでしょう。転職せずに環境を変えたい人は、TOEICのスコアを上げることから始めるのもいいですね。

昇給につながりやすい

企業によってはTOEICのスコアが昇給や昇進時の条件であったり、参考にされたりする場合があります。また、人材派遣会社のエンワールド・ジャパン株式会社の調査によると、英語力と年収に相関関係がみられたデータ(※)があり、年収1000万円以上の約60%が英語を流暢に使える上級者であることが判明しました。

TOEIC860点を取得することで英語力が身につくだけでなく、昇給にもつながりやすいなんて嬉しいですよね。日本でもグローバル化が加速しており、これからの時代は英語を使える人材の需要がますます高まっていくと考えられています。英語力を身につけて、自分の市場価値を高めていきましょう。

TOEIC860を取るためにかかる学習時間は?

三枝幸夫氏の論文データを元にOXFORD UNIVERSITY PRESS(※)が作成した表によると、TOEIC850点に到達するには、現在550点の人は約725時間、現在650点の人は約500時間、現在750点の人は約275時間の学習時間が必要と示されています。学習時間はあくまで目安なので、勉強の仕方などによってはもっと早く目標に到着できる人もいれば、なかなか到着できない人もいるでしょう。テストまでの学習計画を立てる際に参考にしてみてください。

(※)参考:A Teacher’s Guide to TOEIC Listening and Reading Test Preparing your Students for Success|OXFORD UNIVERSITY PRESS

TOEIC860点を取るための学習のポイントは?

TOEIC860点を取るためには、相当な勉強時間が必要だということがわかりました。とは言え、フルタイムで働いていると勉強する時間はどうしても限られてきてしまうのは事実でしょう。少しでも効率よく学習できるよう、ここからはポイントを紹介します。

文法問題に特化した問題集をとく

TOEIC860点は英語上級者レベルなので、基礎となる英文法は完璧に仕上げる必要があります。まだ文法が苦手だという人はまずは基礎固めをしましょう。高校生レベルの文法書に目を通し、ざっと復習してください。当時は覚えていたものも、時間が経つと忘れてしまうものです。理解できていない箇所はよく読み直しましょう。

また、ほぼ理解できているけれども問題を解くと間違えることがあるという人は、TOEICで出題される文法問題に特化した問題集を演習しましょう。特にパート5やパート6では必ず文法問題が出題されるので、演習を通して傾向をつかみ、対策するのがおすすめです。

TOEIC専用の単語帳で語彙力を高める

TOEICによく出題される英単語には傾向があります。ビジネス英語がメインで扱われているので、学校で習わなかった英単語も多く見られるでしょう。高校卒業までに習った基礎的な英単語をマスターするのは必須ですが、ハイスコアを狙うならTOEIC頻出の単語を意識して習得するのがスコアアップの近道です。

おすすめはTOEICに特化した英単語帳を1冊選び、徹底的に学習する方法。できれば、1つ単語を覚えたら関連付けて類語や熟語などもまとめて覚えることで、さらに少しずつ語彙を増やしていくことができるので、1冊だけでもかなりの単語力を身につけることが期待できますよ。

長文読解のスピードと精度を上げる

TOEICのリーディングパートは制限時間に対して問題数が多いです。長文読解の問題では、最後まで解けきれず適当にマークしたという経験がある人もいるのではないでしょうか?860点を狙うのであれば、最後まできちんと解けるようになりましょう。そのためには、長文読解のスピードと精度を上げるのが重要です。

スピードと精度を身につけるには、普段から時間を意識しながら問題を解き、数をこなしていくしかありません。短期間で急にマスターできることではなく、日々の積み重ねでしか身につきません。時間はかかりますが、慣れてきたら徐々に点数もアップしてくるので、コツコツと努力していきましょう。

シャドーイングでリスニング力をあげる

TOEICのリスニングはリーディングよりも点が取りやすいと言われています。なのでハイスコアを狙うなら、リスニングでの取りこぼしはできるだけ避けたいところです。そこで、リスニング力強化に効果的な学習方法として、シャドーイングをおすすめします。

シャドーイングとは、聞こえてくる英語を真似して発音する学習方法です。正しく耳で聞き取らないとそっくりな真似ができないので、自然とネイティブスピーカーならではの発音やリズムを体で学ぶことができます。練習を重ねると、リスニング力だけでなくスピーキング力のアップも期待できるため、多くの英語学習者が実践しています。

860点を狙うならさらに、文章の意味も頭に思い浮かべながら発声してみましょう。英語を聞いて瞬時に頭の中で理解する能力が鍛えられるので、リスニングの力が強化されますよ。

TOEIC860点を目指す人におすすめの参考書・問題集

TOEIC L&Rテストに特化した参考書や問題集は数多くあり、ただでさえ選ぶのに苦労すると思います。860点を目指す上級者はどれを選べばいいのでしょうか。ここからはTOEIC860点を目指す人におすすめの参考書・問題集を紹介します。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

TOEIC講師で自身も何回も受験し満点を獲得しているの著者が手掛けた文法問題集です。文法対策の決定版として多くの学習者から支持されており、累計部数30万部を突破しています。

収録問題数は1049問とボリューム満点。Part 5で出題される文法事項を網羅しており、これを完璧にすればかなりの文法力が身につくでしょう。解説も丁寧にまとめられているので、これまでなんとなく問題を解いていたという人もなぜその解答になるのかという点を論理的に学ぶことができます。左ページに問題、右ページに解説という見開き構図で使いやすく、サクサクと勉強を進められるのも魅力的です。

書籍名 TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
おすすめレベル 中級〜上級
著者 TEX加藤
出版社 アスク
価格(税込み) 2,530円

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

TOEIC L&Rテストの頻出英単語がまとめられた英単語帳です。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、受験者のバイブルとして長年愛されています。全ての単語のフレーズに無料音声がついているので、シャドーイングをしながら定着させるのがおすすめで、リスニング対策にもぴったりです。スマートフォンの無料アプリにも対応しているので、スキマ時間で学習しやすいのも嬉しいポイント。今からTOEICの学習を始める人は、これから始めるのがいいでしょう。

書籍名 TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
おすすめレベル 初級~中級〜上級
著者 TEX加藤
出版社 朝日新聞出版
価格(税込み) 979円

TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問

3回分の模試が収録された問題集です。公式問題集はすでに解いていて、さらに本番の練習をしたいという人におすすめ。難易度は実際のテストに比べると若干高めですが、解説がとても丁寧なので、解いた後しっかり復習をすることでスコアアップへとつなげられるでしょう。またリーディング部分の音声も収録されているので、模試を一通り解いた後はシャドーイングの教材として、リスニングの練習に活用することもできますよ。

書籍名 TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問
おすすめレベル 中級
著者 ヒロ前田、テッド寺倉、ロス・タロック
出版社 アルク
価格(税込み) 2,860円

TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3

こちらはリスニングを強化したい人におすすめの問題集です。5回分の模試が収録されているので、あらゆるパターンを学習することができます。特典として無料でダウンロードできる頻出語彙リストや問題のMP3音声が付いてくるので、繰り返し聴いて発音しながら定着させるのがおすすめです。問題のレベルは本番と比べて少し高いので、ある程度スコアがとれるようになってから始めるといいですね。

なお、同じシリーズでリーディング対策用の問題集もあります。TOEICにある程度慣れてきたら、パートごとの対策でさらなるスコアアップを目指しましょう。

書籍名 TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3
おすすめレベル 中級
著者 小林美和
出版社 ジャパンタイムズ出版
価格(税込み) 2,090円

TOEIC L&R860点の学習対策を理解したら

TOEIC860点もあれば、就・転職に有利になりやすいということがわかりましたね。難易度も高く、根気と時間が必要ですが、ポイントをおさえて学習すれば、不可能ではありません。

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