TOEFLリスニングを徹底対策!スコアアップのコツから効果的な勉強法&教材まで

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TOEFLのリスニングで、「どうしても点が取れない…」「どうやったら点数アップにつながるのだろう」と困っていませんか?リスニング力自体を上げることはもちろん、問題を解くテクニックや事前準備も必要になってきます。

今回は、TOEFLのリスニング問題で点数をアップさせる秘訣を紹介します。TOEFLのリスニングに苦手意識がある人やスコアアップを目指す人はぜひチェックしてください。

対策の基本!TOEFL iBTリスニングの概要を理解しておこう

TOEFLのリスニングにチャレンジする前に、まずはテストの概要を知っておくのが重要です。試験時間や問題数、配点を知っておくだけでも、時間配分やエネルギーの使いどころがわかるでしょう。

試験時間 41~57分
問題数 28~39問
点数 30点満点

問題は、「会話」と「講義」の2つのセクションに分けられます。会話問題は、主に学校生活のなかで行われる学生同士の会話や大学職員との相談など。一方、講義問題は大学のレクチャーが取り上げられることがほとんどです。さらに、テストのなかにダミー問題が含まれることがあり、受験するごとに問題数が異なることがあることも注目です。

TOEFL iBTのリスニングセクションの、スコアレベルは下記を参照してください。

上級 22〜30
上中級 17〜21
中級 9〜16
初級 0〜8

【問題別】TOEFL iBTリスニングの問題数や出題形式をチェック!

TOEFLのリスニングセクションでは、2つの能力が試されます。「基礎力」と「実用的な英語の理解度」です。特に後者は、理解している内容がどこまでクリアか、持っている情報をまとめ、総合的に理解できるかも焦点になります。

出題形式は以下の通り。講義問題のほうが若干分量が多いです。

講義問題 3〜4の講義につき、問題数各6つ
会話問題 2〜3の会話につき、問題数各5つ

講義問題は、各セクションにつき3〜5分、会話問題は各セクションにつき3分。

講義問題

まず、リスニングセクションにおける「講義問題」について説明しましょう。実際に大学で行われるレクチャーのシーンから出題され、アカデミックな内容になります。実際に大学へ行った際、授業についていけるかを試されるセクションです。

講義問題には2パターンあり、「講義タイプ」と「ディスカッションタイプ」があります。
以下に傾向と対策を並べてみました。

講義 ・教授が学生に向かって講義をする、一方向のコミュニケーション・講義の内容理解に集中するのがコツ
ディスカッション ・質問に対して応答するなど教授と学生たちの双方向のコミュニケーション・会話内容の理解、話題のトピックの推察など総合的に理解するのがコツ

講義パターンは「内容を理解しているか否か」を問われる比較的シンプルな構造であることがわかるでしょう。

しかし、ディスカッションは、会話の内容はあらゆるシチュエーションが想定できるため複雑です。たとえば専門用語について生徒が質問し、教授が答えるなどシンプルな問いもあるでしょう。しかし、噛み合わない会話から「講義の主題は何か?」など、会話から推測するやや難易度の高い問題も登場します。

会話問題

次に、リスニングセクションにおける「会話問題」について説明しましょう。会話問題と聞くと一見簡単そうですが、実は難易度の高い問題も含まれるので注意が必要です。

会話問題には「大学の研究室」「職員への相談」「学生同士の会話」の3パターンあります。

大学の研究室 ・教授への授業に関する相談
・教授と学生、それぞれの主張を理解するのがコツ
職員への相談 ・学校職員への学生生活に関する相談
・学生が次に取るアクションなどに集中するのがコツ
学生同士の会話 ・学生同士の会話で、詳細な情報を含むことが多く、難易度が高い
・学生が次に取るアクションなどに集中するのがコツ

学生生活のなかで想定されるシチュエーションばかりです。大学の研究室ではレポートのトピックについて相談する、職員への相談はある文献を図書館で探している場面など、キャンパスライフと密着しています。

一方で、学生同士の会話はあらゆる可能性を含んでおり、あるトピックについて詳細で具体的な会話を繰り広げることもあるので注意深く耳を傾けましょう。

TOEFLリスニングで点数を伸ばすコツとは?

リスニング問題が苦手な人のなかには「聞き逃してはまずい!」と、プレッシャーの下で辛い思いをしながら説いている人も多いのではないでしょうか?

プレッシャーをゼロにするのは難しいですが、TOEFLのリスニング問題は、傾向をよく知って、メモの取り方を工夫することで格段に解きやすくなるはずです。TOEFLリスニングで点数を伸ばすためのコツについてみていきましょう。

TOEFLリスニングの問題の傾向や解答スタイルに慣れる

TOEFLのリスニング問題は、問題タイプを7つに分けることができます。苦手なもの、得意なものを確認して対策を練りましょう。

Gist-Content
音声の要点についての問題

Detail
音声の細部についての問題

Function
ある表現の役割についての問題

Attitude
ある人の立場についての問題

Organization
どのように講義を構成しているかについての問題

Connecting Content
音声の内容に沿って内容をマッチさせる問題

Inference
暗示された内容についての問題

種類が多くて混乱してしまうかもしれませんが、この7つを覚えておくと、問題を解きながら「あ、このタイプだな」とわかり、メモが取りやすくなります。

「Function」と「Inference」は難易度がやや高めで、「Detail」と「Gist-content」はそれほど難しくありません。苦手な問題タイプがあったら、重点的に練習して高得点を狙いましょう。

ダミー問題は気にせずすべて同じように解答する

ダミー問題は、正解でも不正解でも得点に影響しない問題です。問題数が多くなるので、ダミー問題が混ざっていること事態に気づくことがあっても、どの問題がダミーかはわかりません。

なぜ、わざわざダミー問題が含まれるのかは諸説ありますが、TOEFLを管轄しているETLがデータ収集をして難易度を調整するためだといわれています。しかし明確な理由は公表されていません。

かつてダミー問題は、同じ問題を使い回しされていたこともあったようですが、今は常に新しい問題が用意されています。ダミー問題が含まれているから、と気を抜かずにどの問題も丁寧に解くことを心がけましょう。

効果的なメモの取り方を習得する

TOEFLのリスニング問題では、問題を一度だけしか聞けません。すべての内容を覚えるのは難しいので、メモを効率的に取ることがポイントになります。

よくある失敗として、メモの取り方に気を取られてしまって肝心の問題が解けないというケースがあります。他にも、メモがリスニングに追いつかなかったり、メモをし損ねてしまったり、あらゆる失敗が考え得るので「メモの取り方」を完全攻略しておきましょう。

メモをするときすべてにいえることですが、丁寧に書く必要はなく「自分だけ読めれば良い」ことも忘れないでください。

講義の構造を理解する

難しいと感じてしまいがちの講義問題ですが、構造を理解するだけでグンと解きやすくなります。

講義はだいたい、「導入・本題・結論」という構成が立てられています。「導入」では主旨の説明、「本題」では具体的な例が入り、「結論」では論拠をもとに講義の「まとめ」があります。特に導入ではメイントピックが述べられるため、メモしておいて損はありません。

講義問題のタイプを見極める

講義問題に出題されるのは、「関連した短いトピックが3つ並んだもの」と「テーマとサブトピックが2つほど並んだもの」の2つが主です。内容もほとんどが「原因と結果」「学説と証拠」「2つの比較」「行程のステップ」のいずれかなので、聞き出しの段階でどのタイプの講義か見極めるとメモが取りやすくなるでしょう。

「原因と結果」「学説と証拠」「2つの比較」に関しては「導入・本題・結論」の構成で語られることが多く、「行程のステップ」は各ステップに要点があります。

要点をメモする

要点というのは、メインテーマやサブトピックのテーマ、要所で登場する固有名詞・日付・数字など、記憶にとどめにくい事実のことです。

メインテーマは導入部分で登場するということは前述しましたが、サブトピックは「本題」に当たる部分になり、話題が切り替わったときの冒頭に登場する傾向があります。”Let’s take a close look at〜”や”FInally〜”など、話題を変えるフレーズが登場したらすかさずメモの用意を。サブトピックのテーマが語られる可能性が高いでしょう。

リアクションは要注目

会話問題で登場人物が何かしらのリアクションをしたときは要チェックです。たとえば、“Ummm”や”Well…”など、何かしら意見や想いがありそうな態度を示したときは、ほぼ問題で取り上げられます。

「なぜこのとき、キャラクターはこういうリアクションをとったのか?」と問われることが多いので、微妙なリアクションを取った登場人物がどんな言葉を発するかに注目しましょう。出題される、登場人物の態度や考えを理解する鍵となるはずです。

語彙力やリーディング力アップに取り組む

ボキャブラリーとリーディング力はリスニング問題で点数を取る上で非常に大切です。

まず、ボキャブラリーが足りないとそもそも話題についていけません。メモを取ることも困難になるでしょう。語彙力を高めるためには、単語帳でひたすら新しい単語を頭に入れることがおすすめです。覚えれば覚えるほど、解けるリーディング問題が増えることに驚くことでしょう。インプットしたあとにアウトプットすると、記憶が定着しやすくなります。

一方、リスニング問題を解くために、リーディング力アップが必要といわれてもピンとこないかもしれません。実は、リーディングを鍛えると、英語の処理能力が格段に向上します。というのも、リーディングをするとき人は頭のなかで音読をするといわれています。リーディング中の頭の中はリスニング中と似た環境になっているのです。リーディングのスピードが上がれば、リスニングでも意味を即座に理解できるようになる、と覚えておきましょう。

問題を多く解いて自分の苦手を理解する

TOEFLに出題される問題は、ある程度パターンに分かれています。問題を多く解けば解くほどどんなパターンがあるか理解できるようになり、自分が苦手なパターンと得意なパターンがわかってくるでしょう。

苦手なパターンを見つけたら、重点的に似たような問題を繰り返し解いてみるのがおすすめです。自分の陥りがちが思考回路を発見するという利点があります。またTOEFLは、質問だけでなく答えのパターンも存在しています。すぐに答えを導くことができなくとも、「確実に間違っている」答えがどれか、消去法で対応する問題もたくさんあるので、とにかく問題の数をこなしてみてください。

イギリス英語のアクセントや表現を対策する

TOEFLのリスニングでは、イギリス英語のアクセントで出題されることもあります。イギリス英語とアメリカ英語の発音やアクセントが違うことを知っている人は多いでしょう。それぞれの英語のリスニングに慣れている人にとっては、英語が非常に聴きづらく感じることもあります。他にもイギリス英語系のオーストラリアやニュージーランドの英語での出題もあり得るとされています。

日本で出版されている多くの英会話テキストやリスニングテキストはアメリカ英語です。PodcastやWebで配信されている英語の動画なども、アメリカ英語のことが多いもの。しかしBBCなど、イギリス英語を聞けるニュース番組やラジオ番組なども存在するので、テスト前に耳を鳴らしておくのがおすすめです。

TOEFLでスコアアップを目指す!リスニング力アップに効果的なおすすめの勉強法は?

リスニング力アップをするためにできることはいくつもあります。大前提は、数多くの英語を聞いて、問題を解いて、リーディングを行うことを繰り返すことです。しかし、選ぶ教材や問題集、練習方法によって効果が変わってきます。

ここではリスニングアップに効果的な勉強方法を紹介しましょう。

短時間の練習を何度も行う

リスニングはじっくり机に座って長時間取り組むよりも、1回10分前後のトレーニングを、1日に何度も分けて行う方が効果的です。

普段、私たちは日本語でものごとを考えて、言葉を発信していますが、日々のなかで何度か英語の時間を作ることで、耳を英語に慣らすことができます。すぐに英語を理解するようになるのは難しいかもしれませんが、習慣化することで少なくとも英語に対する抵抗感がグッと減るでしょう。

通勤通学中に、ランニング中に、ストレッチをしながら、携帯を見る時間の代わりに、リスニングは「ながら」でできます。習慣化してリスニング力をアップしましょう。

単語・文法の知識を増やす

語彙力があることでリスニング問題を解くのが簡単になることを前述しましたが、文法の知識もあると非常に役立ちます。

ボキャブラリーが豊富だと、リスニング問題の途中で意味がわからなくなったりする場面が減ってきます。そして文法問題も同じく、出題されている問題の意味が明瞭になるでしょう。

また、TOEFLで使用される英語は、文法を強く意識した構成になっています。そのため、文法や書き言葉の訓練を重ねてきた日本人にとっては、TOEFLの英語は取りかかりやすいものといえます。多くの文法問題を解くだけでも文法の知識を増やすことができます。

スクリプトが付いた教材で勉強する

TOEFLのリスニング問題を攻略するには、話されている内容をできるだけすべて理解できるようになるのが鍵です。そのためにはスクリプトがついた教材を使って勉強をするのがおすすめ。

スクリプトを手にする利点としては、文字に起こすことで話されている内容が100%解析できることです。さらに、ディクテーションなど、音声をそのまま書き取るトレーニングをするときの答え合わせ用テキストとしても必須の教材になります。

おすすめの教材は以下の4つです。

スクリプト付教材(1)BBC Learning English

BBC Learning Englishは英語学習専門のBBCワールドによるサービスです。インターネットを通して、無料のリソースや活動を学生や教師、子どもたちに提供することを目的としています。ラジオ番組も制作しており、英語の勉強を兼ねながら日々のニュースを入手できるのが魅力です。

ニュースの他にも、文法やボキャブラリー、発音などの記事やフォーラムがあり、幅広く活用できます。

スクリプト付教材(2)NHK ニュースで英語術

NHK ニュースで英語術は、NHKが海外向けに放送している英語番組「NHK NEWSLINE」から抜粋したニュースを5分にまとめたラジオ番組です。

最新の時事英語表現を交えながら紹介、政治や国際情勢、ビジネスのトピックやアートの話題など、あらゆる話題を提供しています。スクリプトもウェブサイトで公開しており、耳と目での確認が同時に行えるのが魅力です。

内容も厳選され、文法も丁寧な番組ということでTOEFL対策に適したコンテンツといえるでしょう。

スクリプト付教材(3)VOA Learning English

VOA Learning Englishはリスニングを毎日行うために開発された英語学習アプリです。

アメリカの国営ラジオ局、Voice of Americaによって運営されているアプリで、限られたボキャブラリーと簡易な文法でニュースを読み上げてくれます。スマホがあればどこでもリスニングができ、コンテンツ内容が充実しているので英語の勉強だけでなく、情報収集源として使えるのが魅力です。

再生速度、自動繰り返しオプションもついていてリスニングの勉強に特化した使い方ができ、リスニングを勉強したい人に向いています。
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スクリプト付教材(4)TED

TEDは教育やビジネス、科学、芸術や技術分野のあらゆる分野の専門家らがスピーチを繰り広げる動画コンテンツです。

スローガンが「価値のあるアイデアを広める」というだけあって、人々の視野を広げるような内容を数多く配信してきました。2000人以上ものスピーチが存在し、どれも良質なものばかり。100言語以上の字幕があり、動画や音声をダウンロードしてオフラインで再生できるのも魅力です。

感動のトーク・楽しいトーク・驚愕的なトークなど、内容に分かれたプレイリストもあり、選ぶ楽しさもあるTEDを使えば、リスニングの勉強が楽しみになってくるでしょう。
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英語の語順のまま理解する練習をする

日本語と英語では、文章を構成するときの語順が違います。英語の語順のまま英語を理解すると、英語の理解するスピードを格段に上げることができます。

たとえば、下記の英語の文章を見てください。

Bob Dylan is one of the most known musicians in the world.

これを自然な日本語に訳すと、「ボブ・ディランは世界でも有名な音楽家の1人です」になります。しかし、英語の語順で訳すと「ボブ・ディランは、最も有名な1人、音楽家、世界で」です。後者の意味は日本語にするとめちゃくちゃですが、この語順で英語を理解するのに慣れるとTOEFLのリスニング問題も楽に解けるようになるでしょう。

発音力・スピーキング力アップに注力する

リスニングテストで点数を取るために、なぜ自分の発音とスピーキングの能力を向上しないといけないのか、不思議に思う人もいるかもしれません。しかし、発音とスピーキング力はリスニング能力とダイレクトにつながっています。

スピーキングは、声に出すことで、音の変化やつながりに気づくことができるようになります。イントネーションやアクセントを正確に再現しながら声に出して英語を発することが重要です。ひいては、英語を英語のまま理解する回路を身に付けることにもつながります。

1人で喋っているだけで不安な人は、オンライン英会話などを活用して誰かに聞いてもらうのも1つの手です。発音やイントネーションを直してもらったり、的確なアドバイスをもらえたりするのが利点です。

まとめ

リスニングで点数を得るための勉強法が見えてきたのではないでしょうか。リスニング向上には、自分の能力に合わせたテキストを使用して、繰り返し問題を解くのがベストです。

さらに、スピーキングと発音力を上げるのも非常に効果的。レアジョブ英会話では、発音力を強化する「発音ベーシックサウンド」と「日常英会話」の教材があります。「発音ベーシックサウンド」ではクリアな発音ができるようになり、基礎的な発音方法を習得できるのが魅力です。さらに「日常英会話」では語彙力や文法を強化しながらスピーキング力を向上させられます。

リスニングレベルの向上には日々の努力が大切です。コツコツと頑張っていきましょう。

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