英語のリーディング力アップのすべて!勉強法&コツを徹底解説!

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「英語を読む」ことが、英語のリーディング能力を向上するため必要なのは間違いありません。しかし、やみくもに読むよりも、自分のレベルにあった良質な英文を選ぶことがリーディング力アップの近道です。

この記事では、効率的にリーディング能力を向上させたい人におすすめの勉強法、そして本や教材、アプリなどを紹介します。「どのような文章が良いのか」「どうやって読むのが良いのか」を知って、自分に合う勉強法で、楽しくリーディング力を身につけましょう。

英語リーディングを勉強するときのポイント

リーディングの勉強をしているとき、何度も目で英文を追っているのに、内容が全く頭に入ってこないことはありませんか?あるいは、知らない単語の登場で、なかなか前に進めないこともあるかもしれません。

リーディングの勉強をするときは、自分にとって簡単な英文からはじめるのが着実に力を付けるコツです。まずは、リーディングを勉強するときのポイントをチェックしましょう。

英文をスラスラ読めるリーディング力を目指す

リーディング力を向上させるためには、まず「スラスラ読める」ことを目標にしましょう。読み返しをせず、単語も流れるように文頭から順を追って理解していくのが理想です。

ハードルが高い目標に聞こえますが、中学校1年生レベルの英文だとどうでしょうか?単純な英語であれば、きっとスラスラ読めるはずです。難しい文章から始めようとせず、ゆったりとした気持ちで、読める英文をたくさん読んでみましょう。何度も繰り返すうちに、スムーズに読むクセが付いてきます。

流暢に読むには英文を音声化できる必要がある

英語に慣れないうちは実際に英文音読しながら読み進めていきましょう。

スラスラと英語をリーディングできる人は、「頭の中で英語を音読している」といわれています。単語を見たら音に変換され、意味を捉える、という順番が瞬時にできているのです。英単語を見ただけですぐに意味を理解できるので、リーディングが速く、かつ正確になります。

しかし、初級者は単語を「文字の連なり」としてしか見られないため、音への変換ができません。そうすると先に進めなかったり、長い文字数の単語でつまずいてしまったりします。英文を読むのに苦労するという人は、まず単語を音にする習慣を身に付けて、リーディング力アップを目指しましょう。

日本語に訳さず英語をそのまま理解する

自分のレベルにあった英文を選んだら、日本語に訳さずに読み進める練習をしましょう。

英文を読むとき、1つひとつ日本語に訳して、膨大な時間をかけていませんか?ようやく次のセンテンスを読みはじめるときには、頭が日本語モードに戻っていて、次の英文を読むためには再度英語モードに切り替える必要があります。1文ずつモードを変えるのは、多大なエネルギーも時間も消費します。

英語をそのまま理解する練習では、簡単な英文から始めてみてください。徐々に難易度を上げていくうちに、リーディング力のアップを実感でき、英語学習が楽しく感じられるはずです。

英語リーディングの基本の勉強法3種

英語のリーディング能力を向上させるために必要な勉強法は3種類あります。

精読 難しい英文を丁寧にじっくり読む
多読 簡単な英文を数多く読む
音読 英文を声に出して読む

3つの勉強法をバランスよく行うことが、リーディング力アップのコツです。

【精読】文章を詳細まで丁寧に読み込む

精読とは、英語の文章を1文1文丁寧にじっくり読む勉強法です。

テスト勉強では、「わからない単語は飛ばして読むのが良い」とよくいわれますが、精読は知らない単語や慣用句と出会うことを目的としています。「わからない」を見つけることが大切なので、普段読む英文よりもやや難しい文章を選びましょう。

教材 やや難解な英文
読み方 難しい文章の構造を分析しながら読む
文章全体の意味を想定する
知らない単語 都度辞書で調べる
復習方法 自分が想定した内容と和訳を照らし合わせて誤りを修正する
知らない単語を覚える
コツ 読み進めるスピードを気にしない

【多読】できるだけ多く幅広い英文を読む

多読は文字通り、多くの文章を読む勉強法です。

リーディングが苦手な人は心理的な負担を感じるかもしれませんが、自分にとって簡単な文章を選ぶだけで構いません。できるだけ多くの英文を読んで、英語のまますばやく内容を理解するクセをつけることが目的です。内容がつまらなかったら途中でやめてもいいというくらい、ラフな気持ちで英文と接しましょう。

教材 簡単な英文
読み方 内容の大意を掴むことに努める
新しい文章を読む
知らない単語 読み飛ばす
復習方法 復習しない
コツ 気軽に、簡単に読めるものを選ぶ

【音読】声に出して文章を読む

音読は、英語を声に出して読む勉強法です。

精読と組み合わせてリーディングすると、より高い効果が期待できます。音読の目的は、単語のスペルと音を繋げるクセ付けや、単語への理解力を高めて英語のリズム・文章構造を体感することにあります。「頑張って勉強しているのに伸び悩んでいる」という人は、ぜひ何度も繰り返し音読してみてください。

教材 難しすぎず、簡単すぎない適度な難易度の英文
読み方 声に出して読む
文章全体の意味を想定しながら読む
知らない単語 読み方や発音を調べて、理解する
復習方法 自分が想定した内容と和訳を照らし合わせて、誤りを修正する
知らない単語や文節を覚える
コツ 同じ文章を、英語で理解できるまで繰り返し音読する

英語のリーディング力をアップさせる7つのコツ

英語のリーディング力アップに向けた勉強法は幅広く、行き詰ったり、苦手意識を持ったりすることもあるでしょう。そこで、リーディング力を磨くなかで活用できるコツを7つ紹介します。

コツを押さえた勉強をすることで、より難易度の高い文章が読めるようになったり、読むスピードが上がったりとレベルアップが期待できます。

文頭から読んで英語の語順に慣れる

英語と日本語が決定的に違うのは、ズバリ語順といえます。そのため、スラスラと英語を理解するためには、日本語とは違う、英語ならではの語順に慣れることが重要です。

Edward Hopper is one of the most famous American artists in the world. (エドワード・ホッパーは、世界で最も有名なアメリカの芸術家の1人です。)

上記の英文と日本語を見てください。一般的に見られるこのような日本語訳は、英語の単語が登場する順番で訳さず、日本語にしたときに自然に聞こえるように並べ替えています。

一方で、文章を英語の順番のまま日本語にすると、こうなります。

(エドワード・ホッパーは、最も有名な1人 アメリカの芸術家 世界で。)

非常に難解な日本語になってしまいました。しかし「英語で理解する」ということは、英語の語順で意味を理解するということです。途中で日本語に訳すことなく、英語の語順でそのまま英語を理解できるよう、頭を英語回路にする習慣を付けましょう。

パラグラフごとに主張を読み取る

英語におけるパラグラフとは、日本語における段落を指します。英文では、段落と段落の間に行が開けられていたり、段落始まりの単語の前にスペースが置かれていたりするので、パラグラフがどこにあるかは一目瞭然です。

英語のパラグラフの特徴は、それぞれに1つずつ著者の主義主張がまとめられている点です。なかでも、グラフの最初の1文で、最も主張したい内容が提示されるのが一般的。

ただし、文章の一番初めのパラグラフ(序文)では、文章全体の主張や結論がパラグラフの最後にある傾向があります。文章全体の主張をまとめた文は、Thesis Statement(主題文)と呼ばれます。Thesis Statementが見つかれば文章全体を理解しやすくなるので、丁寧に読み解きましょう。特に、長文読解問題では、非常に役立ちます。

知らない単語は調べず飛ばすor推測して読む

英語を読んでいるとき、知らない単語が気になって読み進めなくなってしまうことはありませんか?知らない単語をいちいち調べて読んでいては、大幅な時間のロスにつながってしまうので、精読のとき以外は読み飛ばすクセを付けましょう。

知らない単語を、文章の流れから推測するのも非常に効果的です。辞書で日本語訳を明確にするより、推測して理解することによって、単語のニュアンスや使い方がわかるようになります。ネイティブも同じように知らない単語を推測で覚えることが多く、「英語のまま」単語を理解する良いきっかけになるでしょう。

読み飛ばしたり、全く推測もできなかったりした単語は、文章をひと通り読んだあとに調べるようにしてください。

単語を調べるときは英英辞典で調べる

英文を読むことに少し自信がついてきた中級者以上の人なら、知らない単語を調べるときに英英辞典を使うのがおすすめです。

知らない単語を英和辞書で調べると、日本語訳と単語の意味が直結してスッキリしますが、あくまでも単語を「日本語で理解した」にすぎません。リーディングの最終目標は、英文を英語のまま理解すること。単語のニュアンスや使用方法なども英語で理解したいのです。

英英辞典の英語を読解する作業自体もリーディングになり、辞典にある英文は非常に良質なので、利用しない手はありません。

英単語・英文法の知識を増やす

リーディングだけに限らず、英単語や英文法の知識を増やすことは、英語力アップに欠かせません。

知らない単語は読み飛ばすことが、リーディング力の向上につながることはお伝えしました。しかし当然、読み飛ばすことが少ない方が文章の解像度が上がります。読み飛ばしなく英文が読めると、さらに英語を読むことが楽しくなることでしょう。

英単語の習得とあわせて、英文法もマスターしていると、難解な構造の英文を読めるようになります。ときに、ネイティブはあえて間違った文法を使って文章を表現することもあり、その手法に感動する、といった読書体験ができることも魅力です。

スラッシュリーディングを使う

スラッシュリーディングは、文章を文節ごとにスラッシュで区切って読み進める方法です。

こちらの例を見てください。

I like reading Raymond Carver because his writing is clear but artistic.

この文章にスラッシュを入れて、意味の塊ごとに区切ってみます。

I / like / reading Raymond Carver / because / his writing / is clear / but artistic.

こうすると、日本語に訳しやすくなります。

(私は / 好き / レイモンド・カーヴァーを読むこと / なぜなら / 彼の文章 / 明確 / しかし芸術的)

自然な日本語になっていませんが、意味が分かりやすくなったのではないでしょうか。スラッシュリーディングは難解だと感じる英文であればあるほど、意味を理解するのに役立ちます。慣れてきたら区切る塊を大きくして、細かく区切らなくても、スムーズに読めるように練習していきます。

媒体ごとの構造を理解する

小説・新聞・雑誌・メール・論文・テストなど、日本語と同様、媒体によって英語の構造が変わってきます。そのため、読もうとしている英文がどの媒体で書かれたものかを知ることも重要です。

たとえば、小説は作家の文章表現になるので、英文法をあえて間違って組み立てたり、辞書に載っていない造語を登場させたり、読解に想像力を必要とします。新聞だと、見出しがあり、リード文に続いて詳しい説明やエビデンスが並び、メールだと宛名・挨拶・用件・余談が続くのが一般的です。

媒体ごとの構造がわかることで、主張や大意がすぐに読み解けるようになり、リーディングの速度も上がります。文章の構造を意識して読んでみましょう。

英文を速く読むための2大テクニック

次に紹介するのは、できるだけ英語を速く読みたい人に向けた速読の方法です。英語での速読も日本語の速読と同様に、全文を読むのではなく必要な情報だけをさらって読みます。

英語の特徴である「1番伝えたい話は先に、説明をあとで行う」を念頭に置きながら、「スキミング」と「スキャンニング」というテクニックをみてみましょう。

スキミング

スキミング(skimming)は、「すくい取る」という意味です。要点だけをすくい取って読み進め、文章全体の大意を読み取るスキルで、日本語だと自然とできている人は多いのではないでしょうか?

英語は文章の頭に主張が書いてあるので、まずは最初の文を読んでみます。文章の方向性が見えたらその先は読まず、同じパラグラフの最終文を読みましょう。次以降のパラグラフでも同じように、最初と最後の文を読んで、おおよその大意をつかめば、文章全体の意味が見えてきます。

不安な場合は、序文のパラグラフだけはしっかり読んでおくと良いでしょう。

スキャンニング

スキャンニング(scanning)は、「素早く見渡す」という意味です。長い文章の中から特定の情報だけを抽出するスキルで、何か必要な情報を探し出すときに使えます。

スキャンニングでは必要としている情報が、何かを割り出すところから始め、問いに準じた単語や文章を探します。たとえば、長文読解のテストでは、質問にある単語を同じ単語を長文の中から探し出すことで、同内容の記載場所を見つけます。そのほか、Whoから質問が始まれば人の名前、Whenであれば時間に関するなど、特定の単語を見つけることで、必要な情報を得ることができます。

スキャンニングのスキルを身に付ければ、テストなど限られた時間で要点を見つけたい際に非常に役立つでしょう。

英語リーディングの勉強におすすめのアプリ5選

英語のリーディング力アップに多読が有効であるように、たくさんの英語に触れることは非常に重要です。しかし、仕事や家事で忙しく、なかなか英語に触れる時間が作れないという人も多いでしょう。

そこで、活用したいのは、リーディングに使える英語アプリです。

・ざっくり英語ニュース! StudyNow
・NHK WORLD-JAPAN
・English AudioBooks
・FLipboard
・Kindle

ここでは、勉強に特化したアプリからネイティブの人が利用するものまで、5つアプリの詳細を見ていきましょう。

ざっくり英語ニュース!StudyNow

英語を学ぶ人が、楽しみながら英語を学ぶ工夫が施されたアプリです。

1番の特徴は、国内・海外のニュースが短い英文で届くところ。ニュースの解説とネイティブスピーカーによる音声のほかに、英語そのものの解説が掲載されています。難しい単語や熟語は事前に意味をまとめてあるので辞書いらずなのも魅力です。

長文記事や初心者向けに書かれた英語ニュースも週1回配信され、リーディングを学ぶ初心者も使いやすいでしょう。
App Store
Google Play

NHK WORLD-JAPAN

日本とアジアの最新ニュースを届けるアプリです。TV・ラジオ・オンラインで世界に向けて発信されています。

24時間、AIによる字幕を追加することができ、6000以上ものの無料動画や音声コンテンツも楽しめる点が特徴。NHKが配信しているサービスだけあり、情報も上質です。緊急ニュースの際は通知も来るので、英語の勉強としてだけではなくニュースアプリとして使用できます。

全て英語で発信されているので、中級者向けといえるでしょう。
App Store
Google Play

English AudioBooks

世界中で人気のTED talksを聞きながら英語を学べるアプリです。おすすめの1000種類以上のコンテンツを楽しめます。

テキストを見ながら音声を再生し、今どの部分を話しているのかが、ひと目でわかるようになっているのが特徴です。聞き逃しても何を言っていたか振り返ることができるので、英語に自信がない人でも気楽に学習に臨めます。

英文を先に読んで、あとで音声で振り返ることもできるため、リーディングの勉強にもぴったりです。また、日本語の翻訳テキストも表示できるので、英語だけのコンテンツでは不安な初心者でも使いやすいでしょう。
App Store

Flipboard

世界中のコンテンツから、興味のある事柄に限定した情報を受け取ることができる、スマートニュースアプリです。

関心があるトピックの見識や、インスピレーションを効率よく入手することができ、有意義な情報収集ができるでしょう。ニュースだけでなく、ブログ・ツイート・動画などをまとめてくれるので、興味のある分野に対して、新しい考えや見方を提供してくれるのも魅力です。

全て英語で書かれていますが、自分の関心がある情報だけを集められるので、楽しくリーディングできるでしょう。初級〜中級者におすすめです。
App Store
Google Play

Kindle

Kindleアプリを使用することで、スマホやタブレットなどの端末で電子書籍を楽しめます。

洋書や雑誌など、あらゆる英語コンテンツを入手できるので、読みたいコンテンツをダウンロードすれば、スキマ時間でも英語に触れることができます。サブスクリプションもあり、月額定額で英会話本や参考書、英単語帳などさまざまな英語関連コンテンツが選択可能。

自分でコンテンツを選べることから、初級者から上級者まで広く活用できます。

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英語リーディングの勉強で活用できるWebサイト6選

幅広い文章を読むのに役立つのが、Webサイトです。英語以外の知見も広げられるのが活用のメリット。

・Time For Kids
・News In LevelsVOA Learning English
・THE WALL STREET JOURNAL
・British Council Learn English
・Science
・The Economist

ここでは、初級者向けのコンテンツからハイレベルな情報を扱ったものまで、おすすめの6サイトを紹介します。

Time For Kids

Time For Kidsは有名雑誌「TIME」の子ども版です。ネイティブの子どもたちに向けて作られたニュースが掲載されていて、日本で言うところの「子ども新聞」というとピンとくるでしょうか。

記事がそれぞれ、幼稚園〜1年生レベル・2年生レベル・3〜4年生レベル・5〜6年生レベルと、大きく4つのレベルに分けられているのが特徴です。それぞれのレベルに合わせたニュースが週1回配信されます。通常の新聞記事よりもシンプルでわかりやすくまとめられており、英語初心者でも無理なく読めるでしょう。
Time For Kids

News In LevelsVOA Learning English

英語を勉強中の生徒に向けたニュースサイトです。時事だけでなく、環境問題や社会問題、最新科学の情報などあらゆるニュースが掲載されています。

それぞれの記事には1〜3のレベルが割り当てられており、自分の英語力にあったレベルの記事を読めるのが魅力です。英語レベルをテストするページもあり、自分の英語レベルがどの程度か分かるのも嬉しいところ。レベルアップを目指して、リーディングするためのモチベーションにつながります。中級者以上はもちろん、初級者も安心して読める文章が多くあります。
News In LevelsVOA Learning English

THE WALL STREET JOURNAL

世界的なアメリカの日刊経済新聞「THE WALL STREET JOURNAL」のWeb版です。最新ニュースや政治情勢、国家情勢などあらゆる情報を網羅し、ときにアメリカの意見板として取り上げられることもあります。

ある程度のボキャブラリーと英文法能力がないと読めない記事が多いものの、読み続けることでリーディング力アップはもちろん、時事問題に精通することも可能。経済紙なので、ビジネスシーンで必要な英語や知識も習得できるでしょう。中級者以上におすすめのサイトです。
THE WALL STREET JOURNAL

British Council Learn English

ブリティッシュ・カウンシルは、IELTS試験の実施も行っている、イギリスの公的な国際文化交流機関です。そのブリティッシュ・カウンシルが提供するBritish Council Learn Englishは、大学生以上の大人に向けた英語学習者向けのサイトです。

先生が教えるオンラインクラスから、自習用のクラスや個人レッスン、IELTSの受験勉強用のクラスまであらゆるニーズに応えてくれます。文法やボキャブラリー、ビジネス英語のクラスなど苦手項目べつにレッスンや記事が立てられているのも魅力です。特に、イギリス英語を学びたい人や、中級者以上の英語学習者に向いています。
British Council Learn English

Science

最新の科学技術や、科学に関する情報が掲載されているサイトです。専門用語が登場し、英文が難解と感じるかもしれません。しかし、文章そのものが複雑なことはほとんどないので、ボキャブラリーを増やすために読むのもおすすめです。

科学の世界で何が起きていて、どんな議論が巻き起こっているのかを知ることができるため、ビジネスの場で役立つ話題もあるでしょう。専門分野の話題が中心になるので、上級者向けといえるでしょう。
Science

The Economist

イギリスの週刊新聞で、その名の通り経済界で起きているニュースを掲載しているメディア。経済の仕組みや世界各国の経済状況など、ある程度ベーシックな知識がないと理解できない記事が多いです。

専門用語が登場することも多く、理解していると思っていた単語が、今まで出会ったことのないような使われ方をすることもあり、英語への理解が深まるでしょう。リーディング能力に自信があり、かつ英語力を伸ばしたい上級者におすすめです。
The Economist

英語リーディングの勉強で役立つ参考書5選

英語をたくさん読むだけでなく、丁寧な解説があると効率よくリーディング力を向上させることができます。

・基本からわかる英語リーディング教本
・英文「超」精読――ほんとうの意味がわかる
・英語多読 すべての悩みは量が解決する!
・ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式
・英語リーディングの極意―10の原則で読み解く

ここでは初心者から上級者まで、リーディングをする上で押さえておきたい勉強法を伝授してくれるとっておきの5冊を紹介します。

基本からわかる英語リーディング教本

基本からわかる英語リーディング教本」はTOEICやTOEFL、英検、大学入試に備える人に向けて書かれたリーディング教本です。英語構文の読み方の基本を網羅して、初めて読む英文の構造を的確に認識する方法を伝授してくれます。

着実に英語を身につけることをコンセプトにしており、実践に役立つ英文法の使い方、長文の読み方を教えてくれます。一度読んで終わりではなく、徹底して英語を体に叩き込みたい人におすすめです。

おすすめレベル 初級~中級
著者 薬袋善郎
出版社 研究社
価格(税込み) 1,650円

英文「超」精読――ほんとうの意味がわかる

英文「超」精読――ほんとうの意味がわかる」は英語の構文が持つ意味を、生き生きとイメージしながら読解する習慣を後押しする1冊です。単語やフレーズなど、断片で英語を理解するのではなく、センテンスで理解して、豊かなコミュニケーションができることを目指します。

文章の構造を理解するための基本文法を徹底的に叩き込んで、英文を理解する精度とスピードを上げていきましょう。リーディングに自信のない初級者におすすめです。

おすすめレベル 初級〜中級
著者 冨岡英敬
出版社 テイエス企画
価格(税込み) 2,970円

英語多読 すべての悩みは量が解決する!

英語多読 すべての悩みは量が解決する!」は暗記も我慢もしない、ひたすらたくさん読む多読の実践方法を伝授する本です。誰でも簡単に英語を学べるコツを教えてくれ、絵本のレベルから始めて楽しく大量に吸収することを勧めています。

辞書を捨て、わからないところは飛ばし、自分に合わないと思ったら諦めると、潔いリーディングスキルを提唱し、実際に英語力が上がったという評判もあります。リーディングを苦手とする初心者におすすめ。

おすすめレベル 初級
著者 繁村一義(著)/酒井邦秀(監修)/NPO他言語多読(その他)
出版社 アルク
価格(税込み) 2,970円

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式」は従来の参考書と視点を変え、「どうしてそうなるか」を重点的に取り上げている問題演習書です。

英文の構造を丁寧に読み解き、簡潔に要点を説明しながら、応用文章に対応できるリーディング力を伸ばしてくれます。ポレポレとはスワヒリ語で「ゆっくり」という意味。のんびり、心のゆとりを持って英語を学んで欲しいという著者の想いの通り、じっくり英文と向き合って学んでいくスタイルが特徴です。英語を学び直したい人や、中級者以上の方におすすめ。

おすすめレベル 中級
著者 西きょうじ
出版社 代々木ライブラリー
価格(税込み) 833円

英語リーディングの極意―10の原則で読み解く

英語リーディングの極意-10の原則で読み解く」は実力をしっかり身につけたい英語中級者から上級者に向けて書かれた本です。本格的な読解参考書で、英検準1級〜1級レベルの問題を中心に長文を読むときの頭の使い方を詳しく解説しています。

著者の長年の指導実績から選び抜いた10の読解原則を駆使し、あらゆる英文に応用できる実践的なリーディング方法が身につくと評判です。より高い極みを目指したい人におすすめです。

おすすめレベル 中級~上級
著者 中西恵人
出版社 開拓社
価格(税込み) 1,980円

まとめ

英語の長文読解と聞くと、少ない時間で問題を解くストレスが真っ先に浮かんでしまうかもしれません。しかし、文章を読む行為はそもそも楽しいことのはず。問題を解くためのリーディングではなく、楽しむため、気晴らしのためのリーディングができるような工夫をして英文に慣れ親しんでみてはどうでしょうか。

インプットの向上を感じられたら、アウトプットも重要です。レアジョブ英会話を使ってリーディングで学んだ英語をアウトプットするだけで、英語の理解が深まり、総合的な英語力がアップするでしょう。

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